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天府【てんぷ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

天府
てんぷ
balance wheel
天符とも書いた。近時,テンプと表記することが多い。語源はおそらくオランダ語の tempo (速度,拍子の意) であろう。時計の刻時速度の基準となるはずみ車。一定の質量と直径をもち,これを動かすひげぜんまいの締り加減によって,一定の回転振動を続け,レバーを通じて時計歯車の調速をする。腕時計,目ざまし時計,電池時計のほとんどに使われているが,最近は,水晶発振器などに取って代られてきている。

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デジタル大辞泉

てん‐ぷ【天府】
地味が肥え、物産の豊富な土地。
天然の要害の地。
天子天皇

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監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

てんぷ【天府】

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大辞林 第三版

てんぷ【天府】
産出物の豊かな肥沃な土地。天然の倉。また、天然の要害。
天子の府庫。天皇の倉。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

てん‐ぷ【天府】
〘名〙
① 土地が肥えていて産出物の豊かなところ。
※南海先生文集(1784)一・丁未中秋与諸子泛明光浦「君不見治承丞相気如虎、遷都自謂開天府」 〔戦国策‐秦策・恵文君〕
② 天然の要害地。
※羅山先生文集(1662)二二「以我観鎌倉則四塞之地而天府之所也」 〔後漢書‐耿弇伝〕
③ (「天府を上げる」の形で) 速く動くこと。速度を上げること。
※談義本・当世穴穿(1769‐71)一「百疋からだんだん夫相応に天府(テンフ)を上ますといはれて」
④ 天地自然の府庫。無限の容量をもつところから転じて、学問の深遠なこと。また、学識の深いこと。〔荘子‐斉物論〕
⑤ (「府」は倉の意) 天子の府庫。天皇の倉。
※令義解序(833)「小大公行。同帰於天府」 〔魏書‐韓顕宗伝〕
⑥ 中国、周代の官名。天子の祖先の祭祀に供する伝来の祭器や宝物をつかさどるもの。〔周礼‐春官・天府〕
⑦ 入れ墨の入れ所の名称。
※評判記・色道大鏡(1678)六「天泉・天府(テンフ)・狭白の穴(けつ)の順は事ふりたりとて」

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