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【キ】

デジタル大辞泉

き【寄】[漢字項目]
[音](呉)(漢) [訓]よる よせる
学習漢字]5年
頼ってよりかかる。身をよせる。「寄寓寄宿寄生寄留
人に物をあずける。送り届ける。「寄稿寄進寄贈寄託寄付
一時的に立ちよる。「寄港寄航
[名のり]より
[難読]寄居虫(やどかり)寄生木(やどりぎ)寄越(よこ)す寄席(よせ)寄人(よりゅうど)

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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精選版 日本国語大辞典

え・す【寄】
〘自サ下二〙 「よす(寄)」の上代東国方言。特に駿河、遠江、信濃など現在の中部地方に当たる地域で特徴的であったとされるなまり。→うちえする

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き【寄】
〘名〙 たよりにすること。委任
※本朝文粋(1060頃)六・申温職状〈大江朝綱〉「然而天性素頑、吏幹亦踈、分憂之寄、非敢所一レ楽」 〔魏書‐朱瑞伝〕

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よさ・る【寄】
〘自ラ四〙 (動詞「よそる(寄)」にあたる、上代東国方言) 引き寄せられる。また、比喩的に、異性と関係があるとうわさされる。
※万葉(8C後)一四・三四七八「遠しとふ故奈の白嶺に逢ほ時(しだ)も逢はのへ時も汝にこそ与佐礼(ヨサレ)
[補注]動詞「よす(寄)」に助動詞「らる」の付いた「よせらる」にあたる上代東国方言とする説もある。

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よ・す【寄】
[1] 〘他サ四〙
① 近づける。近よせる。
※書紀(720)神代下・歌謡「片淵に 網張り渡し 目ろよしに 予嗣(ヨシ)寄り来ね 石川片淵」
② ある事柄をある人に任せる。→寄さす
[2] 〘自他サ下二〙 ⇒よせる(寄)

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よ・せる【寄】
[1] 〘他サ下一〙 よ・す 〘他サ下二〙
[一] ある物や場所、また、ある側に近づける。
① ある所、ある物に近づける。近寄せる。
※万葉(8C後)一四・三四一一「多胡の嶺に寄せ綱延(は)へて与須礼(ヨスレ)どもあにくやしづしその顔よきに」
※平家(13C前)二「御車をよせて、とうとうと申せば、心ならずのり給ふ」
② ひと所に集める。寄せ集める。
※万葉(8C後)一一・二七九〇「玉の緒のくくり縁(よせ)つつ末つひに行きは別れず同じ緒にあらむ」
※風姿花伝(1400‐02頃)六「名所・旧跡の題目ならば、その所によりたらんずる詩歌の、言葉の耳近からんを、能の詰め所によすべし」
③ おとずれさせる。立ち寄らせる。近くに来させる。
※枕(10C終)二九二「一条の院に造らせ給ひたる一間のところには、にくき人はさらによせず」
④ 基準とする位置からある側の方へ近づける。片寄せる。
※方丈記(1212)「北によせて障子をへだてて阿彌陀の絵像を安置し」
⑤ 身をゆだねる。まかせる。
※書紀(720)継体即位前(前田本訓)「敬憚(かしこま)りて心を傾け、命を委(ヨセ)て忠誠(まめなる心)を尽くすことを冀ふ」
⑥ 寄進する。寄付する。また、贈る。送り届ける。
※三代格‐一・寛平九年(897)九月一一日「応伊勢国飯野郡大神宮事」
※平家(13C前)三「御門大に感じおぼしめして、五百町の田代を育王山へぞよせられける」
⑦ 数を加える。寄せ算をする。
※守銭奴の肚(1887)〈嵯峨之屋御室〉六「マ大掴(おほづか)み合せて五十円フーム成る程五十円(と折角加(ヨセ)た数を減茶(めっちゃ)にして五十円と置く)」
⑧ 寒天や、くず粉などで、魚のすり身・卵・豆などの材料を固めたり形づくったりする。
[二] ある物事の方に気持を傾ける。
① 気持を対象に傾ける。慕う。また、頼りにしたり味方にしたりする。
※万葉(8C後)三・四八〇「大伴の名に負ふ靫(ゆき)帯びて万代にたのみし心いづくか寄(よせ)む」
※平家(13C前)八「日来心をよせ奉りし月卿雲客両方に引わかって」
② ある気持、考えなどを、ある物事に対して持つ。
※西大寺本金光明最勝王経平安初期点(830頃)三「首を稽(いた)し誠を帰(ヨセ)心を至して、彼の諸の世尊を礼敬したてまつる」
③ ある物事に形を借りて、気持を表わす。
※方丈記(1212)「あとの白波に、この身をよする朝には、岡の屋にゆきかふ船をながめて、満沙彌が風情を盗み」
④ 口実にする。ある物に関係づけて言う。かこつける。
※源氏(1001‐14頃)手習「横川にかよふ道のたよりによせて、中将ここにおはしたり」
⑤ ことづける。依頼する。委託する。
※書紀(720)継体二三年四月(前田本訓)「因て其の地を封(ヨセル)こと良以なり」
⑥ 罪をかぶせる。科する。
※書紀(720)神代上(兼方本訓)「諸の神たち罪過(つみ)を素戔嗚尊に帰(ヨセ)て」
⑦ 関連づける。特に、ある人について異性と関係があるとうわさする。また、比較する。
※万葉(8C後)一四・三三八四「葛飾の真間の手児奈をまことかもわれに余須(ヨス)とふ真間の手児奈を」
⑧ (特に、歌論用語として) 関連づける。縁語化する。
※袋草紙(1157‐59頃)下「右おなじなみあるに、岸によせたればたよりあり」
[2] 〘自サ下一〙 よ・す 〘自サ下二〙
① (波が)岸などに迫り近づく。打ち寄せる。
※常陸風土記(717‐724頃)茨城・歌謡「高浜に 来寄する波の 沖つ波 与須(ヨス)とも寄らじ 子らにし寄らば」
② (軍勢が)ある場所に迫り近づく。押し寄せる。
※平家(13C前)五「すはや源氏の大勢のよするは」

