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【がた】

デジタル大辞泉

けい【型】[漢字項目]
[音]ケイ(漢) [訓]かた
学習漢字]4年
〈ケイ〉
同形のものをいくつも作るとき元になるもの。いがた。「原型紙型母型
基準となる形。タイプ。「型式定型典型模型類型
〈かた(がた)〉「型紙鋳型大型小型新型血液型
[難読]型録(カタログ)紅型(びんがた)

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

かた【型】
おもに武道古典芸能で用いられる語。〈形〉と表記することもある。武道の場合には,攻撃と防御の対応を定型化した規範的な行動様式をいい,古典芸能の舞台においては,せりふや身振りなどの有意的表出,舞や拍子などの無意的表出を定型化したそれをいう。歌舞伎の型は有意的表出の定型に属し,作品の趣旨や登場人物の理解にもとづいて役の行動を表現するための,全体的ないし部分的な行動様式,およびそれに付随する演出上の諸約束をいう。

出典:株式会社平凡社
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典


かた
芸能,芸道武芸,武道,雑芸などにおいて,技芸上の典型として,また規範,規則として尊重されるもの。名優名人によって創造された表現形式およびその技法といえる。芸における形式,精神両面にわたる骨格しきたりであり,こつでもある。日本の芸は様式性 (視覚的) ,伝承性 (精神的) においてとらえられるために,時間空間の定着として型が成立することになる。型は家の芸となり,秘伝口伝の伝授形式をもち,それが示されることに寿祝性,儀礼性を帯びる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)


かた
芸能用語。舞(雅)楽、能、狂言、人形浄瑠璃(じょうるり)、歌舞伎(かぶき)、舞踊など、伝統芸能の演技・演出において、代々継承され洗練されて固定化した表現様式のこと。演者の芸を中心に伝承されてきた日本芸能の特徴である。流派・家系によって、作品の解釈や全体の構成演出にかなりの差がある場合も多く、これを「何流の型」「誰々(だれだれ)の型」などという。能で小書(こがき)と称するのは特殊な型で演ずることを意味し、たとえば『紅葉狩(もみじがり)』の「鬼揃(おにぞろえ)」という小書の場合、後(のち)シテの鬼が普通1人なのを、ツレの鬼が5人も出るというように、扮装(ふんそう)や囃子(はやし)や舞の一部だけでなく、脚本全体に変化の及ぶものがある。
 歌舞伎も、江戸時代は俳優の創意工夫が貴ばれ、したがっていろいろな型が生まれたが、明治以降、歌舞伎が古典化するにつれて、演出の固定化が始まり、限られた種類の型が忠実に踏襲されるようになった。たとえば、『忠臣蔵』の五、六段目の勘平(かんぺい)の型には、3世、5世の尾上(おのえ)菊五郎によって完成された「音羽屋(おとわや)型」で代表される江戸風の型と、上方(かみがた)風の型があり、『熊谷陣屋(くまがいじんや)』の熊谷には、9世市川団十郎の型と4世中村芝翫(しかん)の型が伝わり、それぞれ演技の手順や衣装などに明瞭(めいりょう)な差があるが、今日の東京では勘平は音羽屋型、熊谷は団十郎型で演ずるのが常識のようになっている。昭和の初期、6世菊五郎がいくつかの義太夫(ぎだゆう)狂言に原作を尊重した新演出を試み、その型が後継者たちによって伝えられているという例はあるが、近年ではこうした新しい型の創造はきわめて少なくなっているといってよい。[松井俊諭]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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