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指示詞【しじし】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

指示詞
しじし
demonstrative
話者からの距離的関係を示す語で,一般に指示代名詞,指示形容詞,指示副詞の総称として用いられる。指示代名詞は,日本語のコレ,レ,アレ,ドレ,英語の this,thatなど。指示形容詞は日本語で多く連体詞として分類されるコノ,ソノ,アノ,ドノ,英語の this,thatなど。指示副詞は日本語のコウ,ソウ,アア,ドウなど。話者からの距離というのは,空間的なものばかりでなく,時間的なものや,心理的なものもある。フランス語の ceci (これ) ,ce livre-ci (この本) などに用いられて関係をはっきりさせる ciのようなものも一種の指示詞で,特に deictic particleと呼ばれる。 (→コソアド )  

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

しじ‐し【指示詞】
指示の機能をもつ語。代名詞の「これ」「それ」「あれ」「どれ」などのほかに、連体詞の「この」「その」「あの」「どの」や副詞の「こう」「そう」「ああ」「どう」の類。

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世界大百科事典 第2版

しじし【指示詞】

出典:株式会社平凡社
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精選版 日本国語大辞典

しじ‐し【指示詞】
〘名〙 代名詞のこと。同一の人物が「僕・君・彼」のように、また、同一の事物が「これ・それ・あれ」のように、特定の話し手との相対的関係に応じて、それぞれ異なった語をもって指示的に表わされる点からいう。〔高等国文法新講(品詞篇)(1937)〕
[補注](1)現代日本語の指示詞(指示語・指示代名詞)は、語頭にコを持つもの、ソを持つもの、アを持つものに分けられ、それぞれ整然とした体系をなす。疑問・不定語であるド(どれ、どこ、…)の系列とあわせてコソアドと称することもある。
(2)指示対象の意味範疇、および指示詞の文法的機能に対応して語尾の形式が分化する。ものや事柄を表わす「これ、それ、あれ、(どれ)」、場所を表わす「ここ、そこ、あそこ、(どこ)」、ものや人(卑称)を表わす「こいつ、そいつ、あいつ、(どいつ)」、方向を表わす「こちら、そちら、あちら、(どちら)」および「こっち、そっち、あっち、(どっち)」(以上、名詞的)、名詞を修飾して指定する「この、その、あの、(どの)」、名詞を修飾し、状態を表わす「こんな、そんな、あんな、(どんな)」(以上、連体詞・形容詞的)、動詞・形容詞を修飾し、様態を表わす「こう、そう、ああ、(どう)」(副詞的)など。
(3)用法は、目の前の物を指し示す現場指示と、それ以外の対象を指し示す文脈指示に大きく分けられる。現場指示では、コの系列は話し手の勢力範囲(主に話し手の手の届く範囲)の対象、ソの系列は聞き手の勢力範囲(主に聞き手の手の届く範囲)の対象および話し手・聞き手からやや離れた場所にある対象、アの系列はそれ以上離れた場所にある対象を指し示す場合が多い(ただしさまざまな物理的・心理的要因により、この範囲は伸縮する)。
(4)文脈指示では、ソが最も広範に用いられ、当該の指示詞より以前のテキスト中の要素を指し示す。アは、話し手が直接経験として知っている対象を指し示す。ただし聞き手が直接経験していない対象については、ソを用いて指示する場合が多い。コは、当該の指示詞より以前のテキスト中の要素のうち、話し手のみが直接経験として知っている対象を指し示し、説明を加える場合によく用いられる。

出典:精選版 日本国語大辞典
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