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国連開発計画【こくれんかいはつけいかく】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

国連開発計画
こくれんかいはつけいかく
United Nations Development Program; UNDP
国際連合の開発援助機関。1966年1月,国連特別基金と国連拡大技術援助計画が統合されて発足した。経済社会理事会の下部機関の一つであり,発展途上国に対する技術援助と投資前調査を中心とする援助活動を行なう。UNDPの援助計画では,投資資本の誘致,職員の技能訓練,および近代技術の導入を目的とするプロジェクトに資金を提供する。また専門家による援助を提供し,発展途上国の統治能力を向上させるために,公正かつ対応に優れ国民参加を可能とする政治司法機関を構築すること,雇用増大をはかるために国内経済の民間部門を拡大することを目指す。近年では貧困削減,エイズの治療と HIV感染対策の戦略策定,環境保全のためのエネルギー経済政策の推進,通信と先端技術の基盤施設拡充などを目的とする計画に集中してきた。125ヵ国以上の発展途上国現地で常駐代表がその他の国連機関・計画や非政府組織 NGOとの間で活動を調整する。本部所在地はアメリカ合衆国のニューヨーク。

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知恵蔵

国連開発計画
国連拡大技術援助計画と国連特別基金を統合し、1966年1月に設立された国連(UN)の専門機関。経済社会理事会(ECOSOC)に直属。国連の加盟国が自動的にUNDPの加盟国となる。最高意思決定機関は執行理事会で、理事国数は36カ国(3年ごとに改選)。本部はニューヨークで、発展途上国の132カ国に常駐事務所をもつ。総資金額は47億2200万ドルで、職員数は5000人強(2006年度)。「持続可能な人間発展」を基本理念に掲げ、民主的統治の実現、貧困の緩和、紛争の予防と紛争後の復興、環境の保全と持続可能なエネルギーの開発、情報通信技術の開発、及びエイズの撲滅、の6分野を重点項目としている。1990年以降『人間発展報告書』を刊行し、人間発展指数などを公表している。UNDPが国連総会から管理・運営を委任されている機関として、国連資本開発基金(UNCDF : United Nations Capital Development Fund)、国連婦人開発基金(UNIFEM : United Nations Development Fund for Women )、国連ボランティア(UNV : United Nations Volunteers )がある。
(室井義雄 専修大学教授 / 2008年)

出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」

デジタル大辞泉

こくれん‐かいはつけいかく〔‐カイハツケイクワク〕【国連開発計画】

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
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世界大百科事典 第2版

こくれんかいはつけいかく【国連開発計画 United Nations Development Programme】
国連加盟国の自発的な特別拠出金を主要財源として,開発途上国への技術援助を行っている国連機関。UNDPと略称。事務局はニューヨークにある。国連拡大技術援助計画United Nations Expanded Programme of Technical Assistance(1950発足)と国連特別基金United Nations Special Fund(1959発足)を統合して1966年1月に発足した。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

国連開発計画
こくれんかいはつけいかく
United Nations Development Programme
略称UNDP。開発途上国に対する技術援助活動を目的として、1966年に設立された国連の機関。2001年現在、170以上の国と地域でプロジェクトを進めている。その援助は、開発途上国が人的および物的資源を生活水準と生産性の向上のために最大限に利用できるように行われ、資源開発のための事前調査、経済計画の作成、研究所の設立などのプロジェクトへの専門家の派遣や機材供与とか奨学金供与などを内容としており、国連および国連食糧農業機関国際労働機関など国連関連機関を通じて行われる。その資金は、国連およびその機関の加盟国からの自発的出資金によってまかなわれている。1990年から「人間開発報告書」を毎年発行し、各国の平均寿命、教育レベル、実質所得などを総合した人間開発指数(HDI)を提示し、持続可能な人間開発や後発の開発途上国への重点的資金援助を行うようになった。そのほか、人間貧困指数HPI)、ジェンダー開発指数(GDI)なども発表している。本部はニューヨークにある。[佐分晴夫]
『国連開発計画編『人間開発報告書』各年版(国際協力出版会)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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