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干渉【かんしょう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

干渉
かんしょう
Intervention
一国がみずから処理しうる事項に立入って,強制的にこの国を自己の意思に従わせようとすること。命令的な関与や介入をさし,特に,一国の国内問題に干渉することを内政干渉という。国際法は国家の独立権に対応する基本的義務として不干渉の義務を定め,干渉を禁止している。国連憲章第2条第7項も,憲章のいかなる規定も,各国の国内問題に干渉する権限を国連に与えるものではない,と規定している。他方,近年国際社会の緊密化に伴い,不干渉義務の前提となる国内問題の範囲に動揺が生じている。

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干渉
かんしょう
interference
媒質中を同時に2つ以上の波が伝わるとき,各点での波の振幅がそれぞれの波による振幅を合成したものになる現象。一般に波の強さは振幅の2乗に比例するが,干渉が起きているときは,合成波の強さは各成分波の強さの和にはならないで,各成分波の振幅のベクトル和の2乗に比例する。音波や水面上の波などでは,周波数の異なる波が干渉するとうなりを生じる。しかし光波では違う周波数の光は干渉させることが困難である。水面に浮いた油の薄膜シャボン玉などが色づいて見えるのは光の干渉の例である。これは薄膜の表面と裏面からの反射光の間に光路差があるため,ある波長の光は干渉によって強め合い,他の波長の光は弱め合うため色づいて見え,そのうえ反射角が違うのでいろいろの彩りになるからである。

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デジタル大辞泉

かん‐しょう〔‐セフ〕【干渉】
[名](スル)
他人のことに立ち入って自分の意思に従わせようとすること。「他人の生活に干渉する」
国際法で、一国が他国内政外交に、その国の意思に反して介入すること。「武力干渉
二つ以上の同じ種類の波が重なって、互いに強め合ったり弱め合ったりする現象。音波でのうなり、光波での干渉色によるシャボン玉の色づく現象など。

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世界大百科事典 第2版

かんしょう【干渉 interference】
静かな水面に二つの小石を投げ込むと,二つの波源からそれぞれ波が広がっていく。このとき水面の1点は,両方の波の影響を同時に受けて,それぞれの波の振動を重ね合わせた運動をする。このように,ある点に二つの波がくると,その点の変位は二つの波の変位を加え合わせたものになる。これを波の重ね合せの原理といい,この重ね合せの原理によって生ずる現象を波の干渉と呼ぶ。すなわち,一方の波の山(谷)と他方の波の山(谷)が重なった部分では,山(谷)は和の高さ(深さ)となり,合成波の振幅はそれぞれの波の振幅の和となる。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

かんしょう【干渉】
( 名 ) スル
他人のことに立ち入って、口出しをしたり自分の考えを押しつけようとすること。 「子供に-し過ぎる」
国際法で、一国が他国の内政や外交に介入すること。国内問題については不干渉が原則。 「武力-」 「内政-」
〘物〙 二つ以上の同じ種類の波が一点で出合う時、その点での波の振幅は個々の波の振幅の和で表せること。例えば音叉おんさを耳の近くで回すと、二つの枝から出る波の位相が同じなら互いに強め合い反対の位相では弱め合って、音が大きくなったり小さくなったりする。光の場合でも薄い膜の反射光に色がついて見えるのは干渉による。

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精選版 日本国語大辞典

かん‐しょう ‥セフ【干渉】
〘名〙
① かかわりあうこと。関係。
※開化のはなし(1879)〈辻弘想〉初「宗教は〈略〉其政治上に干渉(カンショウ)する亦大ひなり」
他人のことに立ち入り、自分の意志に従わせようとすること。
雪中梅(1886)〈末広鉄腸〉上「君にも御両親が在て、干渉を受けらるるか」
③ 一国が他国の内政、外交に口出しをすること。
※条約改正論(1889)〈島田三郎〉四「外国に指名の権なし、何に依て其任命に干渉するを得ん」 〔後漢書‐東夷伝〕
④ 政府が民間や個人の活動に口をはさむこと。
※将来之日本(1886)〈徳富蘇峰〉五「其政治社会を見れば或は其一己人の自由に任す可きことも猶政治の干渉を免れざるあり」
⑤ 二つ以上の同種類の波動が、同一地点で合ったとき、両者が重なって互いに強め合ったり弱め合ったりする現象。音波ではうなりを、光では干渉縞(かんしょうじま)を生ずる。

出典:精選版 日本国語大辞典
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