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外国人【がいこくじん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

外国人
がいこくじん
foreigner; alien
それぞれの国において,その国の国籍を有しない。日本においては,日本国籍を有しない者が外国人で,それには外国の国籍を有する者と無国籍者とがある。外国と日本の国籍をもつ二重国籍者は,外国人とみなされないのが普通であるが,例外的には日本国籍および外国国籍を有する者を外国人として取扱う場合もある (外国人の財産取得に関する政令2条1項2号) 。

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デジタル大辞泉

がいこく‐じん〔グワイコク‐〕【外国人】
その国の国籍を持たない人。外人。法律用語としては、外国の国籍を持つ者と無国籍の者をいう。

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世界大百科事典 第2版

がいこくじん【外国人 foreigner】
日常語としては広く他国の人を意味する。自国以外の国籍を有する者および無国籍者をふつう指す。外人,異国人,異邦人,異人などともいう。もともと畿内から見た外の人,地方の人を表す〈外国人(とつくにびと)〉が今日の用法に転用された。 日本人の外国人観は〈他国人(たこくびと)〉と〈異国人(いこくびと)〉の2系列からなる。〈他国人〉の系列では,現実に行われる交渉や見聞に基づく事実認知的な判断が働き,自他の差異が客観的にとらえられる。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

がいこくじん【外国人】
他の国家の人民。異国人。 ⇔ 内国人
日本の国籍をもたない者。外国の国籍を有する者と無国籍者。私法上、原則として日本人と同様の権利能力を有するが、参政権・出入国・鉱業所有権など、一部の権利については制限されている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

外国人
がいこくじん
foreigneralien
外国の国籍をもっているか、いずれの国の国籍ももたない者をさす。外国の国籍をもつと同時に日本の国籍ももっている者は、通常、内国人とみなされ、外国人としては取り扱われない。外国人の地位は、なんらの権利も認められなかった時代から現代に至るまで多くの変遷を経てきており、外国人処遇の考え方も、敵視主義、賤外(せんがい)主義、排外主義、相互主義、平等主義と移り変わってきている。
 外国人の入出国については、国家は一般国際法上、外国人の入国を許さなければならない義務を負っていない。しかし実際には、2国間の通商航海条約などによって、互いに相手国国民の入国を許すことを約束していることが多く、また条約がない場合にも、慣行上入国を許しているのが通常である。多くの国は、旅行その他の一時的入国と、移民のような永続的入国とを区別し、後者は特別許可を条件としている。外国人の出国は自由であって、国家は原則としてこれを禁止することはできないが、他方、国家は外国人の出国を強制することができる。司法共助として行われる犯罪人引渡しと、行政目的でなされる退去強制(追放)が出国強制の場合である。しかし、政治犯罪人は引き渡してはならず、また理由のない退去強制は権利乱用と考えられるし、政治的その他の迫害の待つ地域に向けて追放・送還することは許されない。これを追放・送還禁止(ノン・ルフールマンnon-refoulement、フランス語)の原則という。
 また、日本に90日以上在留する外国人は、所定の申請と顔写真の提出により、市区町村から登録証明書の交付を受けなければならない。この申請時の指紋押捺(おうなつ)制度は、1992年(平成4)の改正で、永住資格をもつ定住外国人について免除され、1999年の改正では、非永住者についても廃止された。なお、2009年7月15日に、「出入国管理及び難民認定法」(昭和26年政令第319号)と、「日本国との平和条約に基づき日本の国籍を離脱した者等の出入国管理に関する特例法」(平成3年法律第71号)の改正が行われた。これによって在留カードの交付など新たな在留管理制度が導入され(実施は改正より3年以内)、これに伴って外国人登録制度は廃止されることとなった。
 外国人は一国の領域内に入ると、原則として、滞在国の管轄権に服し、兵役や教育の義務を除き、国民と同様の義務を負う。外国人の享有する権利について国際法上一般的に確定したものはないが、私法上では内外人平等の原則が一般的に認められている。政治上の権利は外国人に認められないのが普通であり、そのほか公法上、外国人は内国人と異なる取扱いを受けることが少なくない。しかし、「国際人権規約」にみられる国際人権保障の考えは公法上でも内外人平等を目ざしている。また、日本でも定住外国人の公務員採用が一部実現しており、地方参政権賦与が課題とされている。[芹田健太郎]

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精選版 日本国語大辞典

がいこく‐じん グヮイコク‥【外国人】
〘名〙 その国の国籍をもたない人。法律用語としては、外国の国籍をもつ人と無国籍人とを含む。異国人。異人。外人。外邦人。
※財政経済史料‐三・経済・外国通商・埠港開設・安政六年(1859)五月日「居留之外国人共見世売之品、諸人買取之儀も是又勝手次第たるべく候」
[語誌]開国の頃から、「異国人」「異人」に代わって、公文書を中心に使われ始め、文章語として定着していった。明治期には庶民層にも広まり、「日本大辞書」の「いじん(異人)」の項にも「今普通ニ体裁ヨクイフ時ニハ外国人或ハ西洋人ノホカハ余リ多クイハヌ」とある。→異国人異人外人

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