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【シ】

デジタル大辞泉

し【思】[漢字項目]
[音](呉)(漢) [訓]おもう
学習漢字]2年
こまごまと考える。おもいめぐらす。おもう。おもい。「思案思考思索思想思慕思慮意思客思秋思愁思熟思所思相思沈思不可思議
[名のり]こと
[難読]思惑(おもわく)

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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精選版 日本国語大辞典

おぼお・す おぼほす【思】
〘他サ四〙 ⇒おぼほす(思)

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おぼし【思】
〘名〙 (詞「おぼす(思)」の連用形の名詞化) お思いになること。おぼしめし。お心。お考え。
※栄花(1028‐92頃)見はてぬ夢「おぼしのままになり給ひぬるも、ことわりに見え給ふ」

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おぼ・す【思】
〘他サ四〙 (「おもほす」の変化した語) 「おもう(思)」の尊敬語
① (はたから見た、その人の様子を示す語が上に来て) そういう顔つきをなさる。
蜻蛉(974頃)上「なほいとくるしげにおぼしたりつれば、今もいとおぼつかなくなん」
② 物事を理解したり、感受したりするために心を働かせなさる。断定、推量、意志、回想など種々の心の働きをいう。お思いになる。お考えになる。お感じになる。
※竹取(9C末‐10C初)「何事思ひ給ふぞ。おぼすらん事何事ぞ」
③ ある対象に心をお向けになる。愛しなさる。大事になさる。
伊勢物語(10C前)六五「むかし、おほやけおぼしてつかう給ふ女の、色ゆるされたるありけり」
④ 多く、知覚的動作を表わす動詞の上に付けて、その動作主への尊敬の意を加える。「おぼしいらる」「おぼしうたがう」「おぼししる」「おぼしみだる」「おぼしわぶ」など。
[語誌]「おもふ(思)」に尊敬の助動詞「す」が付き、「おもはす」→「おもほす」→「おぼほす」→「おぼす」と転じて中古に成立。平安中期の女流文学盛行に伴って、使用頻度が高くなる。敬意の度合は、「思し召す」よりも低く、「思ひ給ふ」よりは高い。

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おぼほ・す【思】
〘他サ四〙 (「おもほす」の変化した語か。「おもう(思)」の尊敬語) お思いになる。おぼす。
※蜻蛉(974頃)下「むまぶねはたてたる所ありて、おぼほすなれば、給はらんにわづらはしかりなん」

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おぼほ・ゆ【思】
〘自ヤ下二〙 (「おもほゆ」の変化したものか) 思われる。おぼゆ。
※浜松中納言(11C中)二「人の御さまのなべてならぬ心ちし侍りつるに、おぼほえず、いとど心も物おぼえずおどろかれてこそ」

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おもい おもひ【思】
〘名〙 (動詞「おもう(思)」の連用形の名詞化)
① 物事を理解したり感受したりするときの心の働きをいう。
(イ) ある事について、こうだと考えること。また、その内容。思慮。所存。
※地蔵十輪経元慶七年点(883)九「説法の師を供養するときには、仏世尊のごとしといふ想(オモヒ)あり」
(ロ) こうなるだろうという予想や想像。また、こうだろうという推量。
※蜻蛉(974頃)中「かけてだに思ひやはせし山ふかくいりあひの鐘にねをそへんとは」
(ハ) 過ぎてきたことをふりかえって心に浮かべること。回想。追憶。
※蓬莱曲(1891)〈北村透谷〉一「今は早や、夢にも上らず、回想(オモヒ)も動かず」
(ニ) 物事から自然に受ける感じ。感慨。また、ある気持をいだかせるような体験。
※更級日記(1059頃)「花もみぢのおもひもみな忘れて悲しく」
※平家(13C前)三「諸人身の毛よだって、満座奇異の思をなす」
② ある対象に強く向けられる心の働きをいう。
(イ) こうしたいという願い。希望。また、こうしようという決意。「思いがかなう」
※万葉(8C後)一八・四〇九四「大君の 御門(みかど)の守り われをおきて 人はあらじと いやたて 於毛比(オモヒ)し増(まさ)る」
※俳諧・奥の細道(1693‐94頃)旅立「片雲の風にさそはれて、漂泊の思ひやまず」
(ロ) あれこれと心を悩ますこと。心配。物思い。また、嘆き悲しむ気持。
※万葉(8C後)一七・三九〇五「遊ぶ内の楽しき庭に梅柳折りかざしてば意毛比(オモヒ)なみかも」
(ハ) 恋しく慕わしく感じること。また、その気持。いとしい気持。思慕の情。和歌では「火」にかけて用いられることが多い。「思いをかける」「思いを寄せる」
※万葉(8C後)三・三七二「立ちて居て 念(おもひ)そ吾(あ)がする あはぬ子故に」
(ニ) 大切にすること。また、そういう気持の強いさま、人。多く名詞の下に付いて語素的に用いる。
源氏(1001‐14頃)桐壺「大方のやむごとなき御おもひにて」
※虞美人草(1907)〈夏目漱石〉七「然し兄思(オモ)ひだよ」
(ホ) にくらしい、うらめしいと強く感じること。また、その気持。うらみ。執念。「思いを晴らす」
※滑稽本・浮世床(1813‐23)初「そりゃア思(オモ)ひがかかるはずだ。おらア聞てもがうはらだ」
(ヘ) いやな、つらい気持になること。
※歌舞伎・龍三升高根雲霧(因果小僧)(1861)大切「日が暮れるとふるふので、燈火(あかり)の附くのが思(オモ)ひだよ」
③ (「物思い、嘆き」の意から) 喪(も)に服すること。また、その期間。
※古今(905‐914)哀傷・八四四・詞書「女のおやのおもひにて山寺に侍りけるを」

