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執行罰【しっこうばつ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

執行罰
しっこうばつ
行政上の強制執行の一手段。不作為義務または他人が代ってすることのできない作為義務履行されない場合に,その履行を将来って,間接的に強制するために科する一定の期間内に義務が履行されないときは,一定の過料に処すべき予告し,その予告によって心理上の圧迫を加え,もって義務者みずからにその義務を履行させることを目的とする。義務者が過料を納付しないときは,これを強制徴収する。義務の履行がないかぎり,繰返し科すことができる。現在では,砂防法 (36条) などを除いて執行罰を定める法律はほとんどない。

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デジタル大辞泉

しっこう‐ばつ〔シツカウ‐〕【執行罰】
行政上の強制執行の一。義務不履行に対し、その義務の履行を強制するために科する罰。強制罰

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世界大百科事典 第2版

しっこうばつ【執行罰】

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大辞林 第三版

しっこうばつ【執行罰】
行政法上の義務の履行を強制するために科される罰。強制罰。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

執行罰
しっこうばつ
行政上の義務の履行がないとき、一定の過料を科すことを予告することにより間接的に義務の履行を確保する手段。刑罰ではなく、行政強制の一種である。戦前の行政執行法では不作為義務(たとえば、許可を受けずに営業してはならない義務)または非代替的作為義務(たとえば、予防接種義務、医師の診療義務)の不履行に対する行政強制の一種として広く認められてきたが、戦後になって、金額が高すぎれば強力すぎるし、金額が安すぎると機能しないとして一般には廃止され、今日では砂防法第36条に法文の整理漏れの形で残っているにすぎない。そこで、前記のような義務については、刑罰の定めによりその履行を担保するのが普通である。しかし、建築基準法違反の建物の是正を強制するためにこの手法を再導入すべきことが検討されたことがある。[阿部泰隆]

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精選版 日本国語大辞典

しっこう‐ばつ シッカウ‥【執行罰】
〘名〙 行政法上の義務の履行を強制するため、行政官庁の科する罰。行政上の強制執行の一方法である点で、刑罰、行政罰とは区別される。第二次世界大戦後、一般には廃止され、砂防法にのみ残っている。強制罰。〔現代大辞典(1922)〕

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