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引け巣【ひけす】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

引け巣
ひけす
shrinkage cavity
鋳造金属内部に残る気泡。溶融金属は一般に気体の吸収が多く,凝固の際にそれを吐き出し,また金属自体も凝固時に収縮する。そのため,鋳型に注入された金属材料は,低温の鋳型に接触する外面は早く凝固するが内部の凝固は遅れるので,内方はガス放出と凝固収縮とが同時に起り,大きなくぼみ (空洞) をつくる。それが引け巣である。これを防ぐには,予想される引け巣分の高さだけ余分に鋳造品上部に頭をつけておけばよい。これを押し湯といい,鋳造後切落す。

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世界大百科事典 第2版

ひけす【引け巣】

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化学辞典 第2版

引け巣
ヒケス
shrinkage cavity, shrinkage porosity

収縮孔ともいう.鋳物や鋳塊の製造において生じる凝固収縮欠陥孔.ほとんどの金属および合金は,液体から固体への変態,すなわち凝固において体積収縮する.その収縮量は,スズ約2.8%,鉛3.4%,亜鉛6.5%,アルミニウム6.3%,銅4.1%,鉄4.4% である.溶融金属からの固体の生成に伴って起こる収縮部所に残留している液体が補給されないと,そこは空げきとして固体内部に存在したままとなる.この引け巣には,溶融金属中に吸収されていたガスが凝固時に放出されて生ずるガス気泡も集まりやすい.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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