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おも・える おもへる【思】
〘自ア下一(ハ下一)〙 思うことができる。また、何となくそう感じられる。自然と思われる。
※隣の女(1893)〈尾崎紅葉〉一二「思はぬのでは無い、思(オモ)へないのである」
※桑の実(1913)〈鈴木三重吉〉一二「これから先の事をそれとなく自分に教へられでもするやうに思へて」

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おもお・す おもほす【思】
〘他サ四〙 ⇒おもほす(思)

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おもほし【思】
〘形シク〙 (動詞「おもふ(思)」の形容詞化) 心に思い望んでいるさま。願わしい。おもわしい。おぼしい。
※万葉(8C後)一七・三九六二「玉桙の 道をた遠み 間使も 遣るよしも無し 於母保之伎(オモホシキ) 言伝て遣らず 恋ふるにし 情(こころ)は燃えぬ」

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おもほ・す【思】
〘他サ四〙 (動詞「おもう(思)」に尊敬の助動詞「す」が付いて変化したもの)
① 「思う」の持っている種々の意を含んだ尊敬語。お思いになる。中古には、「おぼす」という形でも用いられる。
※続日本紀‐宝亀三年(772)三月二日・宣命「然れども思保須大御心坐すに依りて」
※源氏(1001‐14頃)夕顔「君うちゑみ給て、知らばやとおもほしたり」
② 動詞の上につけて、その動作主への尊敬の意を加える。
※源氏(1001‐14頃)浮舟「御けしきも変るを、うちにもいづくにもおもほしなげくに」

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おもほ・ゆ【思】
〘自ヤ下二〙 (動詞「おもう(思)」に上代の自発・受身の助動詞「ゆ」の付いてできた語) 思われる。思うの内容としては、感じる、考える、偲(しの)ぶ、慕う、願う、希望する、予測する、記憶するなどの意味が含まれる。遠く離れた物や事態を思うことが多い。
※書紀(720)斉明四年五月・歌謡「飛鳥川 みなぎらひつつ 行く水の 間(あひだ)もなくも 於母保喩屡(オモホユル)かも」
※万葉(8C後)五・八〇二「瓜(うり)(は)めば 子ども意母保由(オモホユ)
※石山寺本金剛般若経集験記平安初期点(850頃)「昼夜心を至して口に誦して輟めず、略ぼ記(オモホユ)
[語誌](1)上代は「おもほゆ」であったが、中古には「おぼゆ」の形でも用いられるようになる。ただし、中古初期には「おもほゆ」の使用例が主に和歌に認められるところから、「おぼゆ」に対して歌語「おもほゆ」という分化があったともみられる。しかし、「源氏物語」では、「おもほゆ」は和歌よりも地の文の方に多く用いられているので、この語を歌語と断定するわけにもいかない。
(2)中古後期には「おもほゆ」はまれにしか用いられなくなり、次第に古語として意識されるようになったものと思われる。中世以降は私家集に散見されるが、雅語として用いられたものであろう。

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おもわ・う おもはふ【思】
〘他ハ下二〙 (「おもいあう(思敢)」の変化したものか) いろいろと思いくらべて考える。思い及ぼす。
※万葉(8C後)二〇・四三八九「潮舟の舳(へ)越そ白波にはしくも負せ賜ほか於母波弊(オモハヘ)なくに」

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おもわおもはし【思】
〘形シク〙 ⇒おもわしい(思)

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おもわし・い おもはしい【思】
〘形口〙 おもはし 〘形シク〙 (動詞「おもう(思)」を形容詞化したもの)
① 心に何かを思っている状態である。→ものおもわしい
御伽草子・ちごいま(古典文庫所収)(室町末)「ほれぼれしく、物のみおもはしき身になりはてて」
② 好ましいと感じる。よいと考える。また、ある人をいとおしく感じる。
※兼盛集(990頃)詞書「いとおもはしかりける女に」
③ 想像される。推測される。
※星座(1922)〈有島武郎〉「道庁から退けて来た人、郵便局、裁判所を出た人、さう思はしい人々が弁当の包みを小脇に抱へて」
おもわし‐げ
〘形動〙
おもわし‐さ
〘名〙

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も・う もふ【思】
〘他ハ四〙 「おもう(思)」の変化した語。
※古事記(712)中・歌謡「い伐らむと 心は母閇(モヘ)ど」

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もお もほ【思】
〘動〙 ⇒もほ(思)

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もほ【思】
〘動〙 「もう(思)」の連体形「もう」にあたる上代東国方言。
※万葉(8C後)一四・三五五二「松が浦にさわゑ浦だち真人言思ほすなもろわが母抱(モホ)のすも」

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