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【にわ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典


にわ
庭園」のページをご覧ください

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デジタル大辞泉

てい【庭】[漢字項目]
[音]テイ(漢) [訓]にわ
学習漢字]3年
〈テイ〉
にわ。「庭園庭前径庭校庭石庭
家族の中。「庭訓(ていきん)家庭
宮廷。禁中。「掖庭(えきてい)禁庭
〈にわ〉「庭石庭先裏庭中庭箱庭
[名のり]なお・ば

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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にわ〔には〕【庭】
屋敷内で、ある広さをもって空けてある地面。草木を植えたり、泉水や築山を設けたりする。「の手入れ」「を造る」「をいじる」
物事の行われる場所。神事・行事などの行われる場所。「学びの」「いくさの」「祭りの
家の中の土間。
波の平らな海面。
「武庫(むこ)の海の―良くあらしいざりする海人の釣舟波の上ゆ見ゆ」〈・三六〇九〉
[下接語]石庭内庭裏庭奥庭教えの庭苔(こけ)庭小庭裁きの庭戦いの庭造り庭坪庭中庭箱庭平庭広庭学びの庭・露地庭

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世界大百科事典 第2版

にわ【庭】
人が何かを行うための広い場所。広場。狩庭(かりば∥かりにわ),網庭,稲庭,草庭,塩庭など,狩猟,漁労稲作,草刈り,製塩などを行う場所,軍庭(いくさば),市庭(いちば),売庭(うりば),乞庭(こつば),舞庭(まいば),さらに〈祭りの庭〉や〈講の庭〉のように戦闘,交易,芸能,仏神事の行われる場所は,みな庭であった。自然のある部分を庭にする場合,後年のことであるが,関料(せきりよう)の一種〈庭銭(にわせん)〉が初穂であったことからみて,人はあるいは初穂をささげ,また狩りや市の祭文(さいもん)にみられるように,神事を行ったのである。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

にわ【庭】
敷地の中に設けた空間。木や草花を植え、池泉を造ったりして生活に広がりや情趣を添える。庭園。 「 -が広い」 「 -で遊ぶ」
何か事が行われる所。かつては神事・公事の行われる場所、なりわいのための狩猟・漁猟・農作業などをする場所を広くさした。 「学びの-」 「裁きの-」 「すなわち霊畤まつりのにわを鳥見の山の中に立てて/日本書紀 神武訓」 「武庫の海の-良くあらし漁いさりする/万葉集 3609
家の入り口、台所などの屋内にある土間。各地の方言としてものこる。 「そろばん追取-へくわらりと投げ捨たり/浄瑠璃・天の網島
家庭。 「 -の訓おしえ」
広い海面。 「いざ子どもあへて漕ぎ出む-も静けし/万葉集 388

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)


にわ
古くは家屋の前後にある空地、転じて祭祀(さいし)の行われる場をさした。いまでは築山(つきやま)泉水ないしは植え込みを設けて観賞の目的とする空間の呼称となっている。
 農家では、入口の土間の部分をニワという。ドマあるいはウスニワ、ドジ、トオリなどとよぶこともある。唐臼(からうす)を設置し、穀物の調製をしたり、藁(わら)打ち石をその一隅に埋めて、工作用の藁を打って藁工品の製作をしたりする一種の作業場でもある。居住部分からの延長として、一部を板張りとし、炊事場や食事場、ないしは養蚕期の桑葉の整理場とする。イタニワとよぶこともあり、いろりを装置することもある。かまどを置いて床上から焚(た)くようにしたりもする。土間の一隅を火焚き場とし、炊事用のかまどや地炉を設けない地方もある。内井戸を設け、流しやかまど(くど、へっつい)を備え、炊事場や食事場に利用する地方もある。このようにニワを用途によって区別する場合、中間に格子戸を建てたり、通路だけを残して板の間を張り出すこともある。厩(うまや)は主屋(おもや)内にニワに面してつくる地方と、屋外に向けてつくる地方とがある。厩に隣接して便所や風呂(ふろ)場を設け、また入口のわきに小便壺(つぼ)だけを埋めておくこともある。ニワの上足部とは反対側に小部屋を設けて、雇い人や若夫婦の寝所に使うこともある。
 主屋の前の空き地もニワとかソトニワ、ホシニワなどと称し、屋内のウチニワと区別してよぶこともある。穀物の干し場や脱穀調製などの屋外作業をし、堆(にお)(稲むら)を積んだり、苗床をつくるのに利用する。地主階層の家になると、座敷の外に築山泉水の庭園をつくる。ソトニワとの間は、垣や土塀で仕切り、適当なところに木戸を設ける。この門を中門(ちゅうもん)とよぶ。内側の庭園を前栽(せんざい)とか露地(ろじ)とよぶ。[竹内芳太郎]

