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【オユビ】

デジタル大辞泉

お‐ゆび【指】
ゆび。および。
「左の―にて強くとらへ」〈読・雨月・夢応の鯉魚
親ゆび。おおゆび。
「『…まづこれほどな大きさでおぢゃる』と言ひて―を見する」〈虎明狂・察化

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監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
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お‐よび【指】
ゆび。
「いとをかしげなる―にとらへて」〈・一五一〉

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し【指】[漢字項目]
[音](呉)(漢) [訓]ゆび さす
学習漢字]3年
〈シ〉
手足のゆび。「指圧指紋一指屈指十指食指弾指
ゆびさす。さし示す。「指揮指示指数指定指摘指導指標指名指令
〈ゆび〉「指先指輪親指薬指
〈さし(ざし)〉「指図(さしず)指物脇指(わきざし)
[名のり]むね

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ゆび【指】
手足の末端の5本に枝分かれした部分。もとは手のものを指(てゆび)、足のものを趾(あしゆび)として区別した。動物では4本以下のものもあり、前後肢で数の異なるものもある。および。
[下接語]後ろ指大指親指薬指小指高高(たかたか)指丈高指突き指中指名無し指人差し指紅差し指蝮(まむし)指三つ指

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世界大百科事典 第2版

ゆび【指 finger】
脊椎動物の四肢の末端にあって,ふつう5本以内の数に分かれ,またいくつかに分節した部分。かつては前肢(上肢)のゆびfingerを〈指〉,後肢(下肢)のゆびtoeを〈趾〉と書いたが,現在は指に統一されている。
[動物の指]
 四足動物の前肢は魚類の胸びれと,後肢は腹びれと相同のものであり,指の起源は古生代の高等硬骨魚であった化石総鰭(そうき)類にさかのぼる。総鰭類の有対(ゆうつい)びれ(胸びれと腹びれ)は,現存の総鰭類であるシーラカンスと同様に,中軸の骨格と筋肉をもちうろこに覆われた柄(え)の部分と,その先に伸びた木の葉状の部分からなっていた。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

および【指】
ゆび。 「 -の血して書きつけける/伊勢 24

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ゆび【指】
脊椎動物の四肢の端に数本に分かれた部分。ヒトでは手足の先にそれぞれ五本ずつある。古くは「および」。

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日本大百科全書(ニッポニカ)


ゆび
脊椎(せきつい)動物の四肢(しし)の末端で数本に分かれた部分をいい、ヒトでは左右の上肢、下肢にそれぞれ5本ずつあり、中手(足)指節関節から先の部分に相当する。指の骨を指骨とよび、各指は母指(ぼし)(親指(おやゆび))を除いて基節骨、中節骨、末節骨の3本から構成される。母指だけは中節骨がなく、基節骨と末節骨だけである。
 手の各指は橈骨(とうこつ)側(母指側)から順に第1指、第2指~第5指とよぶ。第1指は拇指(ぼし)とも書き、第2指は示指(しし)・人差し指・食指(しょくし)、第3指は中指(ちゅうし)(あるいは「なかゆび」)、第4指は環指(かんし)・無名指(むめいし)・薬指(くすりゆび)・紅(べに)さし指、第5指は小指(しょうし)(あるいは「こゆび」)などともよばれている。手の指の関節のうち、基節骨と中手骨(手のひらを構成する骨)との間(指の付け根に相当する)の関節は、母指の場合を除いて、球関節の構造をとり、自由な方向に運動できる。母指の場合は蝶番(ちょうつがい)関節で、屈伸運動のみである。このほかの各指節骨の間はすべて蝶番関節となるため、指は屈伸運動しかできない。指の大まかな屈伸運動は前腕の筋(きん)から出る長い腱(けん)によって行われるが、指の細かな屈伸運動や開閉運動、物をつかんだり、ねじるような運動は、手掌にある小さい筋群の協調的働きによって行われる。なお、母指と小指とを近づけるという、ヒトに特有の運動は、母指と小指の根元にある膨らみ(母指球と小指球)の中にある筋群によって行われる。
 足の指の骨の構成は、手の指の骨と同じであるが、運動性は、屈伸以外にはほとんどない。とくに足の小指は退化傾向が著しく、中節骨と末節骨とが骨性癒合していることもある。手および足の指の皮下組織は脂肪も少なく、神経や血管が豊富に分布しており、知覚もきわめて鋭敏である。指や爪(つめ)に炎症をおこしたとき、激痛に悩まされるのはこのためである。[嶋井和世]

動物の指

指は、魚類でひれの先端を支えていた骨格が陸上生活に適するように変化して生じたと考えられている。両生類におけるその出現以来、指は5本に分かれていて(五指性)、あらゆる脊椎動物において基本設計は共通である。しかし、2、3、4本のこともあり、現生のウマでは1本だけが発達している。指にある指骨の数は、哺乳(ほにゅう)類では母指が2個、他の指が3個であるが、爬虫(はちゅう)類や魚類には4~5個からなる指もある。爬虫類以上の動物には指の背側にその末端を保護する、さまざまな形のつめをもつものがある。指は動物の生活様式による変異がみられ、樹上生活を営むものでは手が発達し、指が長い。コウモリでは前肢の母指に鉤(かぎ)づめがあり、他の指は長く伸びてその間に飛膜が張っている。クジラやアシカの前肢は水かきが発達しているが、内部の骨格は五指性を保っている。[川島誠一郎]

