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女官【にょかん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

女官
にょかん
宮中の後宮 (こうきゅう) に仕える婦人の官人の総称令制では内侍司 (ないしのつかさ) 以下 12司の職員をいうが,平安時代以降は御匣殿 (みくしげどの) 別当内侍命婦 (みょうぶ) ,女孺 (にょうじゅ) ,女蔵人 (にょくろうど) や,さらに下級樋洗 (ひすまし) ,御湯殿女官,雑仕の女官などがあった。

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デジタル大辞泉

じょ‐かん〔ヂヨクワン〕【女官】
宮中に仕える女性。にょかん。にょうかん。

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にょう‐かん〔‐クワン〕【女官】
にょかん(女官)」に同じ。
「主殿司(とのもりづかさ)、―などのゆきちがひたるこそをかしけれ」〈・三〉

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にょ‐かん〔‐クワン〕【女官】
朝廷に仕える女性の官人の総後宮十二司に仕える女性のほか命婦(みょうぶ)女蔵人(にょくろうど)などがある。官女。にょうかん。

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世界大百科事典 第2版

にょかん【女官】
大別すると2種あり,一つは,律令制下において後宮十二司に仕する女性の総称。この称が史上にあらわれるのは8世紀末。律令用語としては〈宮人〉の語が用いられたが,これは後宮の諸司が内廷的要素を強く含み,厳密な意味で〈官〉と称しえなかったためである。女官の語の出現は宮人の地歩の上昇と律令制の動揺による用字法混乱を意味する。もう一つは,平安時代において,諸司,所々等に配された下級官人の称で,〈にょうかん〉ともいう。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

じょかん【女官】
宮中に仕える女性の官人。にょかん。にょうかん。

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にょうかん【女官】
にょかん(女官)に同じ。

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にょかん【女官】
朝廷に仕える女性の官人の総称。上級の者を女房というのに対して下級の者をさしていうことも多い。宮人きゆうじん。にょうかん。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

女官
にょかん
本来は『後宮職員令(ごくしきいんりょう)』に定められた内侍司(ないしのつかさ)・蔵司(くらのつかさ)などの十二司に勤務する女子(宮人(くにん))。後宮(こうきゅう)十二司には、尚―・典―・掌―(例、蔵司=尚蔵・典蔵・掌蔵)の職事(しきじ)の下に、女孺(にょじゅ)や采女(うねめ)(散事(さんじ))が置かれた。奈良時代を経て平安中期に至る間に変遷し十二司は解体に向かい、内侍司中心に再編され、上級女官には命婦(みょうぶ)(令制は五位以上の女子を内(ない)命婦、五位以上の官人の妻を外(げ)命婦という)、下級女官には女蔵人(にょくろうど)・得選(とくせん)・女史など多くの職ができた。なお下級女官のみを女官と称している場合もみられる。また「にょうかん」とも読み、近世に「にょかん」は上級女官を、「にょうかん」は下級女官を称するという説があるが疑問である。[黒板伸夫]
『野村忠夫著『後宮と女官』(1978・教育社歴史新書) ▽角田文衛著『日本の後宮』(1973・学燈社) ▽須田春子著『律令制女性史研究』(1978・千代田書房) ▽須田春子著『平安時代後宮及び女司の研究』(1982・千代田書房) ▽浅井虎夫著、所京子校訂『新訂女官通解』(講談社学術文庫)』

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精選版 日本国語大辞典

じょ‐かん ヂョクヮン【女官】
〘名〙 宮中に仕える女性の官人の称。明治以降女官制度が確立され、多く公家・華族の未婚の女性が採用されたが、現在では国家公務員。にょかん。にょうかん。〔広益熟字典(1874)〕

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にょう‐かん ‥クヮン【女官】
〘名〙 朝廷に仕える女性の官人の総称。令制の後宮十二司に仕える女性のほか、御匣殿別当・命婦・女嬬・女蔵人・采女などがあり、さらに最下級の女官として、樋洗(ひすまし)・長女(おさめ)・雑仕(ぞうし)などがある。宮女。宮人。官女。女職。にょかん。
※続日本紀‐養老元年(717)一一月丙午「賜百官人物各有差、女官亦同」
[補注](1)室町中期に成った「名目鈔‐人躰」には「女官 ニョウクヮン 女公人之惣名也」とあり、ひろく女性の官人を「にょうかん」と称したとしている。
(2)桃山最末期の「岷江入楚‐二九」では「女官なども 私云女官に二の心有。女官と云は内侍、命婦、蔵人ごとき女の官を云。是をばにょくゎんと云なり。〈略〉又にょうくゎんと云あり。是は下臈女なり。〈略〉台所の女官御湯殿の女官あり。此時は女の字をにようと引なり」とあり、宮中に仕える女性の官人のうち、上級のものを「にょかん」、下級のものを「にょうかん」というとする。
(3)読みの明らかでない例は本項にまとめた。

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にょ‐かん ‥クヮン【女官】
※東宮年中行事(12C後か)四月「おなじきとしの十月のころもがへのとき、れいにまかせて、女房にょくゎむにわかち給ふべし」

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