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接続詞【せつぞくし】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

接続詞
せつぞくし
conjunction
品詞の一つ。単語や文をほかの単語や句や文と結びつける働きをする単語。欧米の伝統的な文法では,等位節を結びつけるものを等位接続詞,従属節を導くものを従属接続詞と呼ぶ。英語を例にとると,前者は and,butなどであり,後者は as,though,ifなどである。日本語の文法では,上に述べた働きをする単語のなかで自立語を接続詞とし,「月は晴れても心は闇だ」の「ても」などの付属語接続助詞として扱う。意味のうえからは,「また」「および」など累加を表わすもの,「あるいは」のように選択を表わすもの,「だから」のように順接を示すもの,「しかし」のように逆接を示すものなどに分けられる。

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デジタル大辞泉

せつぞく‐し【接続詞】
品詞の一。自立語活用がなく、先行する語や文節・文を受けて後続する語や文節・文に言いつづけ、それらのものの関係を示すはたらきをもつ語。順接(だからしたがって)・逆接(しかしけれども)・累加(またおよび)・選択(あるいはもしくは)などの種類がある。

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世界大百科事典 第2版

せつぞくし【接続詞】

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大辞林 第三版

せつぞくし【接続詞】
品詞の一。活用のない自立語で、主語や修飾語にならず、独立語として単語と単語、また前後の文節や文を接続するはたらきをもつもの。接続詞は、ほとんどが他の品詞から転じたものであるが、意味の上からみると、並立(および・また)・添加(しかも・なお)・選択(または・それとも)・順接(したがって・だから)・逆接(しかし・けれども)などの種類がある。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

接続詞
せつぞくし
二つの統語体を意味的、統語的に関係づける要素。「接続」の概念はきわめて広い範囲を示しうるので、文法によって接続詞の定義はかなり食い違いをみせる。
 二つの互いに自立しうる統語体どうしの意味関係は、単なる並列では十分に示されないことがある。たとえば「彼がきた。私は出かけた。」は「彼がきた。ソレデ私は出かけた。」なのか、「彼がきた。デモ私は出かけた。」なのか決めにくい。片仮名の部分は両者の意味関係を明示するが、両者は統語的には独立している。一方、「彼がきたノデ私は出かけた。」「彼がきたガ私は出かけた。」は、全体が一つの単位をなす。以上の片仮名で示した要素が接続詞である(国文法では、後者の類を「接続助詞」とよぶことがある)。
 二つの統語体をA、B、接続詞をcで示すと、両者は(イ)〔A〕〔cB〕と、(ロ)〔(Ac)B〕という型の違いを示す。(ロ)に属する接続詞はかならず他の統語体に付属して、一つの単位(「彼がきたガ」)をつくるが、その単位だけでは自立できないという性質をもつ。この意味で、(ロ)に属するものは「従属接続詞」とよばれることがある。一方、(イ)に属する接続詞のつくる単位(「デモ私は出かけた」)は、他の統語体と対等に自立するから「等位接続詞」とよばれることがある。一般に従属接続詞によって接続されるのは「節」に限られるが、等位接続詞は文法機能の等しい任意の統語体を接続する(「犬ソシテ猫」)場合がある。[山田 進]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

せつぞく‐し【接続詞】
〘名〙 品詞の一つ。自立語で活用のない語のうち、後に述べられるべき事がらが、前に述べられた事がらに対して、どのような関係にあるかを示す語。副詞の一種とする説もあるが、普通の副詞が後の語を修飾するのに対し、これは前後を同格で結びつける点で異なる。もっぱら叙述と叙述とを結びつけるものとして順接(だから・したがって)・逆接(しかし・けれども)など、語と語とを結びつけるものとして累加(また・および)・選択(あるいは・もしくは)などが普通である。また、説話の発語になるもの(さるほどに・そもそも)も含まれる。〔和英語林集成(再版)(1872)〕
[補注]西洋文典の訳語を借用したもので、大槻磐里の『和蘭接続詞考』(一八二五)が用いられた最初といわれる。明治以降、日本の文典にも使われて一般化していくが、明治初年の文典では接続助詞など、助詞の一部を含めているものもある。

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