民俗

各指には、それぞれの名称と使い分けがある。親指は、岩手県九戸(くのへ)郡あたりで「へびがしら」という。形がヘビの頭に似ているからであろう。悪い夢に襲われる人は、この指をかんで寝るとよいという。道で葬列や霊柩車(れいきゅうしゃ)にあうと、親指を中にして手を握り締めるという伝承は、いまも実行している人が少なくない。犬を怖がる人は、同様に手を握り締め、「戌亥子丑寅(いぬいねうしとら)」と三度唱えると、犬にほえられないというし、流行病の人を見舞いに行くときも、同じ呪法(じゅほう)によって感染が防げるというから、防衛呪術の一種であることがわかる。人差し指はその名のとおり人を指さす指である。衆人の前で1人を指名するとき、この指で当人を指さす。沖縄の婦人が手の甲から指先にかけて、矢のような模様のいれずみをしたのは、その指示の力を増大する手段であり、社会の統制も軍陣での進退も、いれずみを施した巫女(みこ)の指先の指示に従っていたのであろうという説がある。中指には、いちばん長いという特徴から、「高々指(たかたかゆび)」とか「高太郎」などの異名がある。
 薬指は、5本の指のなかでは日常はもっとも使われることの少ない指で、そのため汚れていないためか、粉薬をちょっとなめてみたり、塗り薬をつけたりするときに使う。この指を「紅さし指」とよぶ地域も広い。紅おしろいをつけて化粧することは、本来は変身を示すものであり、神がかり状態にあることを表示する手段でもあった。したがって紅をつける指にも神秘性が付きまとう。この指の名をあからさまによぶと、薬の効果が失われ、変身が順調に進まないと考えられ、名をよぶことが忌まれている。『和名抄(わみょうしょう)』では「ななしのおよび」と読ませており、いまでもこの指は無名指(むめいし)とよばれている。南島にはいまも異名が多い。奄美(あまみ)大島では名知らず、沖縄本島では名なし指・知らぬ指、与那国島(よなぐにじま)では涙指、波照間島(はてるまじま)では「いだしぐるさるびい(出し苦しい指)」などとよんでおり、これらの多くは忌みことばである。小指のことを秋田県鹿角(かづの)地方で「かんたらゆび」、青森県津軽地方で「かんこよび」という。酒の燗(かん)をみるとき、この指を酒の中に浸(つ)けて温度をみるからである。
 指が計数・計量に使われることはよく知られている。数をかぞえるときは指を折る。十進法は両手の指を数えることから出発し、十二進法はそれに両手を加えたものだという。親指と人差し指とを広げて、その間隔を長さの単位にしているし、指1本を伏せた幅を「伏せ」という。腕をいっぱい伸ばし、「前方の森から指3本左」などと、見えにくい目標を指示することもあるし、画家や写真家は親指と人差し指で枠をつくり、風景などのトリミングに利用することもある。
 指はまた、しぐさでなにかを表現するボデイランゲージbody languageに使われる。親指と人差し指で丸をつくると、お金またはOKを表し、人差し指の先を曲げると泥棒を表す。人差し指と中指でVサインを示せば勝利を示す。人差し指を口に当てると「静かに」の意、親指は男、小指は女を表す。また印(いん)をつくるとか結ぶとかいって、仏像の指で特定の形を示し、その形によって悟りや誓願の内容を表す。転じて真言密教(しんごんみっきょう)で僧が呪文(じゅもん)を唱えるとき、指で種々の形をつくることをいう。
 礼儀作法にも三つ指をつくなどのことがあり、人を指さすのは失礼にあたる。後ろ指をさされる、つまはじきなども、社交上の用語である。指に関する俗信は数多くあり、親指を隠すなども一例であるが、指の長さや指紋で占いをしたり、両手の指を組んだすきまから見ると化け物の正体が見えるとか、蛇を指さすと指先が腐るなどという。遊びでは、指笛、指相撲(ゆびずもう)、じゃんけん、指切りなどがある。[井之口章次]

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精選版 日本国語大辞典

いび【指】
〘名〙 「ゆび(指)」の変化した語。
ささめごと(1463‐64頃)下「月をさすにいひをのみ見るなどいひ」

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および【指】
〘名〙 ゆび。
伊勢物語(10C前)二四「そこなりける岩に、およびの血して書きつけける」

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させ【指】
〘名〙 田掻きの牛馬の鼻につけて誘導する竿。させぼう。鼻取竿。→させとり(指取)

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し【指】
〘名〙 ゆび。〔易経‐説卦〕

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ゆび【指】
〘名〙 人間の手・足の末端の、それぞれ五本に枝分かれしている部分。また、人間以外の動物の、それに相当あるいは類似する部分。および。
※書陵部本躬恒集(924頃)「すぐしてし年をいくらと数ふればゆびもいとなく老いにけるかな」
※太平記(14C後)一七「黒糸の鎧甲に、指(ユビ)のさきまで鏁りたる籠手」

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