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外国為替【がいこくかわせ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

外国為替
がいこくかわせ
foreign exchange
異種通貨間の貸借関係を為替手形などの信用手段により決済する方法。単に通貨間の交換を意味するだけでなく,自国通貨による外貨債権の売買をも意味する。決済の仲介には,外国為替公認銀行があたり,その際の交換比率を外国為替相場 (→為替レート ) という。なお,外国為替の語は外国為替手形そのものをさしたり,外国為替相場と同義に用いられることもある。

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デジタル大辞泉

がいこく‐かわせ〔グワイコクかはせ〕【外国為替】
通貨を異にする国際間で、債権者債務者の間の貸借の決済や送金を現金の輸送によらずに電信為替荷為替手形などを用い、支払い・取り立ての指図によって行う方法。外為(がいため)。
一般に、円とドル、円とユーロなど、異なる通貨を交換すること。外貨を売買すること。
外国為替手形」の略。

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FX用語集

外国為替
外国の通貨、あるいは異なった国の通貨を交換することです。英語では「Foreign Exchange」です。「為替レート」とは、2つの国の通貨を交換するときの比率(レート)です。

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世界大百科事典 第2版

がいこくかわせ【外国為替 foreign exchange】
一般に,貨幣制度を異にする国の当事者間の経済取引に伴って生じる債権・債務関係を決済する手段,ないしはその仕組みを外国為替という。日本の外国為替管理法(外国為替及び外国貿易法)は,この決済手段を日本の〈対外支払手段〉としてとらえ,外国通貨をもって表示され,または外国において支払手段として使用することのできる〈銀行券政府紙幣小額紙幣小切手,硬貨,為替手形,郵便為替,信用状その他の支払指図およびクレジット・カード類〉を挙げている。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

がいこくかわせ【外国為替】
通貨を異にする国際間の貸借関係を、現金の送付によらず債権(主に為替手形)の譲渡により振替決済する手段。外為がいため。国際為替。 ⇔ 内国為替
「外国為替手形」の略。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

外国為替
がいこくかわせ
foreign exchange
隔地間の決済を現金の送金によらないで金融機関を仲介にして行う方法を為替といい、相手が外国にいる場合に用いられるのが外国為替である。[土屋六郎]

外国為替の仕組み

国際間の決済の方法には、大別すると資金を送金する方法(送金為替)と資金を取り立てる方法(取立為替)とがある。
(1)送金為替 東京からニューヨークへ送金する場合を例にとる。送金人は東京の外国為替銀行に出向いて、円を払い込んで外国為替手形(または小切手)を受け取る。これをニューヨークの受取人に郵送し、受取人はそれを指定された現地の為替銀行(支店または東京の為替銀行と取引契約を結んでいるコルレス先)に呈示してドルを受け取る。これで当事者間の送金は完了するが、その結果生じた銀行間の債権・債務は他の債権・債務とともに帳簿上の振替で清算される。この方法は資金が移動する方向と手形が郵送される方向が同じであるので並(なみ)為替という。送金を急ぐ場合には、国内の電報為替に相当する電信為替(TT)が用いられる。
(2)取立為替 主として貿易の決済に用いる方法である。東京の輸出商は輸出貨物の船積み完了を待ってニューヨークの輸入商を支払人、為替銀行を受取人とする為替手形(輸出手形)を振り出し、これを為替銀行に持ち込む。銀行は手形の担保となる船積書類(船荷証券、保険証券、送り状)や、輸入商の支払いを保証する外国銀行の信用状(L/C)などを確認したうえ、この手形を買い取り、船積書類とともにニューヨークの支店またはコルレス先へ郵送する。支店またはコルレス先では、期日がくれば輸入商に手形を呈示して代金の支払いを求める。為替銀行間の債権・債務の清算は送金為替の場合と同じである。
 この方法は為替手形の郵送方向と資金の移動方向が逆であるので逆為替というが、内国為替ではみられない方法である。外国貿易に限って用いられるのは、決済の当事者が離れているので、輸入商が貨物を受け取ったあとに前述の並為替方式で輸出商へ送金するのでは時間がかかりすぎるからである。逆為替方式によれば、輸出商は貨物の積み出しと同時に輸出手形を振り出して代金を回収することができる。ただしこの方式がスムーズに運営されるためには輸出手形に信用がなければならず、それを補強するものとして発達したのが前述の船積書類や信用状であった。輸入商が貨物を船会社から受け取るためには船積書類を入手する必要があり、それには為替銀行に対し手形代金の支払い(一覧払手形の場合)か、手形の引受け(期限付手形の場合)をしなければならない。ここで輸入商が代金を支払えないときは、銀行が貨物を引き取り、転売することによって損失を最小限度に止めることができる。この際、信用状が発行されていれば、一般に代金の支払いは信用状発行銀行が引き受けることになる。[土屋六郎]

