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地神【じがみ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

地神
じがみ
日本の農村で特定の集団と関係する縁起をもち,特定の土地に祀られる機能神の総称。祖先信仰を基盤に,歴史的地域的に多様な信仰と結びついて発展をとげた全国的規模の信仰であるが,呼称は地方によって異なる。信仰内容から次の3種に類別することができる。 (1) 1村または1集落単位の地縁集団が,土地の守護,農耕の神として祀る。包括神的性格をもち,村の辻や神社の境内などに祀り,春秋の彼岸を祭日とする。地神講と称する講を組織する地方もあり,順番に宿をして祭りを行うこともある。 (2) 特定の家の田畑などに祀り,その田や畑を開拓した人を地神とするもの。田畑の守護神であると同時に,その家の開拓先祖として信仰されることが多く,祭場を屋敷内におき屋敷神としての機能をもつことがある。 (3) 家人が死んで 33年を経過すると,地神と呼ぶ祖先神になるというもの。多くは屋敷の一隅に常設の祠 (ほこら) やわらでつくった仮屋に祀る。

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デジタル大辞泉

じ‐がみ〔ヂ‐〕【地神】
祖霊、農神ともされる神。屋敷内や辻(つじ)・田のそばに祭る。地主神(じぬしがみ)。じしん。

出典:小学館
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じ‐しん〔ヂ‐〕【地神】

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ち‐じん【地神】
《「ぢじん」「ぢしん」とも》
地の神。国つ神。地祇(ちぎ)。⇔天神(てんじん)
天照大神(あまてらすおおみかみ)以下、この国を治めた神々。
じがみ(地神)

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世界大百科事典 第2版

じがみ【地神】

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大辞林 第三版

じがみ【地神】
田畑のほとりや宅地内の一隅などに祀まつられる神。土地の神・屋敷の神とする所が多い。じぬしのかみ。じしん。じのかみ。
土公神どくじん 」に同じ。

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じしん【地神】
じがみ(地神) 」に同じ。
地天じてん 」に同じ。
ちじん(地神) 」に同じ。

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ちじん【地神】
〔「じじん」とも〕
地の神。国つ神。地祇ちぎ
じがみ(地神) 」に同じ。
その土地の神。
地天じてん 」に同じ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

地神
じがみ
「じのかみ」「じちんさま」ともいう。土地の神、百姓の神、農業の神として信じられているが、その神格は複雑である。屋敷神として祀(まつ)られている例も多く、藁宮(わらみや)をつくり毎年新藁で葺(ふ)き替えている。地神講という講で祀っている所が多く、春秋の社日(しゃにち)を祭日としている。宿に集まって地神の掛軸を掛け、御神酒(おみき)、赤飯、そばなどを供えて祀っている。この日は農作業は休みとし、鍛冶屋(かじや)が鍬(くわ)、鎌(かま)などの農具を売りにきた所もあった。地神は農神(のうがみ)として、田の神と同じく去来伝承が語られている。大分県日田(ひた)市地方では2月サジの日(社日)に作神様が天から降(くだ)り、秋のサジの日に天に昇るという。神が降ると暖かくなり、去ると寒くなるといわれている。埼玉県や静岡県には、人が死んで三十三回忌を終えると地神様になる、という先祖の神としての信仰がみられる。鹿児島地方などには地神を同族神のように考えている例がみられる。11月に同族が祭を営んでいる。奈良県吉野郡十津川(とつかわ)村の玉置川(たまいがわ)地区では、家を建てるとき屋敷を守る神として、地の神を山伏に頼んで屋敷の真ん中に封じ込んだという。各地の地神には、堅牢(けんろう)地神とか地神塔とかの文字を彫った石神がみられる。[大藤時彦]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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