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手を拱く【テヲコマヌク】

デジタル大辞泉

手(て)を拱(こまぬ)・く
《「てをこまねく」とも》
両手の指を胸の前で組んで敬礼する。中国で行われたあいさつの方法。
腕組みをする。手をつかねる。「―・いて思いにふける」
何もしないで傍観している。手をつかねる。腕をこまぬく。「当局も―・いていたわけではない」
「要吉は―・いて女の泣き止むのを待っていた」〈森田草平煤煙
[補説]文化庁が発表した平成20年度「国語に関する世論調査」では、「手をこまねいて待っていた」を、本来の意味とされる「何もせずに傍観している」で使う人が40.1パーセント、本来の意味ではない「準備して待ち構える」で使う人が45.6パーセントという逆転した結果が出ている。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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大辞林 第三版

てをこまぬく【手を拱く】
〔「手をこまねく」とも〕
〔礼記 曲礼上〕 もと、中国の敬礼の一。両手の指を胸の前で組み合わせて挨拶する。
腕組みをする。
〔史記 秦始皇本紀賛〕 何もしないでいる。または、何もできないでいる。手をつかねる。 「 - ・いているばかりで、助けようともしない」

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

て【手】 を 拱(こまぬ・こまね)
① 両手の指を胸の前で組み合わせて敬礼する。中国で行なわれた挨拶の方法の一つ。
※小説精言(1743)一「那後生叉手(〈注〉テヲコマヌキ)不方寸」 〔礼記‐曲礼・上〕
② うで組みをする。〔日葡辞書(1603‐04)〕
③ (多く②の動作を伴って) 深く考えこむ。深く考えに沈む。
※読本・椿説弓張月(1807‐11)前「膝を組み、手を叉(コマヌ)き、忙然として居たりける」
④ 手だしをせずにいる。何もしないで見ている。手をつかねる。
仮名草子・智恵鑑(1660)二「いつれも手をこまぬき棹だちになりて」 〔史記‐始皇本紀賛〕

出典:精選版 日本国語大辞典
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