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宇治茶【うじちゃ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

宇治茶
うじちゃ
京都府宇治市周辺で産出する。旧宇治川扇状地を中心に古くから栽培され,特に玉露碾茶(てんちゃ)など高級茶が多い。栽培は鎌倉時代末頃からといわれている。江戸時代になると,宇治製法といわれる手もみによる製茶技術が生み出され,周辺地域に広まった。今日では京都府,奈良県,滋賀県,三重県で栽培されたチャ(茶)を京都府内で製茶・加工したものが,宇治茶として地域団体登録商標(→商標)に登録されている。

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朝日新聞掲載「キーワード」

宇治茶
京都府宇治市や京都市などの茶問屋が、各地の茶葉をブレンドして加工したもの。京都府と奈良県、滋賀県、三重県の4府県で生産された茶葉が使われ、府内産の茶葉が最も多い割合を占めるように業界団体で定めている。うまみや香り、渋みなどが違う各産地の茶葉を調和させて加工する伝統の技術があり、整った味になるのが特徴。府内では、和束町南山城村宇治田原町など南部を中心に年間約2600トンの茶葉が生産されている。
(2011-11-17 朝日新聞 夕刊 1社会)

出典:朝日新聞掲載「キーワード」

デジタル大辞泉

うじ‐ちゃ〔うぢ‐〕【宇治茶】
京都府宇治地方で栽培される茶。上質とされる。鎌倉時代の初め、明恵(みょうえ)上人が栂尾(とがのお)本茶(ほんちゃ)を宇治に移植したのに始まる。

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世界大百科事典 第2版

うじちゃ【宇治茶】

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

うじちゃ【宇治茶】
京都府宇治市周辺から産出される茶。古来良質の茶として賞美される。

出典:三省堂
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飲み物がわかる辞典

うじちゃ【宇治茶】

京都府宇治市周辺に産する茶。煎茶のほか、玉露抹茶などの高級茶が知られる。社団法人京都府茶業会議所による自主基準では、「京都、奈良、滋賀、三重の4府県産で、府内業者が府内で仕上げ加工したもの」と定義されている。

出典:講談社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

宇治茶
うじちゃ
京都府下宇治地方で産する茶。また、宇治が茶産地として歴史も古く、上質の茶を産し、製茶技術に優れ、代表的産地であるため、茶の代名詞的呼称となる。宇治茶は、鎌倉時代初期、明恵上人(みょうえしょうにん)によって栂尾(とがのお)より伝えられたのに始まる。上人は馬の足跡が茶の株間に適していることを教え、駒(こま)の足影の碑が残っている。室町時代、足利義満(あしかがよしみつ)が力を入れ、茶園を開かせ、のちに宇治七園として知られる。織田信長、豊臣(とよとみ)秀吉の時代も、茶の湯との関係で宇治茶は保護された。江戸時代に入ると朝廷や幕府への献上が続き、3代将軍徳川家光(いえみつ)時代から献上茶のための茶壺(ちゃつぼ)道中が行われた。茶師の制度が定められ、茶の生産も統制された。1738年(元文3)宇治田原の永谷宗七郎(宗円、1681―1778)が新しい製茶法の煎茶(せんちゃ)を世に出した。茶の葉を蒸して、もみながら乾燥する製法で、現在の日本茶の始まりである。1835年(天保6)江戸の茶商山本徳翁が、宇治小倉(おぐら)の茶師木下吉左衛門のところで偶然に生み出したといわれる玉露(ぎょくろ)が出現する。玉露はのちに辻利右衛門(つじりえもん)によって完成されたといわれる。抹茶(まっちゃ)の生産地としての伝統と、新しい製茶法である煎茶や玉露の製法を生み出し、茶産地としての歴史的地位と製茶技術の高さで、茶の代表的産地となっている。茶の生産量は多くはないが、上質の茶を産し、他の産地の茶葉を移入して、精製して製品化されることも多い。[森本信光]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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事典 日本の地域ブランド・名産品

宇治茶[茶類]
うじちゃ
近畿地方、京都府の地域ブランド。
京都府・奈良県・滋賀県・三重県の4府県産茶を京都府内業者が京都府内において宇治地域に由来する製法により仕上加工した緑茶。鎌倉時代、栂尾にある高山寺明恵上人によって伝えられ、宇治茶の栽培が始まった。江戸時代は、宇治茶製法と呼ばれる茶の製法を生み出し、大和・近江・伊勢に広まった。2007(平成19)年5月、特許庁地域団体商標に登録された。商標登録番号は第5050328号。地域団体商標の権利者は、京都府茶協同組合。

出典:日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」
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精選版 日本国語大辞典

うじ‐ちゃ うぢ‥【宇治茶】
〘名〙 京都府宇治市とその付近から産出する茶の総称。古来、良茶の代表とされている。
※看聞御記‐永享六年(1434)正月一一日「西芳寺坊主参。〈略〉宇治茶十袋被進」
[語誌]宇治が茶の産地として知られたのは鎌倉時代末期になってからである。当時、闘茶で「本茶」と讚えられたのは栂尾(とがのお)の茶であったが、宇治産が南北朝時代から稀少な栂尾産を補って評価を高め、室町幕府や斯波氏、京極氏、山名氏らによって経営された茶園が宇治七種の名園と称せられ、良質の茶として賞玩されるようになった。秀吉からも品質維持のために朱印保護を受け、江戸幕府もこれを継承した。

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