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安土【あづち】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

安土
あづち
滋賀県中部,近江八幡市東部の旧町域。1954年安土村,老蘇村の 2村が合体し,町制。2010年近江八幡市と合体した。旧安土村は古くは篠笥郷の一部で,その後,佐々木庄,豊浦庄ともいわれた。戦国時代は六角氏の領有。天正4 (1576) 年,織田信長が岐阜から移って安土城を築き,近在商人を集め,楽市・楽座として一切の公事・座役を免除し,市街を整備し,近世城下町の原型をつくった。また信長は同8年,キリスト教宣教師 G.-S.オルガンチノの願いを受け入れ,教会堂建築のための敷地を与えた。やがてセミナリオなどキリスト教布教のための設備ができ,キリシタン伝道の中心のみならず東西交流の場となり,西洋文化導入の源となった。同10年の本能寺の変後,安土城とともに城下町も焼失。一般町家などは,豊臣秀次が新たに近江八幡町を統治するにあたって,多くはその地に移された。近年は米作が主で,琵琶湖の内湖である西の湖では淡水真珠養殖が行なわれる。国指定特別史跡安土城跡をはじめ,老蘇森,瓢箪山古墳大中の湖南遺跡観音寺城跡などの国の史跡がある。安土城跡の摠見寺(そうけんじ),桑実寺(くわのみでら)は国の重要文化財を保存。ほか西国三十三所第32番札所観音正寺,近江風土記の丘が知られる。

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デジタル大辞泉

あづち【安土】
滋賀県近江八幡市東部の地名。旧安土町は平成22年(2010)に同市と合併安土城跡がある。

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世界大百科事典 第2版

あづち【安土】

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大辞林 第三版

あずち【安土】
あづち安土

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あづち【安土】
滋賀県近江八幡市の地名。琵琶湖東岸に臨む。織田信長が築城した安土城跡(特別史跡)がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

安土
あづち
滋賀県中央部、蒲生郡(がもうぐん)にあった旧町名(安土町(ちょう))。現在は近江八幡(おうみはちまん)市の東部を占める地域。1954年(昭和29)安土村と老蘇(おいそ)村が合併して町制施行。2010年(平成22)近江八幡市に合併した。旧町名は安土城下町に由来する。琵琶(びわ)湖の内湖であった大中之湖(だいなかのこ)干拓地から南へ延びる細長い町域で、繖(きぬがさ)山(観音寺山)の山稜(さんりょう)線によって東近江(おうみ)市と分けられる。この山から北西に続く丘陵地が安土山で、湖東平野を二分するこの丘陵は、気候面でも南北の境界線となっている。JR東海道本線(琵琶湖線)安土駅が地域のほぼ中心部にあり、南部を国道8号が走る。縄文時代から鎌倉時代にかけての大集落遺跡である大中の湖南遺跡をはじめとして、安土城跡(特別史跡)、瓢箪山(ひょうたんやま)古墳、老蘇森、観音寺城跡などの国指定史跡に富み、1971年には歴史公園である「近江風土記(ふどき)の丘」が開設され、そのなかに1992年(平成4)県立安土城考古博物館が開館した。西国三十三所32番札所の観音正寺(かんのんしょうじ)、クワの実を植え養蚕を始めたと伝える桑実寺(くわのみでら)、織田信長建立の(そうけん)寺、聖徳太子建立と伝えられる浄厳院(じょうごんいん)などの古社寺も多い。米作中心の農業地帯で、肉用牛(近江大中牛)の生産も行われている。かつては養蚕や漁業も盛んであった。大中に、県立農業大学校がある。特色的な産業では湖岸のヨシ栽培と淡水真珠養殖がある。北西部に残る西の湖一帯は、日本でも有数の水郷地帯。1956年の東海道本線の電化で京都への所要時間が大幅に短縮、京阪神大都市圏内に含まれ、住宅地化が活発である。[高橋誠一]

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精選版 日本国語大辞典

あずち あづち【安土】
[一] 滋賀県琵琶湖東岸の地名。天正四年(一五七六)織田信長が当時湖中に突き出ていた安土山に築城。西国霊場三二番札所の観音正寺がある。
[二] 大阪市中央区の町名。本町の北にあって東西に通じる。繊維関係の商社が多い。

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旺文社日本史事典 三訂版

安土
あづち
滋賀県琵琶湖東岸にある町。安土桃山時代の城下町
1576年織田信長がここに安土城を築き,近在の商人を集めて楽市・楽座としたので大いに繁栄した。また宣教師オルガンチノにより教会堂が建てられ,畿内のキリスト教伝道の中心地となった。'82年本能寺ので城下町が焼失し,商人は近江八幡に移った。

出典:旺文社日本史事典 三訂版
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