Rakuten infoseek

辞書

川柳【せんりゅう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

川柳
せんりゅう
江戸時代中期以後,江戸を中心に流行した 17音詩。雑俳の一つである前句付 (まえくづけ) が,その付合 (つけあい) の興味よりも一句としてのおもしろみをねらって独立したもの。名称は,柄井 (からい) 川柳の点じた前句付を「川柳点の前句付」「川柳点」と呼んだのが,同種のもの一般の称となり,大正になって「川柳」に定着。俳句と異なり,季語,切字 (きれじ) の約束がなく,人事万般を題材にし,主として口語を用い,簡潔,滑稽,機知風刺,奇警を特徴とする。作者は無名の一般庶民で,文化史や庶民言語の資料としても貴重。『川柳評万句合』 (1757) ,『柳多留 (やなぎだる) 』『武玉川 (むたまがわ) 』などの選句集に代表句がみられる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

かわ‐やなぎ〔かは‐〕【川柳】
川のほとりにある柳。ふつうネコヤナギをいう。かわやぎ。
ヤナギ科の落葉低木または小高木。葉は互生し、細長い楕円形もしくは披針形で裏が白い。雌雄異株。早春、葉より先に黄白色の花が穂状に咲く。日当たりの良い水辺に生える。→蒲柳の質
番茶の上質なもの。
川柳(せんりゅう)」を訓読みにした語。柄井川柳(からいせんりゅう)、または川柳点(せんりゅうてん)のこと。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

せんりゅう〔センリウ〕【川柳】
柄井川柳(からいせんりゅう)
江戸中期に発生した雑俳の一。前句付け付句が独立した17字の短詩で、その代表的な点者であった初世柄井川柳の名による。季語切れ字などの制約はなく、口語を用い、人生の機微や世相・風俗をこっけいに、また風刺的に描写するのが特色。川柳点。狂句

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本文化いろは事典

川柳
川柳は、五・七・五の十七音からなる定型の短詩の事を指し、ユーモアや風刺〔ふうし〕精神、言葉あそびを基調としています。江戸時代中期頃から、季語も切れ字もない、自由な口語詩として流行しました。

出典:シナジーマーティング(株)

世界大百科事典 第2版

せんりゅう【川柳】
前句付(まえくづけ)から独立した雑俳様式の一つ。川柳風狂句。17音を基本とする単独詠だが,発句(ほつく)のように季語や切字(きれじ)を要求せず,人事人情を対象にして端的におもしろくとらえる軽妙洒脱な味を本領とする。江戸の柄井川柳が《柳多留(やなぎだる)》(初編1765)で前句付の前句を省く編集法をとったため,しだいに付け味よりも付句一句の作柄が問題とされ,やがて5・7・5単独一句で作られるようになり,初代川柳の没後,〈下女〉〈居候〉などの題詠として前句付様式から離脱独立した。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

かわやなぎ【川柳】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

せんりゅう【川柳】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

かわやぎ【川柳】
かわやなぎ(川柳)」に同じ。 「 -の根もころ見れど/万葉集 1723

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

せんりゅう【川柳】
〔点者の柄井からい川柳の名から〕
前句付けから付句のみが独立した一七字無季の短詩。江戸中期頃から、切れ字の制約もない口語詩として流行。人情・世態・風俗を鋭くとらえ、滑稽・風刺・機知などを特色とする。川柳点。狂句。柳句。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

飲み物がわかる辞典

かわやなぎ【川柳】

緑茶の一種で、番茶の上等なもの。煎茶用に摘採され、その製造工程でより分けられた少し大きめの葉を用いたものをいうことが多い。◇「かわやぎ」ともいう。

出典:講談社
(C)Kodansha 2013.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

動植物名よみかた辞典 普及版

川柳 (カワヤナギ)
植物。ヤナギ科の落葉低木,園芸植物。ネコヤナギの別称

出典:日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」
(C) Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

せんりゅう センリウ【川柳】
[2] 〘名〙 (「川柳点」の略) 江戸中期に発生し、一七音を基準として機智的な表現によって、人事、風俗、世相などを鋭くとらえた短詩型文学。もともと俳諧の「前句付(まえくづけ)」に由来するが、元祿(一六八八‐一七〇四)以降、付味よりも、滑稽、遊戯、うがちなどの性質が拡充された付句の独立が要求されるようになり、一句として独立し鑑賞にたえる句を集めた高点付句集が多く出版され、新しい人事詩、風俗詩となった。享保(一七一六‐三六)頃から、点者の出題に応じた「万句合(まんくあわせ)」が江戸で盛んになり、その点者、柄井川柳が代表的存在であったところから「川柳」の名称が生まれる。文化・文政(一八〇四‐三〇)頃、「狂句」とも呼ばれた。川柳点。
※黄表紙・金々先生造花夢(1794)「仰向いて搗屋(つきや)秋刀魚(さんま)をぶつり食ひ、とは川柳の名句であった」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

川柳」の用語解説はコトバンクが提供しています。

川柳の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.