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富士山・不尽山・不二山【ふじさん】

精選版 日本国語大辞典

ふじ‐さん【富士山・不尽山・不二山】
[1]
[一] 静岡県と山梨県との境にそびえる円錐状成層火山。山頂に直径約八〇〇メートルの火口をもち、火口壁の最高点は剣ケ峰と呼ばれる。すそ野は雄大にひろがり、基底の直径は三五~四〇キロメートル。山腹に宝永山・大宝山など七〇を数える寄生火山がある。古くから霊山として崇拝され、平安時代から信仰登山がさかん。日本の象徴の一つとして世界的に知られる。吉田口、富士宮口、須走口、御殿場口などの登山口があり、五合目までバスが通じる。標高三七七六メートルで、日本の最高峰。ふじ。ふじの山。ふじやま。蓬莱(山)。擂鉢山。駿河太郎。
※禅鳳筆本謡曲・富士之能(1491)「名を得たる、ふじさむのよそおひ、誠に上なかりけり」
[二] (富士山) 謡曲。脇能物。金春・金剛流。作者未詳。唐の昭明王の臣下は、昔、方士が富士山で不死の薬を求めたという、その遺跡をたずねる。すると数人の海女(あま)が現われて富士山のいわれを語り、不死の薬を与えようと言い残して姿を消す。やがて富士の山神がかぐや姫を伴って現われ、臣下に不死の薬を与え舞を舞う。
[三] (不二山) 本阿彌光悦作の楽焼抹茶茶碗。江戸初期の作品。垂直に立ち上がり、高台は低い、峻厳な作行で荒い白土に白色釉が厚くかかり、胴下半は内外ともに黒色を帯びる。国宝。楽焼白片身替(しろかたみがわり)茶碗。
[2] 〘名〙 兜(かぶと)の鉢の、富士山形をしたもの。〔武具訓蒙図彙(1684)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
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