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大島【おおしま】

日本大百科全書(ニッポニカ)

大島(山口県、瀬戸内海)
おおしま
山口県南東部、面積128.3平方キロメートルの瀬戸内海第三の島。周防大島(すおうおおしま)または屋代島(やしろじま)ともいう。安山岩や花崗(かこう)岩からなる沈水島で、屈曲の多い海岸線をもち、平地に乏しい。大島郡の周防大島町に属する。『古事記』の「国生み」に登場する大島とされ、『和名抄(わみょうしょう)』には屋代、美敷(みふ)、務理(むり)の3郷がみえ、中世までに屋代荘(やしろのしょう)、島末(しまずえ)荘、安下荘(あげのしょう)の荘園(しょうえん)が開発された。近世には萩(はぎ)藩大島宰判(さいばん)(裁判とも書く地方行政区画)に属し、勘場(かんば)(代官所)は久賀(くか)に置かれた。天保(てんぽう)年間(1830~1844)すでに人口5万8000人に達した。階段耕地が発達し、サツマイモが栽培され、小松や神浦(こうのうら)、安下庄は製塩業でも知られた。
 明治以降はハワイ移民を多く出し、日本ハワイ移民資料館がつくられている。日前(ひくま)に始まった温州(うんしゅう)ミカンの栽培は全島に及び、現在では農地の70%以上を果樹園が占める。沿岸では一本釣りや小型底引網が盛ん。1976年(昭和51)大畠(おおばたけ)瀬戸に大島大橋(1020メートル)が開通し、本土と結ばれた。島の北岸を国道437号が走る。人口2万2384(2000)。[三浦 肇]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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