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【ジョウ】

デジタル大辞泉

じょう〔ジヤウ〕【情】
物に感じて動く心の働き。感情。「憂国の」「好悪の」「知意」
他人に対する思いやりの気持ち。なさけ。人情。「の深い人」「にもろい」
まごころ。誠意。
意地。
特定の相手を恋い慕う気持ち。愛情。また、特定の相手に対する肉体的な欲望。情欲。「夫婦の」「を交わす」
事情。いきさつ。「を明かす」
おもむき。味わい。趣味。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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じょう【情】[漢字項目]
[音]ジョウ(ジャウ)(呉) セイ(漢) [訓]なさけ
学習漢字]5年
〈ジョウ〉
物事に感じて起こる心の動き。気持ち。「情熱情念感情苦情激情私情純情叙情心情表情
思いやり。なさけ。「温情厚情同情人情薄情非情友情
異性を慕う心。男女の愛。「情交情死情事情欲色情恋情
物事の実際のありさま。「情況情景情状情勢情報下情国情事情実情政情陳情敵情内情
そのものから感じられるおもむき。味わい。「情趣詩情余情旅情
〈セイ〉おもむき。「風情(ふぜい)
[名のり]さね・もと

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世界大百科事典 第2版

じょう【情 qíng】
中国思想の用語。狭義には感情,情欲のことで,七情(喜,怒,哀,懼(おそれ),愛,悪(にくしみ),欲)として類型化されるが,広義には静かな〈性〉(本性)が動いた状態をすべて情と呼ぶ。したがって四端(惻隠(あわれむ),羞悪(はじる),辞譲(ゆずる),是非)や思慮なども情の範疇(はんちゆう)に入る。情がさらに激しく動いた状態が〈欲〉とされたようである。宋の胡宏(五峯)は性,情,欲の関係を次のような比喩で表現している。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

じょう【情】
何かを見たり聞いたりして起きる心の動き。 「好悪の-」 「憐憫れんびんの-」 「 -が激する」
人が本来もっている性質。 「 -がこまやかな人」
他人を気の毒だと思う気持ち。思いやり。なさけ。 「 -にうたれる」 「 -において忍びない」
特定の異性を愛する心。恋情。 「 -が濃い」 「 -を交わす」
実際のようす。ありさま。 「 -を明かす」
。意地。頑固。 〔日葡〕

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

じょう ジャウ【情】
〘名〙
① 物事に感じて起こる心のはたらき。感情。きもち。
※霊異記(810‐824)中「情の(おろか)なること船を刻みしに同じく、文を編み造りては句を乱る」
※滑稽本・浮世風呂(1809‐13)前「現在親の別(わかれ)に、哀(かなしみ)の情(ゼウ)が見えぬ奴だから」 〔荀子‐正名〕
② 他人を思いやる心。なさけや、まごころ。情愛。
※源氏外伝(1673頃)春「本妻をあはれと思ひやる情うすく」
※多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前「其人と始めて持った所帯を崩すのは、情に於て忍びざるのが当然であらう」 〔晉書‐王衍伝〕
③ 男女間の愛情。情愛。恋情。
※海道記(1223頃)蒲原より木瀬川「仙女の別書永く和君の情を燋(こが)せり」 〔宋玉‐神女賦〕
④ 本能的な欲望。欲。〔礼記‐坊記〕
⑤ あじわい。趣味。風情。おもむき。
※俳諧・去来抄(1702‐04)先師評「行春丹波にゐまさば、本より此情うかぶまじ」 〔薛瑩‐晩同友人閑歩詩〕
⑥ 実際の様子。有様。状態。情況。
※太平記(14C後)一「訴訟の人出来の時、若し下(しも)の情(ジャウ)上に達せざる事もやあらんとて、記録所へ出御成て」
※米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉例言「都には工芸を覧じ、市に貿易の情を察し」 〔戦国策‐東周策・恵王〕
⑦ 本質。性質。
※史記抄(1477)二〇「さるほどに万物の情をよく究て」 〔孟子‐滕文公・上〕

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なさけ【情】
〘名〙
① 人間としての感情。人間みのある温かい心。人情。情愛。
※源氏(1001‐14頃)桐壺「人がらのあはれになさけありし御心を、うへの女房なども恋ひしのびあへり」
※正徹本徒然草(1331頃)五九「その時老いたる親、いとけなき子、君の恩、人のなさけ、捨てがたしとて捨てざらむや」
② 他にはたらきかける感情、あわれみ、思いやりなど。好意。親切。
※源氏(1001‐14頃)竹河「故との、なさけ少しおくれ、むらむらしさ過ぎ給へりける御本上にて」
※狐の裁判(1884)〈井上勤訳〉六「決して慈仁(ナサケ)を加へたまふな」
③ 情趣・風流を理解する洗練された心。みやびごころ。風流心。
※伊勢物語(10C前)一〇一「なさけある人にて、かめに花をさせり」
④ ふぜい。おもむき。情趣。趣味。
※有明の別(12C後)二「よしあるこだちのさま、なさけある所に、御目とどまりて」
⑤ 男女がひかれあう心。恋心。愛情。
※曾我物語(南北朝頃)六「かほどふかく思ふ中、思ひしらせず出なば、なさけの色もたえぬべし」
⑥ 恋愛。情事。好色事。
※正徹本徒然草(1331頃)一三七「男女のなさけも、ひとへに逢ひ見るをばいふ物か」

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