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客家【きゃくか】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

客家
きゃくか
ハッカ(客家)」のページをご覧ください

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朝日新聞掲載「キーワード」

客家
中国では人口の9割以上を占める漢族の中の一部グループとされているが、独自の言語や慣習を持つ。中原と呼ばれた古代王朝の中心地(黄河中流周辺地域)から、戦乱に追われて南方に移ったと伝えられ、主に広東福建江西省境界の山岳地に住んだ。香港、台湾、東南アジアへの移住が多く、それぞれの地で政治家企業家輩出。客家の世界大会も定期的に開かれる。房学嘉氏によると人口は4、5千万人。
(2010-01-30 朝日新聞 朝刊 アジア)

出典:朝日新聞掲載「キーワード」

デジタル大辞泉

ハッカ【客家】
中国語方言、客家(ハッカ)語》中国で、広東広西江西福建などに住む、かつて華北から移住してきた漢民族一派。独自の習俗・言語(客家語)を保持している。

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世界大百科事典 第2版

ハッカ【客家 Hakkas】
〈ハッカ〉とは客家という漢字の広東系客家語音で,外国人からは普通この音で呼ばれる。もともと客とは他郷から来た移住者の意味で,土着民が区別していった語である。中国南部の広東,湖南,江西,福建諸省の交界地域に居住する漢民族の一種で,とくに広東の梅県,興寧,大埔,恵陽の諸県に集中している。さらに広西・四川にも広がり,海南島,台湾のほか東南アジアの華僑に多く,総数約1500万人に上る。中国南部に移住してきた原因,経路には疑問があるが,彼らの伝承によれば,(1)4世紀初めの永嘉の乱,(2)9世紀末の黄巣の乱,(3)12世紀初めの北宋の崩壊,(4)17世紀の明の滅亡を契機として,黄河流域の漢民族がしだいに南下して以上の地域に定着し,先住の土着民から客家といわれ,やがてみずからもこれを他と区別する呼び名としたという。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ハッカ【客家】
〔ハッカは「客家」の客家語読み〕
中国の広東省周辺で外来者として居住する漢族。華北からの移民と主張し、独特の風俗をもつ。しばしば武装闘争をおこし、太平天国運動の発端ともなった。東南アジア在住の華人に多い。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

客家
はっか
Hakka
漢民族のなかにあって独自の伝統、生活様式、および方言客家語を保持するとされる人々。「客家人」(ハッカアニン)と称するほか、「客族」(ハッツウ)、「客属」(ハッス)、「客人」(ハッニン)などの別称がある。原郷は、彼らのなかで、黄河中流域の中原(ちゅうげん)地方であると信じられている。紀元4世紀、東晋(とうしん)の時代以後、五胡(ごこ)乱華によって第1回の南渡を経験して以来、19世紀後半の清(しん)朝同治年間まで5回(説によっては3回)、南下移民を余儀なくされたとされる伝承がある。「客家」とはそもそも「客而家焉」(客にして家す)という義であり、移住先の広東(カントン/コワントン)省内で、先住の漢民族と区別する意味でつけられた他称であったとされる。
 人口は諸説があって一致しないが、1960年代の香港(ホンコン)崇正公会の推定では中国国内に4000万、華僑(かきょう)として500万であった。もっとも人口の多いのは広東省で約1550万、以下江西省、広西(こうせい/カンシー)チワン族自治区(ともに約500万)、福建省(約400万)、四川(しせん/スーチョワン)省(約250万)、台湾(約170万)などとなっている。太平天国の乱(1850~1864)の首領、洪秀全は客家出身であることがよく知られているが、そのほか、中国近現代の歴史的要人のうちには、客家出身とされる者が少なくない。
 近年の諸研究で「客家」は近代に「発見」された人々のカテゴリーであり、時代によって対象となる人々が異なっていたことが判明しつつある。[渡邊欣雄]
『飯島典子著『近代客家社会の形成』(2007・風響社) ▽瀬川昌久・飯島典子編『客家の創生と再創生』(2012・風響社)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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