庭のつくり方

一般住宅で庭をつくる場合のポイントは以下のとおりである。
 まず、初めにしっかりとした計画をたて、これに従って年々庭を整えていくことがたいせつである。あまり広くない庭では、なるべく単純な図案にとどめ、要所要所に立体的なものや小工作物を置き、調和する色調でまとめたほうがよい。次に、図面をもとに地割をする。敷地の中の住宅を除いた部分が庭だが、これを前庭、主庭、勝手回りの庭、側庭、中庭とそれぞれの部分に分割することを地割という。庭の地割は、建物の間取りの延長とみられるから、建物の間取りを決める際、庭の設計者もこれに立ち会うのが望ましい。
 庭の地割が済んだら、地面の形づくりに入る。以下の作業手順に従って庭づくりを行う。
 (1)盛り土、掘り下げ。(2)材料を運び込む。(3)置き石、灯籠(とうろう)などの添景物の配置。(4)池の護岸作業。(5)庭木の植え込み。(6)池の防水、コンクリート工事。(7)芝生やコケの植え込み。(8)垣根づくり。
 このような庭づくりを庭師に依頼する場合は、下調べを慎重にする庭師を選ぶことがたいせつである。庭づくりで最初に考えなければならないのは排水である。とくに郊外の宅地は、田んぼや沼地を造成したものが多く、しばしば水はけの悪さが問題になる。このような条件を克服するには、盛り土が効果的である。庭全体に20~30センチメートルくらいの高さに良質の土を盛り、庭のどちらか一方に傾斜をつけるようにし、低いほうにU字溝などを設けるとよい。
 庭は部分によってまとめ方が異なる。[中村 仁・三橋一也]
前庭
門から玄関までの通路としての実用性と、第一印象をたいせつにする風趣性とを同時に満たすことが求められる。門を玄関の正面からやや斜めにずらす、あるいは玄関と直角の側に門をつくるなどのくふうで、奥ゆかしい感じの前庭になる。[中村 仁・三橋一也]
主庭
建物の南か東側になることが多く、面積がいちばん広く、庭のなかではもっともたいせつなところである。なによりも、十分な日光と空気を与えられるようくふうしたい。[中村 仁・三橋一也]
勝手回りの庭
台所に接する実用的な庭だが、物置やごみ箱、物干し場などが集まっているため、狭くても使うのに便利で、いつも清潔にしておけるよう注意する必要がある。[中村 仁・三橋一也]
側庭
前庭から勝手回りの庭や主庭へと、庭の各部分を結んでお互いの連絡をつける庭である。幅のない狭いスペースだけに左右の壁や垣根が重要な要素となる。[中村 仁・三橋一也]
中庭
周りが建物に囲まれているため、日照や風通しの面で、植物の生育には好ましくない庭である。壁や窓、障子、垣根などで趣(おもむき)を出すだけでも庭として眺められる。[中村 仁・三橋一也]
屋上の庭
地盤が平らで眺望もよく、十分な日光と風通しが得られるが、自然味に乏しい欠点がある。したがって、眺めをできるだけ生かし、床を敷石で模様どったり、灯籠、花壇、噴水、彫刻、鉢、壺(つぼ)などを配置し変化をつけたほうがよい。[中村 仁・三橋一也]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

てい【庭】
〘名〙
① にわ。建物に囲まれたあき地。屋敷内のあき地。
※色葉字類抄(1177‐81)「庭 テイ ニハ」 〔儀礼‐燕礼〕
② 朝廷。宮中。役所。また、その一室。〔張衡‐東京賦〕

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にわ には【庭】
〘名〙
① 何かを行なうための場所。何かの行事の行なわれるその場所。「かりにわ(狩庭)」「さにわ(清庭)」などと熟して用いることが多い。現代語の場(ば)にあたる。
書紀(720)神武四年二月「乃ち霊畤(祭の庭)を鳥見の山の中に立つ。〈略〉用て皇祖の天神を祭りたまふ」
※平家(13C前)四「僉議の庭にすすみいでて申けるは」
② 水面。海面。
※万葉(8C後)三・二五六「飼飯(けひ)の海の庭(には)よくあらし苅薦(かりこも)の乱れて出づ見ゆ海人の釣船」
③ 家屋の周りの空地。のち、草木を植え、築山、泉水をしつらえた所をさしていう。庭園。前栽。
※書紀(720)雄略即位前・歌謡「臣(おみ)の子は 栲(たへ)の袴を 七重をし 儞播(ニハ)に立たして 足結(あよひ) 撫だすも」
④ 土間(どま)。家の入り口、台所、店先などの土間。
※浮世草子・好色二代男(1684)六「庭(ニハ)に追おうして、下女のごとくに遣へども」
[語誌](1)家などの生活空間の周辺にあって、狩猟、農事などを行なう地域を表わすのが原義。語源は諸説あるが、「ニ(土。丹と同根)+ハ(場)」が考えられる。
(2)②の挙例の「万葉」の海面を指す用例も、眼前の一部の海面であり、海人にとっての生活の場・作業場・漁場としての意味と解される。
(3)屋前の平坦地から邸内の平坦地に変化して現代語の「庭」の意味となり、さらにその範囲を狭めて、家の中の土の面であり、ある種の作業場でもある④の意を生んだ。

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