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大般若【ダイハンニャ】

デジタル大辞泉

だい‐はんにゃ【大般若】

大般若経」の
狂言。和泉(いずみ)流信者の家で、神楽をあげにきた神子(みこ)と祈祷(きとう)をしにきた鉢合わせをし、僧の経は神楽の調子に引き込まれてしまう。
大般若経会」の略。

出典:小学館
監修:松村明
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編集協力:田中牧郎、曽根脩
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世界大百科事典 第2版

だいはんにゃ【大般若】
(1)能の曲名。四・五番目物。作者不明。シテは深沙大王(じんしやだいおう)。唐の三蔵法師(ワキ)が大般若経を伝来しようと天竺へ向かう途中,西域の流沙河まで来たとき,1人の老人(前ジテ)に出会う。老人は,この川は深さ千尋(ちひろ)の難所だし,向こうに見える葱嶺そうれい)も天険で,まず越えることは困難だという。なお老人は,この川の主は深沙大王と称し,鬼のような姿をしているが心では仏法を敬っていると物語り,実はあなたは前世でも大般若経を得ようと志していたが,いつもこの地で命を落としたのだと話す(〈クセ〉)。

出典:株式会社平凡社
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精選版 日本国語大辞典

だい‐はんにゃ【大般若】
[1]
※霊異記(810‐824)下「大般若を写さむとし、願を建てて、現に善悪の報を得る縁」
[二] 能楽の曲名。唐の三蔵法師が大般若経を伝えようと、天竺に向かう途中流沙川に至ると、川に住む真蛇大王の化身が現われて、汝(なんじ)は前生から渡天を志して幾度となく自分に妨げられたが、今回はその殊勝な心により渡してやると言って、般若の初軸を与え法師を彼岸に渡す。これを短くしたものに「三蔵法師」がある。廃曲。
[三] 狂言。和泉・鷺流。施主の所で大般若経を読み始めた僧は神子(みこ)の神楽(かぐら)の鈴の音をじゃまにするが、しだいに神楽の調子にひきこまれる。
[2] 〘名〙
※明月記‐治承四年(1180)七月二三日「今日一日大般若、〈卅人僧〉」
② 植物「きく(菊)」の異名。《季・秋》 〔日葡辞書(1603‐04)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
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