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国人【こくにん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

国人
こくにん
国衆 (くにしゅう) ,国民 (こくみん) ともいわれる。南北朝~戦国時代を通じての地方の荘官地頭名主など在地領主,在地土豪,地侍などをいう。もと国衙支配下の人の意であったが,鎌倉時代末期以降,自立して荘園制の枠をこえて1郡,1国の規模の行動範囲をもち,それだけの力を結集でき,しかもそれによって守護大名らと対抗できる存在となった。室町時代には各地で領主化しようとして,あるいは守護の被官となり,あるいはこれと対抗する集団の主導力となった。そして下剋上の過程において戦国大名となったり,またその家臣団に組入れられたりした。安土桃山時代には,兵農分離の進展に伴い,城下町に結集されるにいたった。 (→国一揆 )  

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デジタル大辞泉

くに‐うど【国人】
《「くにびと」の音変化。「くにゅうど」とも》
その国の人。その土地に住む人。
「つねに―寄り合ひて狩なんどして」〈平治・下〉
在国衆(ざいこくしゅう)」に同じ。
「野心の―ら、忽ちに翻って味方を射る間」〈太平記・一四〉

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くに‐びと【国人】
国民。人民。くにたみ。
その地方の人。土着の人。
「―の心の常として、今は、とて見えざなるを、心あるものは恥ぢずぞなむ来ける」〈土佐

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こく‐じん【国人】
一国の人民。その国の人。国民。
国衙(こくが)領の住民のうち、特に有力名主層の称。中世では幕府の支配に抗して地方で小規模な領主制を形成した地頭荘官・有力名主の総称。郡ないし一国規模で行動し、状況に応じて守護の被官となったり、守護排斥運動の中心ともなった。国衆(くにしゅう)との実質的な違いははっきりしない。

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こく‐にん【国人】

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世界大百科事典 第2版

くにびと【国人】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

こくじん【国人】

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大辞林 第三版

こくじん【国人】
ある国家または地域の人民。その国の人。国民。
こくにんとも。その国に居ついている者の意 国衙こくがの官人、中世後期の在地領主・地侍などの称。国衆くにしゆう。国人衆。

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精選版 日本国語大辞典

くに‐うど【国人】
〘名〙 (「くにびと」の変化した語。「くにゅうど」とも)
① その国の人。その地方の住人。特に、地方武士。
※太平記(14C後)九「足利殿著御篠村則国人(クニウド)馳参事」
② 室町時代、京都に参勤しないで、常に領国にいる在地領主。在国衆(ざいこくしゅう)
※太平記(14C後)一四「野心の国人等、忽に翻て御方を射る間」 〔随筆・貞丈雑記(1784頃)〕

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くに‐びと【国人】
〘名〙 (古くは「くにひと」)
① その地方の人。土着の人。在地の人。
※書紀(720)神代上(兼方本訓)「土俗(クニヒト)、此の神の魂(みたま)を祭(まつ)るには」
② 国民。人民。くにたみ。
※類従本兼盛集(990頃)「とみゆかの枝まさり行く君が代にあへる国人たのもしきかな」

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こく‐じん【国人】
〘名〙
① 国衙の官人。留守所の官人。在庁官人。〔中右記‐元永二年(1119)七月三日〕
② 在地の武士。その国に居住している武力を有する者。
※島津家文書‐文治二年(1186)四月三日・源頼朝下文「為武士并国人等、恣致自由之濫行
③ 南北朝、室町時代、在地領主の呼称。地域的に結集して党を構成することもあった。
※明徳記(1392‐93頃か)下「当国の木津細懸の城に楯籠て、討手の下向を相待べしと評定し給しかども、国人一人も出合ず」
④ 一国の人民。その国の人。国民。
※家伝(760頃)下「従此已後、国人怕罪、不敢侵用寺家之物也」 〔書経‐君奭〕

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こく‐にん【国人】
〘名〙 =こくじん(国人)〔書言字考節用集(1717)〕

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