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戒名【かいみょう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

戒名
かいみょう
戒をけて仏門に帰依した者に与えられる法号。もとは法名とのみいわれた。のち浄土真宗などの無戒が出て,真宗の法名と受戒者の法号とを区別するために名と呼ぶようになった。現在では死後師僧から与えられる法号という意味に用いる。

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朝日新聞掲載「キーワード」

戒名
仏の弟子となった証しとして授けられる名前。宗派によって異なる場合もあるが、男性は「信士(しんじ)」「居士(こじ)」「院居士(いんこじ)」、女性は「信女(しんにょ)」「大姉(だいし)」「院大姉(いんだいし)」とランクが上がっていく。日本消費者協会の昨年の調査では、葬で戒名料や読経料として寺院に払った費用総額は全国平均で51万4千円。東北は61万6千円で、九州・沖縄の29万6千円の倍以上だった。
(2011-07-03 朝日新聞 朝刊 1社会)

出典:朝日新聞掲載「キーワード」

デジタル大辞泉

かい‐みょう〔‐ミヤウ〕【戒名】
仏門に帰依して受戒した出家在家に与えられた法名。授戒作法のない浄土真宗では、法名という。
死者につける法名。鬼号

出典:小学館
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葬儀辞典

戒名
本来は出家して仏の弟子になるとき、授けられる名。人は亡くなると仏の弟子になるとされ、納棺までに僧侶からつけてもらいます。浄土真宗では法名(ほうみょう)、日蓮宗では法号(ほうごう)といいます。戒名は故人の社会、宗派、寺院への貢献度などにより格付けされています。故人の遺志により、俗名で通してもかまいません。

出典:葬儀ベストネット
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世界大百科事典 第2版

かいみょう【戒名】
仏教で受戒によって与えられる宗教的な名称をいい,仏弟子たることを表す。僧侶の名も戒名であるが,一般には死後に与えられる名称が戒名と思われている。しかしこれも引導作法が受戒の形をとるので,戒名が与えられたのである。これが戒名というものの常識的な意味であるが,宗教的には人間としての人格を捨てて,仏となって永遠の仏格を得たことを表す。いわゆる成仏したしるしとして戒名で呼ぶのである。したがって戒名は,仏教とその成仏を表現できるような文字を選んで名付けられるものである。

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大辞林 第三版

かいみょう【戒名】
仏式で、死者に僧侶がつける名前。鬼号。 ⇔ 俗名
受戒によって与えられる、仏教徒としての名前。法名。 が原義

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日本大百科全書(ニッポニカ)

戒名
かいみょう
本来は戒を受けて仏門に入った者に与えられる名。得度(とくど)出家者の場合の諱(いみな)に相当する。法名(ほうみょう)、法号(ほうごう)、法諱(ほうき)などともよばれるが、もとは法名といわれていた。中世以後、得度した者が種々の道号をもつという慣習がおこったことや、また本来は戒名という名辞をもたない、無戒の宗風を標榜(ひょうぼう)する浄土真宗が現れるなどし、それらの道号や法名と区別する必要から戒名という呼び名が一般化された。仏道に入るに際しては、出家者に限らず、かならず受戒し法号を受けるが、この制はインドにはなく、中国、日本で行われるようになったものである。そして出家者は得度式に、在俗者は授戒会(じゅかいえ)または帰敬式(きぎょうしき)のときに戒名が授けられる。本来、戒名はこのように生前に授けられるものであったが、後世になると、死者に対して、葬儀を行う際に僧侶(そうりょ)がつける(安名(あんみょう))、いわば死後の名前という認識が通常となった。これは後代、生前になんら仏教に入信していない者も、死後は仏教帰依(きえ)者として扱い、形式的に授戒作法を行い、仏門に属する者と同様に葬儀を執行したことに由来する。戒名は一般に、男性の場合は法名の下に大居士(だいこじ)、居士、禅定門(ぜんじょうもん)、信男(しんなん)、信士(しんじ)、女性の場合は大姉(だいし)、禅定尼(に)、信尼(しんに)、信女(しんにょ)、子供には童子(どうじ)、禅童子(ぜんどうじ)、孩児(がいじ)、童女、孩女(がいにょ)などの位号をつけ、とくに高貴な身分の人には院、院殿(いんでん)、寺殿(じでん)などをつけた。院号の初出は足利尊氏(あしかがたかうじ)の等持院(とうじいん)とされる。浄土真宗の場合は、二字の法名に「釈(しゃく)」の一字を冠して死後の名とするなど各宗派にそれぞれの伝承がある。[石川力山]

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精選版 日本国語大辞典

かい‐みょう ‥ミャウ【戒名】
〘名〙
① 受戒によって与えられる名。法名。
※義経記(室町中か)七「もとより法師なれば、御辺達は戒名(カイミャウ)せずとも苦しかるまじ」
② 僧が死者につける法名。鬼号(きごう)。⇔俗名
松平記‐阿部家夢物語・天文四年(1535)乙未極月五日「過去清康様之御菩提之儀、御尋有。旁々へ彼御戒名を進ひろめ申也」
※浮世草子・万の文反古(1696)三「兄甚六良義先月廿九日相果候。すなはち改名(カイミャウ)春雪道泉と申候」
[語誌](1)①は、「平家‐一」に「(清盛は)存命の為にに出家入道す。法名は浄海とこそ名のられけれ」とあるように、おおむね「法名」と呼ばれていたようであるが、室町期には「戒名」も用いられるようになった。
(2)②は仏典にも外国にも存在しないと「和訓栞」などで指摘されているが、日本では中世後期には行なわれている。なお浄土真宗では受戒がないので、戒名ではなく、法名という。

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