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手先【タナサキ】

デジタル大辞泉

た‐な‐さき【手先】
手のさき。ゆびさき。
鷹狩りで、鷹を止めておく左手のゆびさき。徒前(たださき)。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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て‐さき【手先】
手の先の部分。指先。「手先が器用だ」
手下となって使われる者。「盗賊の手先
江戸時代、捕吏手下となって働いた者。目明かし。おかっぴき。
雁股(かりまた)のやじりの先端。
兜(かぶと)の吹き返しの前のところ。
先頭の兵。先鋒(せんぽう)。
「五百余騎…、―をまくりて中を破(わ)らんとするに」〈太平記・二六〉

㋐扉の釣り元から最も遠い部分。
㋑2枚折りの唐戸釣り元から遠いほうの戸。
㋒土蔵の扉の幾重かになっている段。
斗栱(ときょう)で、壁面よりも前に突き出ている斗組みの列。その数によって一手先・二手先・三手先(みてさき)などという。

出典:小学館
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大辞林 第三版

たなさき【手先】
手のさき。指先。

出典:三省堂
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てさき【手先】
手の先。指先。また、手や指の使い方。 「 -がつめたい」 「 -が器用だ」
他人の意のままに使われる者。手下。 「悪者の-」
部隊の先頭。先鋒。 「 -をまくりて中を破らんとするに/太平記 26
江戸時代、町奉行配下の同心の下働きをした者のうち、無給の者。目明かし。
雁股かりまたの鏃やじりの先。
かぶとの吹き返しの前方の称。
〘建〙
扉の釣り元から最も遠い部分。
二枚畳みの唐戸の、枠に遠い方の戸。
土蔵の扉の召し合わせ部分につけられた段。
建築の斗組ますぐみで、壁面より前方へ突き出ている斗組み。組み方によって一手先ひとてさき(出組)・二手先・三先手みてさきなどと呼ぶ。

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精選版 日本国語大辞典

た‐な‐さき【手先】
〘名〙
① 手のさき。ゆびさき。
※二十五絃(1905)〈薄田泣菫〉天馳使の歌・なかだえ「かい拡げたる手先(タナサキ)の 後髪にも触るるやと」
※六条院宣旨集(12C前‐中)「はし鷹をわがたなさきに引き据ゑてとだちのかたをみよりなりけり」

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て‐さき【手先】
〘名〙
① 手のさき。指のさき。
※風姿花伝(1400‐02頃)二「袖の長き物を着て、手さきをも見すべからず」
※吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉七「割合に手先の器用ばかりで総身の筋肉が働かない」
② 先頭の兵。先鋒。
※太平記(14C後)二六「五百余騎、東西より相近(ちかづい)て、手崎(サキ)をまくりて中を破らんとするに」
③ 手下として追いつかわれるもの。
※雪中梅(1886)〈末広鉄腸〉下「名を松田肇と呼び〈略〉常に川岸の手先となりて奔走する」
④ おかっぴき。めあかし。探偵。
※法曹後鑑‐享和元年(1801)五月(古事類苑・法律四九)「盗賊火附改組之者に而、近頃手先と唱、目明同様之ものを専ら召仕」
雁股(かりまた)、兜(かぶと)の吹返し、空穂(うつぼ)などの武具類の先端をいう。
※平家(13C前)四「浄妙房が甲(かぶと)の手さきに手をおいて」
⑥ 建築の用語。
(イ) 扉の釣り元から最も遠い方。
(ロ) 二枚畳みの唐戸で枠に遠い方の戸。
(ハ) 土蔵の扉の縁に付けられた幾重かになっている段。
(ニ) 斗組(ますぐみ)で、壁と直角に外方に突き出している斗と肘木。その出る度合により二手先(ふたてさき)、三手先(みてさき)などという。〔匠明(1608‐10)〕
⑦ 帯の先端部の折り出しの部分。
※仮名草子・都風俗鑑(1681)三「帯の手先(テサキ)、はりさしのかたはしにも彼もんを付る也」

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