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子思【しし】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

子思
しし
Zi-si
[生]前483頃
[没]前402頃
中国,春秋時代の思想家。孔子の孫で,名はきゅう。子思は字。古代から『中庸』の著者と伝えられているが,現代の学者は『中』は秦,漢頃の成立としている。ただ,子思が精神主義的な道徳実践の教えを立てており,それが孟子先駆となったことは考えられることである。その門弟戦国時代末期まで一派をなし,その著述に『子思子』 23編があり,その一部が残存しているが,もちろん,子思の自著ではない。代にいたり,ことに朱子によって,孔子曾子-子思-孟子と伝わった学問儒教の正統とされた。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

しし【子思】
[前483ころ~前402ころ]中国、春秋時代の学者。(ろ)(山東省)の人。孔子。名は伋(きゅう)。子思は(あざな)。曽子(そうし)に師事し、孟子に影響を与えた。「中庸」の著者と伝えられる。

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

しし【子思 Zǐ sī】
前483?‐前402?
中国,戦国時代の人。孔子の孫。名は伋。子思は字である。宋やを遊歴したのち,魯の穆公(ぼくこう)に仕えて賓師として待遇された。《子思子》33編があったというが,つとに亡失し,《礼記(らいき)》の〈中庸〉〈表記〉〈坊記〉〈緇衣しい)〉の4編は《子思子》からの転載とされるが,すべてが子思の自作ではなく,子思学派の所産であろう。子思が有名になったのは,宋代,朱熹(子)によって《中庸》が重んぜられ,孔子―曾子―子思―孟子の道統が強調されてからである。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

子思
しし
(前483ころ―前402ころ)

中国、春秋時代の思想家、学者。孔子の孫。名は伋(きゅう)、子思は字(あざな)。孔鯉(こうり)(字は伯魚)の子で、家系はいまに伝わるといわれる。伝記の詳細は明らかではないが、『子思子』『中庸』の著述があり、孟子(もうし)に学問を伝えたとされる。宋(そう)代以降は、孔子→顔回・曽参(そうしん)→子思→孟子という道統をたて、賢人として尊ばれた。『子思子』はもと23篇(ぺん)で、現在の『礼記(らいき)』の中庸、表記、坊記、緇衣(しい)の4篇はその残簡ともいう。『子思子』の首篇が中庸であったので、中庸で全篇を表したともいわれるが、朱熹(しゅき)(朱子)はとくに子思の著述として中庸篇を尊び、四書の一つに位置づけた。清(しん)代に古典中の逸文を集録して『子思子』7巻が編まれた。現在ではこれらにさらに文献的検討を加えて古代思想研究の一資料とされている。

[佐野公治 2015年12月14日]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

しし【子思】
中国、春秋戦国時代の魯の儒者。孔子の孫。名は伋。子思は字(あざな)。天地の理法を説いて、倫理の基準を示した。唐の韓愈らにより、曾子・孟子と並んで孔子の正流を伝えた人とされる。その説は、「中庸」「子思子」に見える。(前四八三頃‐前四〇二頃

出典:精選版 日本国語大辞典
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旺文社世界史事典 三訂版

子思
しし
前483ごろ〜前402ごろ
春秋時代の儒家
孔子の孫。名は伋 (きゆう) 。孔子門下の曽子 (そうし) の学問を伝え,戦国時代の孟子に受け継がれた。孔子のいうを実現する方法として,の実践に始まる道徳原理『中庸』の道を説いた。

出典:旺文社世界史事典 三訂版
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