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よそり【寄】
〘名〙 (動詞「よそる(寄)」の連用形の名詞化) よそること。寄り添うこと。近よること。

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よそ・る【寄】
〘自ラ四〙
① 自然に寄せられる。引きつけられる。
※万葉(8C後)一三・三三〇五「汝(なれ)をそも 吾れに寄すといふ われをもそ 汝に寄すといふ 荒山も 人し寄すれば 余所留(ヨソル)とぞいふ 汝(な)が心ゆめ」
② 波が打ち寄せられる。寄せる。
※万葉(8C後)二〇・四三七九「白波の与曾流(ヨソル)浜辺に別れなばいとも為方(すべ)なみ八遍(やたび)袖振る」
③ ある異性と関係があるといわれる。ある異性に心を寄せていると噂される。
※万葉(8C後)一四・三四六八「山鳥の尾ろの初麻(はつを)に鏡かけ唱ふべみこそ汝(な)に与曾利(ヨソリ)けめ」

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より【寄】
〘名〙 (動詞「よる(寄)」の連用形の名詞化)
① ある方向、側、場所などに近づいて位置すること。また、その位置。名詞の下に付けて用いることもある。
※名語記(1275)四「田地の坪の西のより、東のよりなどいへるより如何」
② 身を寄せる所。頼る所。
※浄瑠璃・十六夜物語(1681頃)一「ぜひなくよりに着き給へば」
※簠簋抄‐上「彼后を寄(より)に立置き、五色の弊を持せ」
※雑俳・柳多留‐六(1771)「よりにたつ事はいやさと茶の間いひ」
⑤ 口実として利用したり、代役を勤めてもらったりする人。
※歌舞伎・謎帯一寸徳兵衛(1811)大切「差出者ゆゑ寄りに立てられ、その御用も仰せつかった私し」
⑥ 「よりみち(寄道)」の略。
※雑俳・柳多留‐七(1772)「十夜から余程よりかと母はきき」
⑦ 相撲で、四つに組み、相手の体に密着して押し進むこと。
※朝野新聞‐明治二五年(1892)一月六日「大相撲〈略〉鞆の平(ヨリ)大蛇瀉」
※医師高間房一氏(1941)〈田畑修一郎〉四「町内の寄りでひょっと誰かが云ひ出したのは」
⑨ お金など物が集まること。また、その集まりぐあい。
※椀久物語(1899)〈幸田露伴〉六「京大阪の掛の金の集(ヨ)りの悪い分にして」
⑩ 魚の寄り集まっている所。魚の群れ。
※俳諧・誹諧独吟集(1666)上「おどれるは月にし白きしで持(もち)て 身にしむばかりよりをつけたり〈貞徳〉」
⑫ 腫れものの毒が一ところに固まること。また、その固まり。
⑬ 取引相場で、寄りつきのこと。

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