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基軸通貨

知恵蔵

基軸通貨
一般に次の条件を兼ね備えた国際通貨を指す。(1)国際間の貿易・資本取引に広く使用される決済通貨であること、(2)各国通貨の価値基準となる基準通貨であること、(3)通貨当局が対外準備資産として保有する準備通貨であること。こうした基軸通貨としての機能を果たすには、(a)通貨価値の安定、(b)高度に発達した為替市場と金融・資本市場の存在、(c)対外取引規制がないこと、などが必要とされている。歴史的には、英ポンドや米ドルが基軸通貨と呼ばれてきた。第2次世界大戦後は、米国IMF体制の下で各国中央銀行に対して米ドルの金兌換を約束したことや強大な経済力軍事力を背景に、米ドルが名実共に基軸通貨となった。欧州単一通貨ユーロが将来的にドルと並ぶ基軸通貨に成長する可能性を持つが、現時点ではドルの基軸通貨としての地位は揺らいでいない。
(絹川直良 国際通貨研究所経済調査部長 / 2007年)

出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」

朝日新聞掲載「キーワード」

基軸通貨
世界中で輸出入の支払いや金融取引などに使われる通貨。米国の圧倒的な経済力と軍事力を背景に、1944年の「ブレトンウッズ協定」で、米ドルが英ポンドに代わって基軸通貨になった。当初はドルの価値を裏づけるため、ドルは金と交換できた。その上で各国通貨はドルとの交換比率が固定された。円は49年に1ドル=360円と決められた。しかし、日本や西ドイツ(当時)などからの輸入が増え、米国の経常収支(外国との輸出入や投資などを差し引きした額)が赤字になってドルとともに金が海外に大量に流出したため、米国は71年に金交換を停止(ニクソン・ショック)、円相場も1ドル=308円に切り上げた。73年には、市場の取引で相場が決まる「変動相場制」に移った。
(2011-08-07 朝日新聞 朝刊 2総合)

出典:朝日新聞掲載「キーワード」

デジタル大辞泉

きじく‐つうか〔キヂクツウクワ〕【基軸通貨】
国際間の決済などに広く用いられる通貨。一般的に米ドルを指すが、過去には英ポンドなどがその役を担った。キーカレンシー。→ブレトンウッズ協定

出典:小学館
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ワイジェイFX用語集

基軸通貨
世界各国の通貨の相対価値を決める単位として機能し、各国の準備通貨や決済通貨として広く用いられている通貨の事を言います。国際通貨とも言われています。現在は米ドルが基軸通貨です。

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FX用語集

基軸通貨
基軸通貨として主に以下の3つの要件が挙げられます。1.国際間の貿易・資本取引に広く使用される決済通貨であること、2.各国通貨の価値基準となる基準通貨であること、3.通貨当局が対外準備資産として保有する準備通貨であること。現在は米ドルが基軸通貨とされています。

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世界大百科事典 第2版

きじくつうか【基軸通貨 key currency】
国際通貨制度において基軸となっている通貨をいう。基軸通貨はつぎのような機能を果たしている。(1)国際取引の決済に一般的に使用される。たとえば,輸入代金の支払いにあたって,取引相手がその通貨での支払いを拒否したりしない,というのでなければ基軸通貨にはなれない。通常,国際取引の決済にほぼ無条件に用いられる通貨を国際通貨international currencyという。(2)各国通貨の交換にあたって,価値基準として用いられる。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

きじくつうか【基軸通貨】
国際間の決済や金融取引に広く使用される通貨。第二次大戦後は主にアメリカ-ドルが用いられている。キー-カレンシー。国際通貨。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

基軸通貨
きじくつうか
国際通貨」のページをご覧ください

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)

基軸通貨
きじくつうか
key currency
国際間の決済や金融取引などにおいて中核的機能を果たす国際通貨をとくに基軸通貨とよぶが、一般には国際通貨と同義に用いられることが多い。英ポンドは大英帝国の威信と経済力を背景に長い期間基軸通貨の地位を保ってきたが、第二次世界大戦後はこれにかわって米ドルがアメリカの政治経済上の絶対的優位を背景に基軸通貨となった。1971年の金交換停止により通貨価値の安定と国際的信認は以前ほどではなくなったが、現在でも米ドルの基軸通貨としての存在には変化はない。[土屋六郎]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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