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大臣【おおおみ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

大臣
おおおみ
古代,令制以前に大連 (おおむらじ) とともに朝政をとった最高官。『日本書紀』によると,武内宿禰最初,続いてその子孫平群 (へぐり) ,蘇我 (そが) ,巨勢 (こせ) ,葛城 (かつらぎ) 諸氏が就任した。雄略天皇以前は,大,大連のいずれか一方で,併置されるようになったのは雄天皇以後である。用2 (587) 年,大連物部が滅んでのちは,大連をおかず,大臣蘇我氏が執政した。大化1 (645) 年,蘇我氏も滅びるに及んで大臣も廃され,同年おかれた左,右大臣天下諸政をとるにいたった。

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デジタル大辞泉

おお‐おみ〔おほ‐〕【大臣】
大化以前の大和朝廷で、大連(おおむらじ)と並んで朝政を執った最高官。

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だい‐じん【大臣】
国務大臣または各省大臣の称。→1
律令制で、太政官長官太政大臣左大臣右大臣内大臣をいう。おおいもうちぎみ。おとど。おおおみ。

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おおい‐もうちぎみ〔おほいまうちぎみ〕【大臣】
だいじん(大臣)2」に同じ。

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おお‐まえつぎみ〔おほまへつぎみ〕【大臣】
《天皇の御前に仕える高官の》「だいじん(大臣)2」に同じ。

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おお‐もうちぎみ〔おほまうちぎみ〕【大臣】
だいじん(大臣)2」に同じ。

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世界大百科事典 第2版

おおおみ【大臣】
大和朝廷の執政官。成務朝に武内宿禰(たけうちのすくね)を大臣にしたというが,単なる大王奉侍官名。5世紀後半の雄略朝前後から執政官名に用いられ,大王(おおきみ)に対する最高の地位として大連(おおむらじ)と併置された。葛城円(つぶら),平群真鳥(へぐりのまとり),巨勢男人,6世紀中期以降は蘇我稲目・馬子・蝦夷(えみし)ら,大和の地名を氏の名とし武内宿禰の後裔を名のるの姓をもつ有力豪族が,議政官の大夫層を率いて,世襲的に朝政にあたった。

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だいじん【大臣】
一般に行政権の主体たる内閣の構成員をいう。閣僚とも。日本古代の律令制度にあっては太政大臣左大臣・右大臣内大臣などがあり,〈おとど〉〈おおおみ〉〈おおいまうちきみ〉などともいわれた。現代は日本国憲法65条により行政権は内閣に属し,その首長である内閣総理大臣は国会議員の中から国会の議決によって指名され天皇に任命される。その他の国務大臣は内閣総理大臣に任命され天皇が認証する。国務大臣は通常行政各部の長として国政事務を分担するが,いずれの行政機関の長にも就任しない国務大臣〈無任所大臣〉を置くこともできる。

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おとど【大臣】

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大辞林 第三版

おおいぎみ【大臣】
だいじん(大臣)に同じ。 誉田天皇、-武内宿禰を喚して/日本書紀 仁徳訓

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おおいもうちぎみ【大臣】
だいじん(大臣)に同じ。 昔、左の-いまそがりけり/伊勢 81

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おおおみ【大臣】
大和朝廷における国政の最高官の一。臣おみを姓かばねとする豪族の最有力者で、大連おおむらじとともに国政に参画。葛城かつらぎ・平群へぐり・巨勢こせ・蘇我そがの諸氏が任ぜられたが、六世紀半ば以後は蘇我氏が独占した。大化の改新後廃止され、代わって左右大臣が置かれた。おおみ。おおまえつぎみ。 → 大連おおむらじ

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おおまえつぎみ【大臣】
大前つ君で君の御前に仕える者の意
天皇に仕える大官。最高位の臣。おおおみ。おおまちぎみ。 ますらをの鞆ともの音すなりもののふの-楯立つらしも/万葉集 76

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たいしん【大臣】
主だった臣下。重要な家臣。 ⇔ 小臣

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だいじん【大臣】
国務大臣のこと。 外務-
(律令制における)太政官の上官。太政大臣・左右大臣・内大臣の称。おとど。おおいもうちぎみ。

