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復活祭【ふっかつさい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

復活祭
ふっかつさい
Ostern; Easter
イエス・キリストの復活を祝うキリスト教最古,最大の祝日。春分のあとの満月に続く日曜日がこの祝日となり,3月 21日から4月 25日の間を年によって移動する。復活祭に先立つ 40日を四旬節,その最後の1週間を聖週間という。この間教会では,キリストの受難を記念する典礼が行われ,復活祭前夜からキリストの復活を祝う喜びに包まれ,カトリック教会では復活祭前夜の典礼が行われる。この典礼はろうそくの点火,行列,エクスルテットの歌唱,旧約および新約聖書からの朗読,説教,洗礼式,全信徒による洗礼の約束の更新,ミサから成り立っている。イースター,オステルンの語源は確かではないが,一般にアングロ・サクソン民族の春の女神オーストル Eostreに由来するとされ,ゲルマン民族の間では復活祭が古い異教の祭りに代ったことを示唆している。ラテン語のパスカはヘブライ語の「過越し」を意味する語に由来し,フランス語のパーク pâquesに受継がれている。

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デジタル大辞泉

ふっかつ‐さい〔フククワツ‐〕【復活祭】
イエス=キリストの復活を記念する祝日。教会暦中最重要の祝日の一つで、春分後最初の満月の次の日曜日に行われる。イースター。復活節 春》「雨粒小僧―の池にはね/静塔」

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デジタル大辞泉プラス

復活祭
キリスト教の祭日。イエス・キリストが死後3日目に復活したことを記念する。キリスト教最大の祭り。日取りは「春分の日を過ぎて最初の満月の次の日曜日」とされ、グレゴリオ暦を用いる西方教会とシリウス暦を用いる東方教会では日付が異なる。「イースター」ともいう。

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世界大百科事典 第2版

ふっかつさい【復活祭 Easter】
典礼暦年と移動祝祭日の中心をなすキリスト教の教会暦における最大の祭日。英語ではイースターといい,これは春の女神(元来は夜明けの女神)を意味するチュートン語に由来するといわれる。復活祭から聖霊降臨祭までの期間を復活節と呼ぶが,とくに復活徹夜祭をもって盛大に祝う。キリストの死と復活のできごとが,旧約の過越(すぎこし)の祭のときに起こったので,キリスト者にとってそのできごとは〈主の過越〉と呼ばれるようになり,これを記念する日はキリスト者の過越の祭として,その日取りもニサンの月(春分後)の14日(満月)過ぎの日曜日(イースター・サンデーEaster Sunday)に祝われるようになった。

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大辞林 第三版

ふっかつさい【復活祭】
キリスト教で、イエス-キリストの復活を記念する祝祭日。春分後の最初の満月のあとの日曜日に行われる。イースター。 [季] 春。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

復活祭
ふっかつさい
Easter
キリストの復活を記念し祝う日で、教会暦のなかでもっとも古い祝日である。現代ギリシア語では復活祭はパスカpaschaといわれ、この語はユダヤ人の過越祭(すぎこしのまつり)をさすヘブライ語からきている。聖書によれば、ちょうどこの時期にキリストの復活がおこったとされているので、その復活という新しい意味を込めて、この古い呼称がそのまま受け継がれたのである。ところが、イギリス、アメリカでは復活祭はイースターEaster、ドイツではオースターンOsternとよばれ、これらはゲルマン民族の光と春の女神エオスターEosterから派生しているとされる。つまり、ユダヤ教の過越祭がキリスト教時代に新しい意味を得て、キリストの死と復活とを記念する祭りになり、のちにキリスト教がゲルマン民族に伝えられると、異教の春分祭と融合して現在の復活祭となったのである。
 これが祭日としてキリスト教国で守られるようになったのは2世紀ごろからで、その日取りについては2世紀以降、多くの論争があった。東方教会ではユダヤ人の過越祭の日、すなわちニサンの月(太陽暦の3、4月)の14日(満月の夜)とされた。西方教会ではキリストの復活した日曜日を重視して、過越祭のころの日曜日、すなわち春分後の満月の次にくる日曜日に祝われた。325年の第1回ニカイア公会議で復活祭は日曜日に行うことが決定された。イースターに美しく彩色された卵を贈り物とする風習はかなり古くから各国で行われていたようである。[野口 誠]

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精選版 日本国語大辞典

ふっかつ‐さい フククヮツ‥【復活祭】
〘名〙 キリスト教で、キリストの復活を記念する祝祭日。春分後の最初の満月のあとの日曜日がその日に当たる。復活日。イースター。《・春》
※それから(1909)〈夏目漱石〉二「代助は面白さうに、〈略〉ニコライの復活祭(フククヮツサイ)の話をした」

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