Rakuten infoseek

辞書

専用船【せんようせん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

専用船
せんようせん
ある特定の貨物を専門に輸送する船舶。そのために最適の構造と設備をもち,一定の航路に専用的にはりつけられた形で就航する。特定貨物の積揚げと輸送に最も適した船体構造荷役設備を装備しているものと,石炭や鉱石その他のばら積貨物船のように,揚積地に設備されるローダー,アンローダーによって荷役することが最も効率的なため船舶には揚積荷役設備をもたないものとがある。荷主には長期運送契約による安定運賃で原料または製品輸送を計画的に実行できるメリットがあり,船主側には運賃変動にわずらわされることなく長期安定運賃収入が保証される利益がある。専用船の増加と大型化は特に第2次世界大戦後の重化学工業化によって著しく促進された。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

せんようせん【専用船】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

専用船
せんようせん
特定貨物の大量輸送に適した船体構造や荷役設備をもつ貨物船。おもな専用船は、鉱石専用船、ばら積船(ばら積貨物船、バルク・キャリアーbulk carrier)、自動車専用船、チップ専用船、セメント専用船、冷凍冷蔵運搬船、その他の専用船である。タンカーとコンテナ船を専用船に含める考え方もある。専用船は1950年代以後、原燃料資源の増大と工業製品の多様化に対応し、その大量・長距離・定型・低廉輸送の必要から発達した。専用船は、特定の貨物しか積み込めず、片荷輸送にならざるをえないが、船舶の大型化や荷役の機械化により、輸送トン数当りの費用は大幅に軽減された。世界のなかで、日本の海運会社が国内外に所有する船舶の専用船化の程度はきわめて高く、その大型化も進んでいる。[篠原陽一]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

専用船」の用語解説はコトバンクが提供しています。

専用船の関連情報

他サービスで検索

「専用船」のスポンサー検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.