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【ザ】

デジタル大辞泉

ざ【坐】[漢字項目]
人名用漢字] [音]ザ(呉) []すわる います
すわる。「坐臥(ざが)坐禅坐像跪坐(きざ)静坐
すわる所。「坐席」
いながらにして。何もせずに。「坐視
かかわり合いになる。「連坐
[補説]もと、「坐」は主にすわる動作に、「座」はすわる場所に用いた。新表記では「座」に書き換える。
[難読]胡坐(あぐら)憑坐(よりまし)

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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精選版 日本国語大辞典

いまさ・う いまさふ【坐】
〘自ハ四〙 (四段活用動詞「います(坐)」に、補助動詞「あう(あふ)」の付いた「いましあう」の変化した語。「合う」は、皆が…する、互いに…するの意。したがって、動作の主は複数である。なお、一説に、「います」に、継続の意を表わす助動詞「ふ」の付いたものともいう) 複数者の、存在の意の「あり」を敬っていう尊敬語。補助動詞としても用いる。(人々が)いらっしゃる。皆…の状態でいらっしゃる。いまそうず。おわさう。おわしまそう。
※続日本紀‐天平神護二年(766)一〇月二〇日・宣命「道を志して、世間(よのなか)の位冠をば楽(ねが)はず伊末佐倍(イマサヘ)どもなも」

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い‐ま・す【坐】
[1] 〘自サ四〙 (尊敬語動詞「ます」に、接頭語「い」の付いたもの)
[一]
① 存在を表わす「あり(有)」「お(を)り(居)」の、存在主を敬っていう尊敬語。いらっしゃる。おいでになる。おわす。おわします。ます。
※古事記(712)下・歌謡「やすみしし 我が大君の 獣(しし)待つと 呉床(あぐら)に伊麻志(イマシ)
※拾遺(1005‐07頃か)雑賀・一一七三「千年(ちとせ)へん君しいまさばすべろ木の天の下こそうしろやすけれ〈清原元輔〉」
② 所有を表わす「あり(有)」の、所有主を敬っていう尊敬語。おありである。おありになる。
※岩淵本願経四分律平安初期点(810頃)「如来は慈悲いマす」
③ 「いく(行)」「く(来)」の、動作主を敬っていう尊敬語。いらっしゃる。おいでになる。
※古事記(712)中・歌謡「階(しな)だゆふ 楽浪道(ささなみぢ)を すくすくと 我が伊麻勢(イマセ)ばや 木幡(こはた)の 道に 逢はしし嬢子(をとめ)
※落窪(10C後)二「『こちいませ』と呼び給へば、ふとよりたる」
[二] 補助動詞として用いる。
① (形容詞・形容動詞の連用形、断定の助動詞「なり」の連用形「に」(または、それらに助詞「て」の付いたもの)につく) 叙述の意を添える「あり」の尊敬語。(…て)いらっしゃる。(…で)いらっしゃる。
※古事記(712)上・歌謡「汝(な)こそは 男(を)に伊麻世(イマセ)ば〈略〉若草の妻持たせらめ」
※観智院本三宝絵(984)序「解深(さとりふかく)慈び広く伊坐(イマ)す仏」
② (動詞の連用形に付く) 動作の継続の意を添える「あり」、経過・移動の意を添える「いく(行)」「く(来)」の尊敬語。(…て)いらっしゃる。(…て)おいでになる。
※古事記(712)下・歌謡「其(し)が花の 照り伊麻斯(イマシ) 其が葉の 広(ひろ)り伊麻須(イマス)は 大君ろかも」
[2] 〘自サ変〙 (「います〔自サ四〕」が、中古になって活用を変化させたもの。中古になって下二段活用の「います」が発生し、四段活用の「います」と併用されたものともいう)
[一]
① (一)(一)①に同じ。
※宇津保(970‐999頃)俊蔭「我子のいませんかたには、いづちもいづちもいかざらむ」
② (一)(一)②に同じ。
※観智院本三宝絵(984)上「又、神通の力伊坐して、妙へに衆生の心を随へ給ふ」
③ (一)(一)③に同じ。
※竹取(9C末‐10C初)「此の人々の、年月をへて、かうのみいましつつ宣ふ事を思ひ定めて」
[二] 補助動詞として用いる。
① (一)(二)①に同じ。
※大和(947‐957頃)三八「壱岐(ゆき)の守(かみ)のめにていますとて」
② (一)(二)②に同じ。
※竹取(9C末‐10C初)「されば帰りいましにけり」
[3] 〘他サ下二〙 (「います〔自サ四〕」を下二段に活用させて、使役性の他動詞としたもの)
[一] 「あらしむ」「行かしむ」などの、使役する対象を敬っていう。いらっしゃるようにさせる。おいでにならせる。
※書紀(720)敏達一三年是歳(前田本訓)「仏の殿を宅の東の方に経営(つく)りて彌勒の石像を安置(ませまつ)る。三の尼を屈請(イマセ)て大会の設斎(をかみ)す」
[二] 動詞の連用形について、補助動詞として用いる。(…て)いらっしゃるようにさせる。
※万葉(8C後)二・一九九「言(こと)さへく 百済(くだら)の原ゆ 神葬(かむはぶり)(はぶ)り伊座(イませ)て」
[語誌](1)奈良時代は一般に用いられたが、平安時代には和文にあまり見られず、漢文訓読文に用いられている。
(2)訓読文では、「有り・居り」の尊敬語としてだけ用いられていて、意味が縮小されている。まれに和文に見えるときは、軽い非難や揶揄が込められていたり、田舎びて、古風で形式的な語として扱われたりしていて、敬度は類義語の「おはす」より低い。

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いますがら・う いますがらふ【坐】
〘自ハ四〙 (「いますかろう」とも。「いますがり(坐━)」に補助動詞「あふ」の付いた「いますがりあふ」の変化したものか) いらっしゃる。(…して)いらっしゃる。
※源氏(1001‐14頃)竹河「見ぐるしの君だちの〈略〉官位をば、何とも思はずすぐしいますからうや」

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いまそう‐・ず いまさう‥【坐】
〘自サ変〙 (動詞「いまさう(いまさふ)」の連用形に、サ変動詞「す」の付いた「いまさひす」の変化したもの。「いまさう」と同じく、動作の主は複数) =いまさう(坐)
※大鏡(12C前)五「『さばれと思し召しつるにこそと思ひなすも、心おごりなんする』とのたうびいまさうじける」

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まさ・う まさふ【坐】
〘自ハ四〙 (動詞「ます(坐)」に補助動詞「あう」の付いた「ましあう」の変化した語) (複数の者が)いらっしゃる、また、補助動詞として用い、…ていらっしゃる。
※続日本紀‐宝亀二年(771)二月二二日・宣命「賢き臣等の、世を累(かさ)ねて仕へ奉り麻佐部(マサヘ)る事をなも」
[補注]「ましあう」の変化とする説のほか、「ます」に継続を表わす助動詞「ふ」のついたものとする説もあり、「後撰‐慶賀」の「脇息をおさへてまさへよろづよに花の盛りを心しづかに〈仁教〉」の例などは、複数者の動作とみるよりも継続とみるべきものかと思われる。

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いまそ・う いまさふ【坐】
〘自ハ四〙 ⇒いまさう(坐)

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