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土間【どま】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

土間
どま
家の中でを張らず土足で歩く場所。ニワともいい,古くから農作業の場所とされた。通常,台所の続きにあり,かまど井戸などが設けられているところもある。都市生活の場では必要性がなくなるとともに狭くなり,今日では玄関入口だけが土間になり,土のままでなく,コンクリートを流し,あるいは煉瓦タイルなどを敷きつめることが多い。

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土間
どま
歌舞伎劇場の,桟敷席以外の一般席。「切落し」ともいう。発生期の歌舞伎小屋の客席は,左右の桟敷を除いて屋根はなく,地面敷物を敷いただけであったところからきた名称。明和3 (1766) 年土間にを張って区分をし,安永1 (72) 年から木材で仕切りをした,いわゆる桝 (ます) 席ができはじめ,19世紀初頭には,両花道の内側平土間外側を高 (二重) 土間と称した。

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デジタル大辞泉

ど‐ま【土間】
建物内で、床を張らず、地面を露出するか、三和土(たたき)タイル張りなどにした所。土間床
《もと、地面にじかに敷物を敷いて見物したところから》昔の歌舞伎劇場で、1階の舞台正面の観客席。明和(1764~1772)ごろから枡(ます)で仕切られ、享和(1801~1804)ごろから平土間高土間などの区別ができた。

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リフォーム用語集

土間
日本建築に於ける家屋内の一部を構成する間取りで、地面と同じ高さに設けられた部分をさし、屋内でありながらを履いて使用したりする中間領域である。古くは、屋外と同じ土の床であったが、現代では、仕上げに漆喰珪藻土、コンクリート・タイルなどが使われる。

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世界大百科事典 第2版

どま【土間】
住宅などの建築で,床板(ゆかいた)を張らず,地面がそのまま床になっている部屋の総称。土間という呼称が用いられだした時期はわからないが,1600年ころには,台所の土床の部分を土間と呼んでいる。庶民住宅では,奈良時代までは床を張らず,土の上に草や(もみ)を敷き,その上に筵(むしろ)を敷いて生活した。北陸地方から東北地方では,18世紀まで土床の住いが多くあり,〈土間ずまい〉とも呼ばれている。江戸時代の住宅では,台所に広い土間がとられ,竈(かまど)や流しを設け下働きの人々の作業場になっていた。

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大辞林 第三版

つちま【土間】
どま(土間)に同じ。 -ひえあがりけるにぞ/浮世草子・五人女 4

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どま【土間】
屋内で床板を張らず、地面のまま、あるいは三和土たたきにしてあるところ。土場。
江戸初期、劇場は野外にあり、地面に敷物を敷いて観客席としたのでいう 劇場の、舞台正面の一階平面の座席のこと。

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家とインテリアの用語がわかる辞典

どま【土間】
➀建物の内部で、床を張らずに地面のまま、または漆喰(しっくい)やコンクリートで仕上げたり、石やタイルなどを張ったところ。ふつう土足のまま用いる。日本の民家では、炊事などの作業場や通路物置などとして多目的に利用された。
➁歌舞伎の劇場で、1階の舞台正面の席。古く、土間➀であったことから。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

土間
どま
屋内において床を張らずに、地面のまま、または叩(たた)き土(つち)、漆喰(しっくい)塗りなどにしてあるところ。現代では、玉砂利敷き、石敷き、石張り、タイル張り、コンクリート打ちなどの場合もこの呼称を用いる。原始住居跡から推定できるように、住まいは、初めは一室の土間だけの小屋であった。それが、中世以降、上流の人たちの住居の形式が一般化され、炊事や作業に土間を、居室として板床(のちには畳を用いた部屋)をそれぞれ用いるようになった。この形式が今日でも民家にみられる。
 また、初期の歌舞伎(かぶき)劇場では、舞台の正面席を土間とよんだ。左右の席が屋根付き板張りの桟敷(さじき)であったのに対し、正面席は露天の土間であった。江戸時代の後半になってから、劇場全体に屋根がかけられ、この正面席もようやく枡(ます)という方形の席を設けるようになった。その中央部分一面を平土間(ひらどま)、平土間より高く、桟敷より低い部分を高土間(たかどま)という。[中村 仁]

民俗

日本の住宅形式が履き物を脱いで上がる関係で、土間は不可欠なものである。土間はニワとかウスニワ、ニヤなどともよばれ、さらに内庭、外庭と区別される。片側に部屋があり、ニワが表から裏まで通っている片側住居の場合は、とくにトオリとよぶこともある。土間を格子戸や衝立(ついたて)で裏表に分けた場合、前面のほうをウスニワとよぶ。唐臼(からうす)を装置するからで、藁(わら)仕事やときには、脱穀調製までそこを使うこともある。藁打ち石などが埋めてあるのも、そのためである。調製に使う場合は、箒(ほうき)で掃き清め、人の歩く所だけ踏み板を置く地方もある。そのほか農具置き場や厩(うまや)、籾(もみ)を貯蔵するセイロ(別名キッツ)、便所、風呂場(ふろば)なども土間に設けられる。
 土間に似て土座(どざ)という名がある。これは主として寒い地方に多い。土間を30センチメートルほど掘り下げ、籾や藁をいっぱいに敷き詰めた構造で、土間以外の居室はもちろんのこと、寝間までこの方法にしたもので、板張り以前の床構造である。[竹内芳太郎]

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精選版 日本国語大辞典

つち‐ま【土間】
〘名〙 家の中で、床が張ってない地面のままの所。どま。
※評判記・色道大鏡(1678)三「此局の内、土間(ツチマ)は外にして、畳二帖敷を先定法用とす」

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ど‐ま【土間】
〘名〙
① 家の中の、床を張らないで土のままにしたところ。土をたたいたりして固めた場合も多い。土場。
※俳諧・毛吹草(1638)三「瓦 硯 樋 堂の土間(どマ)
② (もと床を張らないで土のままだったところから) 歌舞伎の劇場で、一階の舞台正面の枡形(ますがた)の座席。高土間・平土間などの別がある。椅子席になってからも土間と呼ぶことがある。
※戯場年表(19C後頃)二「土間にさし縄を張り見物の節は縄を取る、切落にいたす」
③ 相撲で、土俵下の力士の控えの後ろの桟敷。砂かぶり。

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