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精選版 日本国語大辞典

おおい‐もうちぎみ おほいまうちぎみ【大臣】
〘名〙 令制で、太政官(だいじょうかん)の上官。太政大臣、左右大臣、内大臣等の総称。槐門。蓮府。だいじん。
※古今(905‐914)哀傷・八四八・詞書「河原のおほいまうちぎみの身まかりての秋」

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おお‐おみ おほ‥【大臣】
〘名〙 大和政権での最高執政官の一つ。臣(おみ)は大和地方土着の豪族に与えられた姓(かばね)で、そのうち大連(おおむらじ)とともに大和朝廷の最高執政官となったものを称した。平群、巨勢、葛城、蘇我氏などが任じられた。おおまちぎみ。おおみ。おおいまちぎみ。
※古事記伝(1798)二九「大臣は意富淤美と訓べし。〈略〉さて大臣と云号は、師も云れたる如く、後世の如き官名には非ず」
[補注]「書紀‐雄略即位前(図書寮本訓)」に「遂に共に間(ひとま)を得て円大臣(つぶらのオホオネ)の宅に逃げ入る」とあるのは、写本に「(オホオ)弥」とあったものを「(オホオ)祢」と誤ったものか。

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おお‐まえつぎみ おほまへつぎみ【大臣】
〘名〙 (「大前つ君」の意) 天皇の近くに仕える者。朝廷の大官。おおまちぎみ。おおいまちぎみ。
※万葉(8C後)一・七六「ますらをの鞆(とも)の音すなりもののふの大臣(おほまへつきみ)楯立つらしも」

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おお‐まちぎみ おほ‥【大臣】
※書紀(720)神武即位前甲寅年一〇月(寛文版訓)「是の時に勅(みことのり)をもて、菟狭津媛を以て侍臣(オホマチキミ)天種(あまたね)子命に賜妻(あはせたま)ふ」

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おおみ おほみ【大臣】
〘名〙 大化前代の姓の名。臣姓のうち、有力な者に与えられた。
※古事記(712)下「乃ち其の天皇の頸を打ち斬り都夫良意富美(オホミ)の家に逃げ入りき」

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たい‐しん【大臣】
〘名〙
① (「たい」「しん」はそれぞれ「大」「臣」の漢音) 臣下の中で、身分も高く権勢のある人。重要な家臣。⇔小臣
※本朝文粋(1060頃)二・令上封事詔〈慶滋保胤〉「大臣重祿不諫、小臣畏罪不言」 〔礼記‐礼運〕

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だい‐じん【大臣】
〘名〙 (「だい」「じん」はそれぞれ「大」「臣」の呉音)
① 政務を執り行なう高官。重要な臣下。たいしん。
※翁問答(1650)上「国持の作法をよくまもり、家老大臣(だいジン)をうやまひ」
② 令制で、太政官の上官。すなわち、太政大臣・左大臣・右大臣・内大臣などの称。おとど。おおおみ。おおいもうちぎみ。
※続日本紀‐慶雲二年(705)四月丙寅「職掌既比大臣、官位亦超諸卿
※源氏(1001‐14頃)若紫「大臣ののちにていてたちもすへかりける人の世のひかものにて」
③ 国務大臣および各省大臣の称。〔改訂増補哲学字彙(1884)〕
④ 明治元年(一八六八)から同二年七月までは、三等官以上、すなわち輔相・議定・知官事・一二三等陸海軍将・参与・副知官事・知府事・議長・弁事・判官事・判府事・一等知県事を、また、同六年二月から同一八年一二月までは、諸省の長官を、外国に対していう際の呼称。
※第三三一‐明治元年(1868)閏四月二一日(法令全書)「以上三等官外国に対し大臣と称す」

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おお‐もうちぎみ おほまうちぎみ【大臣】

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旺文社日本史事典 三訂版

大臣
おおおみ
大化の改新以前の大和政権の最高官
臣姓の最有力氏の氏上が就任し,国政を担当した。『日本書紀』では応神天皇朝における武内宿禰 (たけしうちのすくね) を最初とし,その子孫の平群 (へぐり) ・巨勢 (こせ) ・葛城 (かつらぎ) ・蘇我氏らがつぎつぎに就任したとする。5世紀ころから大連 (おおむらじ) と並んで国政を担当したが,6世紀末に大連物部 (もののべ) 氏が滅亡すると大臣の蘇我氏が政権を独占した。

出典:旺文社日本史事典 三訂版
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