Rakuten infoseek

辞書

商業銀行【しょうぎょうぎんこう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

商業銀行
しょうぎょうぎんこう
commercial bank
預金銀行 deposit bankとも呼ばれる。短期預金を受入れ,それを資金源として商業手形割引短期貸付を行なったり,短期の有価証券投資を行うなど,短期金融を専門に行う銀行。 18世紀以降イギリスで特に発達した。このように短期金融だけを商業銀行が扱い,長期金融は他の長期金融機関が扱うという原則を商業銀行主義といい,このような区別をせずに長短両金融業務を行うことを兼業銀行主義という。信用創造を行い,手形交換機構を維持することで預金をそのまま決済手段とし,預金支払準備を節約することにより発達したが,長期預金の受入れ,長期貸出しをも企業全般に行うようになって性格を変えた。近年では消費者金融,住宅金融などの個人家計対象の融資にも進出しているが,他種金融機関の発展もあり,相対的地位は低下してきている。アメリカ,ドイツ,日本 (普通銀行がおおむね該当する) では短期預金のほかに定期預金などの長期預金を扱い,設備資金などの長期資金の供給を行うなど,一般に商業銀行と呼ばれるものでも兼業銀行主義の色彩が強い。特に日本の場合は諸外国に比して長期金融業務のウエイトが高いという特徴をもっている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

しょうぎょう‐ぎんこう〔シヤウゲフギンカウ〕【商業銀行】
短期の預金を集め、その資金を手形割引のような短期の貸し出しに運用することを主な業務とする銀行。英国で18世紀以降典型的な形で発達した。日本では、普通銀行同義に解する場合もある。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

しょうぎょうぎんこう【商業銀行 commercial bank】
短期の資金を集めて,短期の貸出しにもっぱらそれを利用することを原則としている金融機関をいい,預金銀行deposit bankともいう。世界で最も早く18世紀ごろから急速に銀行が発達したイギリスでは銀行分業主義がとられ,短期資金を専門的に取り扱う金融機関と,長期もしくは中期の資金を取り扱う金融機関の間に明確な区別が存在していた。商業銀行は短期資金をもっぱら扱う銀行で,商業銀行がこの原則を維持することを商業銀行主義という。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

しょうぎょうぎんこう【商業銀行】
日本の慣用では普通銀行と同義。本来は短期の預金を集め、それを手形割引を主体とする短期の貸し付けに運用する業務を行う銀行。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

商業銀行
しょうぎょうぎんこう
commercial bank
短期の預金を集め、その資金を手形割引など短期に運用する銀行。イギリスで18世紀以降発達をみた金融機関で、長期金融や証券業務を兼営するユニバーサル・バンクとしばしば対比される。商業銀行は、典型的には、預金のなかでも要求払預金(通貨性預金)の取扱いを中心とするところから、預金通貨の供給機関であるともいえる。イギリスの商業銀行は要求払預金ないしは決済性預金のほか預金勘定deposit account業務をも行っているが、これは7日間据え置き、以後前日の解約予告で払い戻すことができる。預金がこのように流動性の高いものであることから、その運用についても手形割引のような流動資産を中心に据えることが望ましいとされる。手形割引は、商業手形を銀行券や預金通貨に手数料をとって変えるものであることから、手形の期日が到来すれば自動的に銀行に資金が還流してくる健全な資金運用方法であり、自己流動性をもっているといえる。したがって銀行が流動性の高い預金を集めて、これを自己流動性に基づいて運用することは銀行の健全性を示すこととなり、このような考え方を商業銀行主義とよんでいる。なお、日本の普通銀行は、預金銀行ではあるが、定期預金の比率が高く、長期金融も行う兼営の形をとっており、厳密な意味での商業銀行とはいえない。[原 司郎]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

しょうぎょう‐ぎんこう シャウゲフギンカウ【商業銀行】
〘名〙 短期預金の受け入れ、短期の資金貸付、およびこの業務に伴う小切手、手形の出納、手形交換、為替業務などを中心に行なう銀行。英国で一八世紀から一九世紀にかけて発展。日本では普通銀行と同義に解する場合もあるが、厳密には普通銀行は商業銀行の枠にあてはまらない。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

商業銀行」の用語解説はコトバンクが提供しています。

商業銀行の関連情報

関連キーワード

HSBCナショナル・ウェストミンスター銀行イングランド銀行バークレイズ銀行インド・ステート銀行UBS鉱床バークレーズ銀行メロン財閥JPモルガン・チェース

他サービスで検索

「商業銀行」のスポンサー検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.