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建具【たてぐ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

建具
たてぐ
窓,出入口,間仕切りなどに取付ける障子などの総称。窓,出入口などの外気に面するものは,風,雨,熱,音などを遮断する性能が必要で,窓に用いるものは採光のためにガラス入りのものが多い。間仕切りや部屋と廊下の間に用いるものは,音の遮断を要求される場合がある。建具の開閉方法には,横引き,縦引き (上げ下げ窓など) ,横開き (片開きと両開きがある) ,縦開き (回転,突出しなど) のほか,間仕切りには折りたたみ式 (アコーディオンドアなど) がある。建具の材料には,木材のほか,鉄,アルミニウム,プラスチックが用いられ,特に鉄やアルミニウム製のものは建具と枠を一緒にして,いわゆる金属サッシとして標準化された寸法のものが市販されている。

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デジタル大辞泉

たて‐ぐ【建具】
戸・障子・襖(ふすま)など、建物外部、また建物の内部を仕切るためにもうけた開閉できるもの。

出典:小学館
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リフォーム用語集

建具
建築物の開口部に設けられる開閉機能を持つ間仕切りの事。主に、壁の開口部に取り付けられて扉や窓として用いられる事が多い。用途は、出入口、通風口、採光、遮音、防犯など様々で、それぞれ色々なタイプのものが用いられている。

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世界大百科事典 第2版

たてぐ【建具】
扉のように,開口部に取り付けて,使用者の意志によって出入りするものに対し開閉できる機能をもつものの総称。出入りするものには,人,物,雨,空気,光,視線,熱,音などがある。これらの出入りを,ある場合には開口部のように自由に許し,ある場合には壁などのように仕切るという,相反する二つの機能を解決するためのものである。したがって,歴史的には,戸,障子,ふすま,ついたて,屛風のように,動かせる壁として,その二つの機能の解決をはかる機構のものが多い。

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大辞林 第三版

たてぐ【建具】
部屋の仕切りや外部との仕切りに用いる、開け閉めすることのできる可動性の障子・襖・窓・戸などの総称。

出典:三省堂
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家とインテリアの用語がわかる辞典

たてぐ【建具】
建物や部屋の開口部に取り付けて開閉する、戸・障子・襖(ふすま)などの総称。

出典:講談社
(C)Kodansha 2011.
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日本大百科全書(ニッポニカ)

建具
たてぐ
戸・障子など部屋をくぎるためあるいは開口部を開閉するために設けるもの。
 日本では弥生(やよい)時代の遺跡から発見されている一枚板でできた開き戸が、建具として発見されているもっとも古いものであろう。古墳時代になると、内開きの開き戸をつけていた軸受を残している埴輪屋(はにわや)が美園遺跡から発見されているほかに、佐味田宝塚古墳出土の家屋文鏡に描かれた竪穴(たてあな)住居や、東大寺山古墳出土の剣の柄(つか)につけられた竪穴住居形の飾りに、突き上げる形式の建具がみられる。飛鳥(あすか)時代・奈良時代には、住宅、寺院、神社いずれも開き戸が使われていた。法隆寺金堂では、弥生時代同様に一枚板から軸を削り出した外開きの戸がみられ、この時代まで一枚板から削り出したものが広く使われていたと考えられる。続く奈良時代以降、扉の構造に変化がみられ、唐招提寺(とうしょうだいじ)金堂では幅の狭い板を寄せ裏に横桟のある内開きの戸が使われ、また、横桟の両面から縦板を打ち、上下に端喰をつけた開き戸や竪板を端喰で留めた開き戸も、奈良時代から平安時代にかけて広く使われている。平安時代には開き戸のほかに、上部を吊(つ)り元として内または外へ吊り上げる蔀戸(しとみど)が使われている。蔀戸は板の表に格子を打ち内側は絵などで飾ることが多い。
 平安時代の中ごろ以降、建具としての障子や格子のように敷居と鴨居(かもい)を用いた引き戸が使われるようになる。障子には構造や表面に貼(は)る材料によって衾(ふすま)障子、唐紙(からかみ)障子、明(あかり)障子などの種類があった。鎌倉時代には新たに大陸から伝えられた建築様式である唐様(からよう)や天竺様(てんじくよう)とともに桟唐戸(さんからど)が伝来した。開き戸として使われた桟唐戸は、枠を組んだ中に板をはめた構造で、平安時代までの板扉に比べて軽量であった。平安時代までは、板扉は構造材である長押(なげし)に取り付けられていたが、桟唐戸の場合には藁座(わらざ)とよばれる軸受を貫(ぬき)に打ち付けている。この桟唐戸はおもに寺院建築に使われている。平安時代の末から、外回りの建具として、柱間(はしらま)ごとに表に横桟のある板戸である遣戸(やりど)(舞良戸(まいらど)ともいう)二枚を引き違いに用い、明障子一枚と組み合わせた三枚引きが広く用いられている。そのほかに比較的薄い杉板に框(かまち)をつけた杉戸が、主として入側の区画に使われるようになった。室町時代ころには、明障子に腰板のついた腰障子や、下半分が遣戸となり上の障子の縦桟の間隔が狭くなった腰高障子などが現れた。
 表面に土を塗り漆食(しっくい)で仕上げた引き戸や開き戸が防火の目的で土蔵・城および土蔵造の町家で使われている。
 普段あまり使わない建物を保護するために、雨戸とよばれた板戸が桃山時代ころから使われている。この雨戸は、茶室のような小さな建物では軒にかけ、大きな建物では軒下に仮設した柱の間にはめ込んだり引き違いに立てたりしている。江戸時代に入ると、二条城の二の丸大広間の南および西面にみられるような、戸袋に収納され一筋の敷居、鴨居を用いる引き通しの雨戸が使われるようになる。町家の表の場合には、雨戸は一間おきに立てられた柱の間に横に落とし込まれ、上に引き上げられて鴨居の上に収納されるのが普通である。そのほか、近世には、窓の内にかける障子や、けんどんの構造をもった障子やふすまも使われ、さらに、いつごろから使われるようになったかわからないが、便所の扉などに小さな肘壺(ひじつぼ)を用いた開き戸も使われている。
 日本以外の地域では、開き戸が主流であるが、比較的新しく上げ下げ窓や回転窓が使われるようになっている。引き戸はほとんど使われず、あってもほとんどが上で吊る構造である。
 近代になると、金属を使ってさまざまな形式の建具が考案された。戸の動きから大きく分類すると、平行に移動する形式と回転する形式に分けられ、その組合せもみられる。平行移動形式には日本の障子・ガラス戸などと上げ下げ窓などがあり、回転形式は欧米式のドアや窓がおもなものである。組合せには、滑り出し窓、アコーディオンドアなどがある。そのほかシャッターのように上に巻き上げる形式もある。また、さまざまな目的から気密性をもたせたもの、遮音が要求されるものもつくられている。[平井 聖]

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