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外様【とざま】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

外様
とざま
譜代の関係をもたないで主従関係を結ぶ武家中世以来使用されている言葉で,鎌倉時代には北条氏得宗 (とくそう) 以外の御家人御内人 (みうちびと) と呼ぶのに対して,外様と呼んだ。室町幕府では家格をさすものとなり,江戸幕府でも同様に使われた。慶長5 (1600) 年の関ヶ原の戦い前後に徳川氏に臣礼をとった大名が外様もしくは表 (おもて) といわれ,三河以来徳川氏に臣属していた譜代大名と区別された。外様大名加賀の前田,薩摩島津,長州の毛利などの有力な大名が多く,数では譜代大名に及ばなかったが,幕末には 117家であった。譜代大名に比して石高は大きかったが,江戸からは遠距離の地に封じられることが多く,幕府には敵国視された。

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デジタル大辞泉

と‐ざま【外様/方】
鎌倉幕府以後、将軍の一門または譜代の家臣でないこと。また、そのような武家・大名。→親藩譜代
組織の中などで、主流でなく、傍流の立場にあること。また、その人。「―では出世は難しい」

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ほか‐ざま【外様/外方】
《「ほかさま」とも》ほかのほう。よそのほう。
「念じて射むとすれども、―へ行きければ」〈竹取

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世界大百科事典 第2版

とざま【外様】
中世,主として武家において譜代関係にない家臣の呼称。鎌倉時代,幕府の実権を握った北条氏得宗家の被官が御内人(みうちびと)と呼ばれたのに対して,将軍家に直属する一般御家人は外様御家人と呼ばれた。鎌倉時代後期には御内人と外様御家人の対立が深刻となり,前者の代表である平頼綱と後者の代表である安達泰盛が衝突した事変は,1285年(弘安8)の弘安合戦として著名である。室町時代以後は大名の家格を示す呼称として用いられ,外様衆とは幕府と疎遠な関係にある大名の称号となった。

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大辞林 第三版

とざま【外様】
譜代の主従関係をもたない家臣。鎌倉幕府では、北条氏得宗家の家臣を御内人みうちびとというのに対し、それ以外の御家人をさす。室町時代以後は、大名の家格を表すのに用いられ、特に江戸時代では、関ヶ原の合戦以後徳川氏に服属した大名をさし、譜代大名と厳しく区別した。 → 親藩譜代
直系でなく、傍系であること。また、その人。 -にはなかなかポストが回ってこない

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