外国為替手形の種類

外国為替手形は、分類の仕方によっていろいろの種類に分かれる。たとえば、決済用途に従って送金為替手形と輸出(入)為替手形とに分かれる。前者は貿易以外の決済に用いられる。後者では船積書類が添付された荷為替手形の形式をとるのが一般である。また、支払い期限の長短によって一覧払手形(参着払手形)と期限付手形とに分かれる。前者は手形を支払人または名あての銀行に持参すればただちに支払ってくれるもので、送金為替に多い。これに対し輸出入代金の決済にはむしろ一覧後30日払い、60日払い、90日払いなどの期限付手形が多く利用される。これは銀行が輸入業者に対し支払いの繰延べを認めるもので、代表的な輸入金融の方法である(輸入ユーザンスという)。
 為替相場が変動する場合には、手形金額が外貨表示(外貨手形といい、日本ではドル手形とポンド手形が多い)か邦貨表示(邦貨手形といい、日本では円手形)かが重要となる。邦貨手形の場合には、為替相場の変動に伴う為替リスクは相手側が負担するが、外貨表示の場合には自国側の負担となる。したがって為替リスクを回避するには邦貨手形が望ましいが、手形発行の際にいずれを選ぶかは相手との交渉力の強弱に左右される。その国の通貨の国際通貨性や取引される商品の競争力などにより、交渉上有利な場合には一般に邦貨表示手形を選択できる。[土屋六郎]

外国為替市場

外国為替が売買される場を外国為替市場といい、為替銀行、貿易業者、為替仲買人、ときには投機筋や政府も加わってさまざまな外国為替取引が行われる。中心となるのは為替銀行であって、顧客の求めに応じて対外決済を引き受けると同時に貿易業者に対して金融を行う。今日世界的な外国為替市場はニューヨーク、ロンドン、チューリヒ、フランクフルトなどであるが、日本では東京が中心的市場となっている。
 対顧客取引は為替銀行が貿易業者などを相手に行う外国為替の売買であるが、外貨表示の外国為替については為替リスクにさらされるので、その回避策として他行との間で行う為替取引が持高調整取引である。為替銀行は決済の代行機関であると同時に貿易金融機関でもあるので、つねに外貨資金と邦貨資金を調整しておく必要がある。この操作もまた他行に対する為替売買の形で行われるのが一般である。銀行間ではさらに裁定取引も実施される。為替相場の地域的不均衡につけこんで利鞘(りざや)を稼ぐのが為替裁定、国際間の金利差を利用して利鞘を稼ぐのが金利裁定である。以上の諸為替取引は、現物(直物(じきもの))為替のほかに、先物(さきもの)為替でも行われる。
 外国為替市場では以上のように各種の為替取引が行われるが、それを通じて国際間の決済がなされる。まず第1段階では貿易業者などの間で債権・債務が発生するが、それは為替銀行に肩代りされる。第2段階では銀行は相互間で債権・債務の相殺を図るが、これがすべての銀行でスムーズに行われるためには、第1段階で発生した対外的債権と債務が一致していること、すなわち国際収支が均衡していなければならない。もし国際収支が赤字であれば、為替市場では外貨が不足するので外貨の相場が上昇する。逆に国際収支が黒字の場合には、外貨の相場は下落する。このような為替相場の変動は、一般に商品価格の変動がその需要と供給を均衡させる働きをもつのと同様に、国際収支を調整する働きをもつ。しかしながら為替相場の変動があまり激しいのは、貿易など正常な対外取引、ひいては国民経済に悪い影響を与えるので、通貨当局が市場介入によって変動を抑えることがある。[土屋六郎]
『谷柾・大場誠一郎著『外国為替の知識』(日経文庫) ▽足立禎著『外国為替の話』(1982・東洋経済新報社) ▽安東盛人・土屋六郎編『現代の国際金融』(1984・有斐閣) ▽木村滋著『外国為替論』第4版(1997・有斐閣)』

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