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【えん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典


えん
salt
酸に含まれている1つ以上の解離しうる水素イオンを,金属イオンやアンモニウムイオンなどの陽イオンで置換した化合物の総称。 ZnSO4 のように酸の水素イオンが完全に他の陽イオンで置換した塩を正塩,KHSO4 のように一部未置換の水素イオンを残す塩を酸性塩,OH- または O2- を含む塩を塩基性塩という。たとえば水酸化塩化マグネシウム Mg(OH)Cl ,酸化塩化ビスマス BiOCl などは塩基性塩である。また,塩には単一の塩からなる NaCl などの単塩,2種類以上の塩で構成される KCl・MgCl2 などの複塩,K3[Fe(CN)6] などの錯イオンを含む錯塩がある。

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しお
salt
主成分は塩化ナトリウム NaClで,無色正六面体結晶。世界的には岩塩天日製塩で産出される。日本では古来独特の塩田法で海水を濃縮し,釜で煮つめて製塩を行なってきたが,1972年以降塩田を使用せず,イオン交換膜法製塩が行われている。国内消費量は年間 931万tで一般用 189万t,工業用 742万tであるが,国内生産量は年間 136万tにすぎず,消費量の 85%以上を輸入に依存している (1996) 。日本では 1905年以来,塩専売制度のもとに価格,需給が管理されていたが,97年4月から専売制度が廃止され,製造,輸入,販売は登録または届出制となった。 (→食塩 )  

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デジタル大辞泉

えん【塩】
塩基との中和反応によって生じる化合物で、酸の陰性成分と塩基の陽性成分とからなるものをいう。塩化ナトリウム硫酸カルシウムなど。酸の水素イオンを金属で置換した化合物とみることもできる。塩類(えんるい)。

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えん【塩〔鹽〕】[漢字項目]
[音]エン(呉)(漢) [訓]しお
学習漢字]4年
〈エン〉
しお。「塩害塩分海塩岩塩山塩食塩製塩米塩無塩
塩づけにする。「塩蔵
酸類と金属の化合物。「塩基正塩
塩素。「塩化塩酸
〈しお(じお)〉「塩辛塩気塩水甘塩粗塩酒塩(さかしお)手塩
[難読]塩梅(あんばい)塩剝(えんポツ)苦塩(にがり)

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しお〔しほ〕【塩】
塩化ナトリウムを主成分とする塩辛い味の物質。海水や岩塩から製し、精製したものは白い結晶で、食生活の基本調味料。食塩。
塩味の加減。しおけ。「をきかす」
苦労、辛苦。
「まだ世の中の―を深く味わわざる処女(おとめ)」〈魯庵社会百面相
[下接語]粗(あら)塩胡麻(ごま)塩酒(さか)塩立て塩地の塩手塩苦(にが)塩一(ひと)塩振り塩藻塩焼き塩(じお)甘塩煎(い)り塩薄塩紙塩口塩天日塩盛り塩山塩呼び塩

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日本文化いろは事典

塩はほとんどの料理に用いる調味料で、人間の機能を保つためになくてはならないものです。昔から米と野菜中心だった日本食では体に必要な塩分を摂取するために、塩を多くに用いられています。

出典:シナジーマーティング(株)

栄養・生化学辞典

 酸と塩基の中和によってできる化合物.酸が残っている場合(例えばNaH2PO4など)を酸性塩,塩基が残っている場合(例えばCaCl(OH)など)を塩基性塩という.

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 食塩(塩化ナトリウム).

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世界大百科事典 第2版

えん【塩 salt】
金属または塩基の陽性成分(たとえばNH4,C6H5NH3など)と,酸の陰性成分とからなる化合物の総称。たとえば,NaCl,KH2PO4,K2HPO4,K3PO4,MgCl(OH),MgCl2,TiCl4,CrCl3,CrCl3・6H2O,[Co(NH3)6]Cl3,K4[Fe(CN)6],KAl(SO4)2・12H2O,NH4Cl,C6H5NH3Clなどがそうであり,無機化合物で広くみられる。酸と塩基との中和反応あるいは塩の複分解その他によって得られるが,中和では一方が多塩基酸または多酸塩基のときには何種類かの塩が得られる。

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しお【塩 salt】
塩は食塩とも呼ばれるが,化学的には塩化ナトリウムNaClと呼ばれ,ナトリウムイオンと塩素イオンとが規則正しく配列した無色透明の正六面体の結晶で,へき開性もある。製法により結晶の外形不定形になり,色相も種々の色を呈する。比重は2.2程度,モース硬度は2~2.5,融点は800℃付近,沸点は1440℃,飽和食塩水の氷点は-21℃である。水に対する溶解度は,温度によりほとんど変わらず,20℃で26.4%,100℃で26.9%である。

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大辞林 第三版

えん【塩】
酸と塩基との中和反応によって生じるイオン化合物。酸の水素イオンを金属などの陽イオンでおきかえた化合物、または塩基の水酸化物イオンを酸の陰イオンでおきかえた化合物とみることもできる。典型的な塩はイオン結晶の固体で、水によく溶けるものが多い。食塩(塩化ナトリウム NaCl)は、塩酸(HCl)と水酸化ナトリウム(NaOH)の反応で得られる代表的な塩である。

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しお【塩】
〔「潮」と同源〕
しょっぱい味のする白い結晶。塩化ナトリウムを主成分とする。人体の生理上不可欠のもので、工業的にも重要物質。食塩。
塩の味。しおけ。 「 -がきつい」 「 -をきかす」
(比喩的に)世の中の苦労。 「お鈴も浮世の-知らず/薄命のすず子 お室
[句項目] 塩が浸む 塩をする 塩を踏む

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精選版 日本国語大辞典

えん【塩】
〘名〙 酸の水素イオンを金属イオンまたは金属性イオンで置換したもので、酸と塩基との中和反応などによって生ずる。水素イオンが完全に置換されたものを正塩(中性塩)、水素イオンの一部が残っているものを酸性塩(水素塩)、水酸イオンが結合したものを塩基性塩という。また、二種以上の塩が結合したものを複塩、錯イオンを含む塩を錯塩という。一般の「食塩」「塩分」などの場合は塩化ナトリウムをさす。
※小学化学書(1874)〈文部省〉二「塩とは中性の物にして酸と『アルカリ』と化合して成る者を謂ふなり」

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しお しほ【塩】
〘名〙
① 塩辛い味をもった物質。海水または岩塩から製し、精製したものは白い結晶で、食生活上なくてはならない調味料。また、日本ではいろいろな場で「清め」の材料として用いられる。塩化ナトリウム(NaCl)を主成分とし、工業用にも重要な物質であるが、一般には食塩をさしていう。
※古事記(712)下・歌謡「枯野(からの)を 志本(シホ)に焼き 其(し)が余り」
② 塩の味。しおけ。から味。また、塩加減。
※天正本狂言・栗焼(室町末‐近世初)「いま一はとさいそくする。それがしがしほを見たとゆふ」
③ 辛さ。苦しさ。
※社会百面相(1902)〈内田魯庵〉附録「猶(ま)だ世の中の塩を深く味はざる処女(をとめ)を男爵の侍婢(こしもと)に参らせし鄙(いや)しき心ばえの」
④ 声がしわがれていること。塩声。
洒落本品川海苔(1789‐1801頃)侠八歯臍「塩の過た声で新内をうたふ」
⑤ 「しおや(塩屋)(一)③」の略。
※洒落本・起原情語(1781)「通人だの龍じんだのと塩(シホ)をいはっしゃるが」

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