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四国山地【しこくさんち】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

四国山地
しこくさんち
四国の中央部を東西方向に延びる高峻な山地中央構造線南部の外帯山地の一部で,東は紀伊半島,西九州山地につながる。石鎚山 (1981m) -剣山 (1955m) が四国山地の主部で,石鎚山が最高峰。 2000m近くの山々が連なり,四国の分水嶺をなし,吉野川那賀川物部川仁淀川四万十川などの源流地となっている。変成岩水成岩から成り,火成岩はあまりみられない。鉱物資源は別子と高越 (こうつ) の銅山があったが,閉山した。ほかには,石灰石がある。四国南北横断の交通の大きな障害となり,横断する国道 32,33号線は吉野川の大歩危・小歩危 (おおぼけ・こぼけ) と仁淀川の谷沿いを利用している。古くから仁淀川および肱川上流地域はコウゾミツマタの栽培が盛んであり,紙幣の用紙や一般の和紙が生産されてきた。また第2次世界大戦後,酪農を導入し,鬼北,内山宇和大洲などの盆地を中心に普及している。また,近年では四国横断自動車道など交通が発達し,全般的に観光収入が増大している。

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デジタル大辞泉

しこく‐さんち【四国山地】
四国の中央部を東西に走する山地。石鎚(いしづち)山脈剣(つるぎ)山地などからなり、山容は急峻(きゅうしゅん)で、多雨の太平洋側と少雨の瀬戸内海側とに分ける。

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世界大百科事典 第2版

しこくさんち【四国山地】
四国の中央部をほぼ東西に走る山地。一般には中央構造線以南の外帯山地をさし,石鎚(いしづち)山脈剣(つるぎ)山地脊梁とし,標高1000mをこえる山地が大部分を占めている。東端紀伊水道,西端は豊後水道に臨み,それぞれリアス海岸を形成している。中央構造線に平行して南に御荷鉾(みかぶ)構造線,仏像構造線が東西に走り,地質は北から結晶片岩からなる三波川(さんばがわ)帯,おもに古生層からなり中生層が部分的にみられる秩父帯,中生層からなる四万十(しまんと)帯が東西方向に帯状に分布している。

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大辞林 第三版

しこくさんち【四国山地】
四国を東西に横断する山地。中央構造線の外帯に属し、東は紀伊山地、西は九州山地に連なる。山容は急峻。最高峰石鎚いしづち山(海抜1982メートル)。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

四国山地
しこくさんち
四国の中央部を東西に250キロメートルにわたって走る山地。中央構造線の外帯を占め、最高は石鎚山(いしづちさん)(1982メートル)、ついで剣山(つるぎさん)(1955メートル)で、1000メートル以上の山が13ある。南側は四万十(しまんと)川、仁淀(によど)川、物部(ものべ)川、北東側は吉野川と勝浦川などの水源をなす。山地は仁淀川と吉野川によって三分され、中央主水界を石鎚山脈、東部を剣山地という。剣山地の南に並行して海部山地(かいふさんち)が走り、甚吉森(じんきちもり)(1423メートル)がある。それぞれの走向は地質構造と一致し、石鎚山脈の延長は三波川(さんばがわ)帯(結晶片岩)、剣山地は秩父(ちちぶ)帯(古生層)、海部山地は四万十帯(中生層)になる。四国山地は四国の脊梁(せきりょう)をなし、台風や南東の季節風の向風斜面となる太平洋側では年降水量3000ミリメートルの多雨地帯となるが、瀬戸内海側は背風斜面で、雨量は1000ミリメートル以下である。この降水量の不均等性は、南斜面に魚梁瀬(やなせ)、木頭(きとう)の林業地帯や電源開発地帯を形成し、反対に北斜面は溜池(ためいけ)地帯や山村畑作地帯を形成した。また急峻(きゅうしゅん)な地形は南北の交通を妨げ、峠交通が重要な要路となってきた。山地の開発は山岳武士(南北朝以来の土豪)などにより進められ、ソバ、アワ、コンニャク、コウゾ、ミツマタの栽培が行われ、現在も和紙や塗り物などの民芸品として伝承されている。[高木秀樹]

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精選版 日本国語大辞典

しこく‐さんち【四国山地】
四国地方の中央部を東西に走る山地。長さ約二五〇キロメートル。石鎚(いしづち)山脈、剣(つる)山地などから成り、最高峰は石鎚山(一九八二メートル)。東は紀伊山地、西は九州山地へ連なり、中央構造線の南側に沿う。

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