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【シツ】

デジタル大辞泉

しつ【失】
うしなうこと。損失。
あやまち。失敗。「利潤に耽るは商人の
きず。欠点。「学者のは人を侮(あなど)る」
野球で、失策の略。エラー。「三」「遊

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編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
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しつ【失】[漢字項目]
[音]シツ(漢) [訓]うしなう うせる
学習漢字]4年
なくす。うしなう。うせる。「失業失点失望失恋遺失消失焼失喪失損失得失紛失忘失滅失流失
うっかり出してしまう。「失禁失言失笑
あやまち。しくじり。「失策失敗過失

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世界大百科事典 第2版

しつ【失】

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

しつ【失】
損失。不利益。 ⇔ 「得と-とを考え合わせて決める」
あやまり。あやまち。失敗。 「これに過ぎたる-やあるべき/十訓 10
欠点。欠陥。きず。 「呂律の物に適はざるは、人のとがなり、器うつわものの-にあらず/徒然 219

出典:三省堂
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精選版 日本国語大辞典

うさ・る【失】
〘自ラ四〙
① なくなる。失われる。うせる。
※浮世草子・日本永代蔵(1688)一「むかしの片言もうさりぬ」
② すたれる。はやらなくなる。
※両京俚言考(1868‐70頃)「うさり、うさる 流行物のふ流行に成たるをいふ。〈略〉うせさりの略語ならん」

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うし‐な・う ‥なふ【失】
〘他ワ五(ハ四)〙
[一] 持っていたものをなくす。なくなす。
① 所有しているものや、自分に関係のある物事、状態などをなくす。あるものに備わっている能力、立場、根拠などをなくす。喪失する。
※万葉(8C後)一五・三七五一「白たへのあが下衣宇思奈波(ウシナハ)ず持てれわが背子直(ただ)に会ふまでに」
源氏(1001‐14頃)夕顔「としごろの頼みうしなひて」
② 肉親や親しい友をなくす。死に別れることにいう。
※伊勢物語(10C前)一〇九「友だちの人をうしなへるがもとに」
③ 精神がふつうの状態、適当な状態でないようにする。
※太平記(14C後)一七「大嶽の敵ども前後に心を迷はして、進退定て度を失つと覚へ候」
※天草本伊曾保(1593)獅子と馬の事「マナコガ クラウデ ココロ キヲ vxinai(ウシナイ)
④ ある資格をなくす。「失わない・失わず」の形で用いられ、「十分にそういう資格をもっている。そういってもさしつかえない」の意を表わす。
※富岡先生(1902)〈国木田独歩〉一「斯ういふ人物に限って変物である、頑固である、〈略〉富岡先生も其一人たるを失なはない」
[二] 積極的になくなるようにする。
① (罪を)消滅させる。
※源氏(1001‐14頃)朝顔「としごろ沈みつる罪うしなふばかり」
② こわしてなくす。ほろぼす。
※源氏(1001‐14頃)宿木「しん殿をうしなひてことさまにも造りかへんの心にて」
③ 殺す。
※源氏(1001‐14頃)手習「よき女のあまた住み給ひし所にすみつきて、かたへはうしなひてしに」
④ 追い払う。
※浄瑠璃・融大臣(1692頃)二「融のおとど高官を汚し、かく放埒の振舞叡聞に達し、失ひ申せとの御使に向ふたり」
[三] 手に入れようとして、とり逃がす。また、道や方法などをさがしてもみつからない、わからなくなる。
※平家(13C前)七「怨敵巷にみちて、予参(よさん)道をうしなふ」
[補注]「うす(失)」を基に、その行為をする意を添える接尾語「なふ」を付けて他動詞として成立した語。

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うしゃあが・る【失】
〘自ラ五(四)〙 (「うせあがる」の変化した語)
① 「去る」「行く」を卑しめ、ののしっていう語。「て」に続けて補助動詞的にも用いる。
※歌舞伎・助六廓夜桜(1779)「『言分はないかえ』『うしゃアがれ』」
② 「来る」を卑しめ、ののしっていう語。「て」に続けて補助動詞的にも用いる。
※滑稽本・東海道中膝栗毛(1802‐09)四「なんだくそをくへ、こりゃおもしろへ。くふべいからもってうしゃアがれ」
③ 「居る」を卑しめ、ののしっていう語。「て」に続けて補助動詞的にも用いる。
※歌舞伎・名歌徳三舛玉垣(1801)五立「うぬらは主従縛り首にしてやろふ。待てうしゃあがれ」

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う・す【失】
〘自サ下二〙 ⇒うせる(失)

