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喜望峰【きぼうほう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

喜望峰
きぼうほう
Cape of Good Hope
南アフリカ共和国西ケープ州南西部のアフリカーンス語では Kaap de Goede Hoop。ケープタウンの南約 50km,ケープ半島の南端に位置。ヘロドトスの伝えるフェニキア人のアフリカ周航を別とすれば,1488年バルトロメウ・ディアス,1497年バスコ・ダ・ガマが到達,以降,インド航路の経由地となった。当時は「嵐の岬」と呼ばれていたが,ヨーロッパの宿願であったインド航路が開かれたことにより,ポルトガル王ジョアン2世(完全王)が「喜望峰」Cabo da Boa Esperança改名。1652年オランダ東インド会社から派遣されたヤン・ファン・リーベークにより,半島北西部テーブル湾岸に,インド航路の船舶のための補給用の農牧産地と砲台が創設され,中継基地として発展。その後,ここを拠点として,オランダ人農業移住者を中心に白人の南アフリカ移住が進み,しだいに内陸部に及んだ。美しい景観に恵まれ,動物保護区があり,観光地として知られる。付近は農業,工業,沿岸漁業が盛ん。

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デジタル大辞泉

きぼう‐ほう〔キバウ‐〕【喜望峰】
Cape of Good Hope》南アフリカ共和国南西部、ケープ半島南端西側にある岬。1488年ポルトガルのバーソロミュー=ディアスが発見、嵐の岬と命名したが、のち喜望峰と改称。1497年バスコ=ダ=ガマが初めてここを回って、インドに達した。名は、ポルトガルのエンリケ王子がインド航路発見を念じて名づけたとも、航路発見を記念してポルトガル王ジョアン2世が命名したともいう。

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世界大百科事典 第2版

きぼうほう【喜望峰 Cape of Good Hope】
南アフリカ共和国南西端の岬。アフリカーンス語ではカープ・ディ・フーイ・ホープKaap di Goeie Hoopと呼ぶ。ケープ・タウンの南側にのびるケープ半島の南端の小突起部(半島の先端はケープ・ポイントと呼ばれる)で,硬質砂岩の水平層が約30mの海食崖をめぐらす。1488年ポルトガル人B.ディアスの到達後,〈あらしの岬Cabo Tormentoso〉の名で航海者たちに恐れられていたが,ポルトガル王が97‐99年のバスコ・ダ・ガマによるインド航路の開拓を機に〈喜望岬Cabo da Boa Esperança〉と改名したといわれる。

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大辞林 第三版

きぼうほう【喜望峰】
南アフリカ共和国南西端の岬。ケープタウンの南48キロメートルに位置する。1488年、ポルトガル王の命で航海中の B =ディアスが発見し、「嵐の岬」と命名。王はインド航路発見の希望を抱き、「喜望峰」と改名。97年、バスコ=ダ=ガマはこの岬を回って東航、翌年インドに到達した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

喜望峰
きぼうほう
Cape of Good Hope
南アフリカ共和国、西ケープ州の南西端、南緯34度21分、東経18度29分にある岬。アフリカ大陸最南端のアガラス(アグラス)岬の北西約160キロメートル、ケープ半島の南端、フォルス湾の西の出口に位置する。アフリカーンス語ではカープ・デ・フーデ・ホープKaap de Goede Hoopという。1488年、ポルトガルの航海者バルトロメウ・ディアスがヨーロッパ人として初めてこの地を訪れ、「嵐(あらし)の岬」Cabo Tormentosoと名づけた。その後、ポルトガルのエンリケ航海王子がインドへの航路発見を念じて喜望峰と改称した。そして1497年バスコ・ダ・ガマがここを通ってインドへの航路を開いた。喜望峰の名称の由来については、インド航路発見を記念してポルトガル王ジョアン2世が命名したともいう。岬のバスコ・ダ・ガマ峰は約250メートルの急崖(きゅうがい)をなし、岬一帯は喜望峰自然保護区に指定されている。東に接するケープ・ポイントは観光地として有名である。[堀 信行]

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精選版 日本国語大辞典

きぼう‐ほう キバウ‥【喜望峰】
(Cape of Good Hope の訳語) 南アフリカ共和国の南西端にある岬。一四八六年バーソロミュー=ディアスが発見。「あらしの岬」と呼ばれたが、九七年バスコ=ダ=ガマがこの岬の沖合を通過してインドへの航路を開拓して以来、ポルトガル王により「喜望の岬」と改称された。

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