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塞の神【さえのかみ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

塞の神
さえのかみ
村や部落にあって,他から侵入するものを防ぐ神。邪悪なものを防ぐとりでの役割を果すところからこの名がある。境の神の一つで,道祖神,道陸神 (どうろくじん) ,たむけの神,くなどの神などともいう。村落を中心に考えたとき,村境異郷他界との通路であり,遠くから来臨する神や霊もここを通り,また外敵や流行病もそこから入ってくる。それらを祀り,また防ぐために設けられた神であるが,種々の信仰が習合し,その性格は必ずしも明らかでない。一般には神来臨の場所として,伝説と結びついた樹木岩石があり,七夕の短冊竹虫送りの人形を送り出すところとなり,また流行病のときには道切りの注連縄 (しめなわ) を張ったりする。小正月左義長などの火祭をここで行う場合もある。神祠,神体としては,「塞の神」「道祖神」などの字を刻んだ石を建てたものが多いが,山梨県には丸石を祀ったものもあり,人の姿を刻んだ石や,男根形の石を建てるものも少くない。行路や旅の神と考える地方ではわらじを供え,また子供の神としてよだれ掛けを下げたり,耳の神として穴あきの石を供えたりするところもある。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典 第2版

さえのかみ【塞の神】

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