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強化ガラス【きょうかガラス】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

強化ガラス
きょうかガラス
tempered glass
ガラス表面圧縮応力を付加することにより機械的・熱的強度を高めたガラス。機械強度 (風圧,水圧,衝撃力) や熱的衝撃に対して,普通ガラスと比較して3~5倍の能力をもつ。強化処理法としては,ガラスを軟化点温度まで加熱後,表面から急冷する物理強化法 (風冷,液冷) のほか,化学強化法 (イオン交換法,表面結晶化法) ,積層強化法などがある。強化ガラスのほとんどは物理強化法により製造されており,また破壊した場合に危険性の低い粒状破片に粉砕されるため,安全ガラスとしても高い評価を受けている。ガラスドア,窓ガラスなど建築用や自動車用など,幅広い分野で利用されている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

きょうか‐ガラス〔キヤウクワ‐〕【強化ガラス】
板ガラスを軟化点近くまで熱し、急冷して焼き入れを行い、表面や内部にひずみ層をつくることによって、耐衝撃性などを強度にしたガラス。割れると豆粒状に砕ける。自動車のブラウン管などに利用。

出典:小学館
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リフォーム用語集

強化ガラス
ガラスを高温で加熱した後、表面に空気を吹き付け、急冷し、表面に圧縮層をもたせたガラス。強度が高く、耐熱性も優れており、万一破損した場合でも破片が鈍角の細かい粒状になるため、一般ガラスに比べて安全性は高い。

出典:リフォーム ホームプロ
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世界大百科事典 第2版

きょうかガラス【強化ガラス tempered glass】
板ガラスに熱的あるいは化学的処理をほどこし,表面に圧縮応力層を作ったものをいう。ガラスの破壊は,その表面に存在する〈グリフィスのきずGriffith flaw〉と呼ばれる微細なきずが引張応力によって成長していくことによって起こる。したがって,表面層に圧縮応力層を作っておけば,ガラスがある程度の応力下におかれても,表面応力は圧縮状態に保たれ,破壊に至らない。熱的に圧縮応力層を作る方法は,風冷強化あるいは物理強化と呼ばれ,ガラスを軟化温度近くに加熱しておき,両面に空気ジェットを吹き付けることによって行う。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

きょうかガラス【強化ガラス】
板ガラスを軟化点(摂氏500~600度)近くまで加熱したあと、空気を吹きつけて急冷し、表面に圧縮力を生じさせたガラス。普通ガラスに比べて五倍くらいの強度があり、破損した場合は全体が丸みを帯びた小さな粒つぶになる。

出典:三省堂
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家とインテリアの用語がわかる辞典

きょうかガラス【強化ガラス】
安全性を高めた機能ガラス。焼き入れや表面処理などによって、曲げや衝撃に対する強度をふつうの板ガラスの3~5倍にしたもの。破損しても破片は粒状になり、けがなどの危険が少ない。建築物や車両の窓のほか、コップや眼鏡などにも用いる。

出典:講談社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

強化ガラス
きょうかがらす
tempered glass
焼入れや表面処理などの方法で板ガラスやコップなどの強度を数倍に増大したガラス。ガラスの理論強度は1平方センチメートル当り20万キログラム程度と考えられるが、現実にはその数百分の1の強度しかないのは、手や布などのほかの物質に軽く触れただけで表面にマイクロメートル(1000分の1ミリメートル)程度の傷が無数にできるためである。焼入れ(物理強化)やイオン交換(化学強化)は、ガラスの表面層に傷口を閉じようとする圧縮応力層をつくる強化法である。前者は薄いガラスには不向きであり、後者はアルカリを含まないガラスには不向きである。このほか表面の摩擦を減らして傷の発生を抑える表面処理法もあるが永続性がない。自動車・建築物の窓ガラスやコップの一部には物理強化ガラスが、携帯用ディスプレー、時計、磁気ディスク、瓶などの一部には化学強化ガラスが使われている。[境野照雄・伊藤節郎]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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