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う・せる【失】
〘自サ下一〙 う・す 〘自サ下二〙
[一] 存在していたものがなくなる。
① 事物や人がその場から見えなくなる。無い状態になる。ほろびる。消える。
※書紀(720)顕宗即位前・歌謡「稲むしろ 川そひやなぎ 水行けば 靡き起き立ち その根は宇世(ウセ)ず」
※竹取(9C末‐10C初)「翁をいとほしくかなしと思しつる事もうせぬ」
② 人がこの世からいなくなる。死ぬ。
※書紀(720)神代下(水戸本訓)「朋友(ともかき)喪亡(ウセ)たり」
③ ふつうの状態がくずれて、秩序や調和がなくなる。適当な状態でなくなる。
※今昔(1120頃か)二九「肝・心も失せて」
[二] 「去る」「来る」「居る」の意で、卑しめて言う語。
① 「去る」「行く」を卑しめていう。
(イ) 行きやがる。
※虎明本狂言・富士松(室町末‐近世初)「いとまをこはひで、よそへうせて、ゆさんがたらぬか」
(ロ) 動詞の連用形に「て」の付いた形に添えて、補助動詞のように用いる。
※虎寛本狂言・法師が母(室町末‐近世初)「出てうせい」
② 「来る」を卑しめて言う語。
(イ) 来やがる。
※玉塵抄(1563)二二「来食はうせてくらえと云たことぞ」
※滑稽本・浮世風呂(1809‐13)前「ヤイ爰(ここ)へこい〈略〉うせぬか、おのれ」
(ロ) 動詞の連用形に「て」の付いた形に添えて、補助動詞のように用いる。
※虎明本狂言・目近籠骨(室町末‐近世初)「ぬかれてうせて、なんのかのとぬかす」
③ 「居る」を卑しめていう語。
(イ) 居やがる。
※歌舞伎・百夜小町(1684)一「今宵討たんと思ひしに、うせなんだ」
(ロ) 動詞の連用形に「て」の付いた形に添えて、補助動詞のように用いる。
※歌舞伎・伊勢平氏栄花暦(1782)三立(暫)「宗盛公の御恩沢にあづかってうせながら」
[語誌](1)古代には、「隠る」「なくなる」とともに「死ぬ」の忌み詞として用いられたが、「うす」は、これらのうちで、最も使用頻度が高い。また、「うす」は、尊敬語「給ふ」「させ給ふ」を伴うことが多いが、これは、「うす」が、多く目上に対して用いられることと関わっていよう。
(2)(二)の卑罵語は、本来のなくなる、見えなくなるの意から、去るの意になったものが転じたものと思われる。

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しち【失】
〘名〙 (「しち」は「失」の呉音)
※文明本節用集(室町中)「虚名不立謬旨終有(シチ)〔尚書〕」
射芸で、的に向かっている間に生じた過失。弓折れ、弓返り、弦切(つるきれ)などの類。

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しつ【失】
〘名〙
① やり方、方法、判断などのあやまり。あやまち。過失。失敗。
※菅家後集(903頃)哭奥州藤使君「雖直失、矯曲孰相比」
徒然草(1331頃)一八七「大方のふるまひ・心づかひも、おろかにしてつつしめるは得の本なり。たくみにしてほしきままなるは失の本なり」
② きず。欠点。欠陥。また、定まったことに違反する事柄。
※鹿島大禰宜家文書‐安貞二年(1228)五月一九日・関東下知状「政親失出来之時、可返給之由、蒙右大臣家仰之旨、政俊雖之」
※太平記(14C後)三五「進では万人を撫ん事を計り、退ては一身に失(シツ)あらん事を恥づ」 〔礼記‐経解〕
③ 損失。弊害。
※徒然草(1331頃)一三〇「されば、始め興宴より起りて、長き恨を結ぶ類多し。これみな争ひを好む失なり」
④ 野球で、捕球や送球の失敗。エラー。
※日本野球史(1929)〈国民新聞社運動部〉忍苦の一高又も早慶に敗る「此最終回に臨んで石川遊撃の失(シツ)に生きると」

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しっ‐・す【失】
〘自他サ変〙 ⇒しっする(失)

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しっ‐・する【失】
[1] 〘他サ変〙 しっ・す 〘他サ変〙 保っているある状態、また、ととのっている状態などを失う。なくする。
※正法眼蔵(1231‐53)仏性「有仏性の道にも、無仏性の道にも、通達の端を失せるがごとくなり」
※中華若木詩抄(1520頃)下「時世に逢て用らるるも、時を失して棄らるるも」
[2] 〘自サ変〙 しっ・す 〘自サ変〙
① あるものが消える。滅びる。
※太平記(14C後)一一「驕れる者は失(シッ)し倹なる者は存す」
② (「…に」を受けて用いる) 程度が過ぎる。
※西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一一「人、往々今世芸文の昌盛を称すること、誇大に失せり」

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