Rakuten infoseek

辞書

Infoseek辞書サービス終了のお知らせ

従容録【しょうようろく】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

従容録
しょうようろく
Cong-rong-lu
中国,金末から元初の曹洞宗万松行秀。6巻。晩年,従容庵で天童山宏智正覚禅師の『頌古百則』に評唱を加えて著わしたもの。正しくは『万松老人評唱天童覚和尚頌古従容庵録』といい,『碧巌録』と並ぶ重要な書である。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

しょうようろく【従容録】
中国代の禅書。6巻。万松行秀(ばんしょうぎょうしゅう)が、宏智正覚(わんししょうがく)の「宏智頌古(じゅこ)百則」に評唱などを加えたもの。特に曹洞宗で重んじられる。万松老人評唱天童覚和尚頌古従容庵録。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

しょうようろく【従容録 Cōng róng lù】
中国,元代の禅文献の一つ。3巻。詳しくは《万松老人評唱天童覚和尚従容庵録》といい,宋の宏智正覚の頌古百則を,万松行秀が燕京(北京)の従容庵で講義したもの。円悟が雪竇(せつちよう)の頌古百則を提唱し,垂示著語,評唱を加えて,《碧巌録》としたのにならう。はじめに,万松老人が門下の湛然居士移剌楚才に与える書と,居士が西域のカラコルムで記すがある。万松の同種の提唱記録である,《空谷集》《虚堂集》《請益録》と合わせ,四家評唱録とよぶ。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

従容録
しょうようろく

中国、元(げん)代の仏書。6巻。曹洞宗(そうとうしゅう)の万松行秀(ばんしょうぎょうしゅう)が、宏智正覚(わんししょうがく)(1090―1157)の『宏智頌古(わんしじゅこ)百則』を自在に評釈した公案集。『碧巌録(へきがんろく)』とともに禅門の双璧(そうへき)をなすという。万松の弟子で、元朝の重臣耶律楚材(やりつそざい)(1190―1244)が、7年間に9回にわたって懇請した結果成立したもので、1224年(元太祖19)楚材が西域(せいいき)阿里馬(ありま)城にて序を寄せている。中国曹洞宗の思想を考えるうえで重要な書であるが、現存のものでは、1607年(万暦35)に校勘出版されたものを最古とし、以後の刊本はこの書を底本とする。江戸時代の天桂伝尊(てんけいでんそん)(1648―1735)による注釈が多く存在するが、万松行秀の書の評釈よりも、『宏智頌古百則』を中心とした注釈となっている。『従容録』が本格的に講じられるのは明治以後で、多くの講義本が成立している。

[永井政之]

『高田道見著『従容録講話』全2冊(1905・仏教館)』『山田孝道著『従容録講義』全2冊(1917・光融館)』『秋野孝道著『従容録講話』全2冊(1922・丙午出版社)』『加藤咄堂著『従容録講話』全6冊(1940・平凡社)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

しょうようろく【従容録】
中国、元代の禅書。詳しくは「万松老人評唱天童覚和尚頌古従容庵録」。宋代曹洞宗の僧、万松行秀が宏智(わんし)正覚の「頌古(じゅこ)百則」(宏智頌古、古則公案の中から一〇〇を選び、これに頌古をつけてその精神をうたったもの)に、示衆・著語(じゃくご)・評唱を加えたもの。六巻。「碧巖録」とともに禅門の宝典といわれ、特に曹洞宗で重んじられる。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

従容録」の用語解説はコトバンクが提供しています。

従容録の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.