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吹管分析【すいかんぶんせき】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

吹管分析
すいかんぶんせき
blowpipe analysis
炭上試験ともいう。鉱物の鑑定に用いる簡単な定性分析法。古典的な鉱物組成決定のための予備実験法の1つ。アルコールランプなどのを適当に吹き分け,酸化炎還元炎のいずれかを用いて,木炭の端にあけた小孔中の試料 (炭酸ナトリウムと混ぜ合せたもの) を加熱する。加熱は炎を直接吹きつけて行う。小孔に生じた金属球の色,光沢,硬さ,酸化物被膜の生じる位置などから原鉱物の化学組成を判断する。

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デジタル大辞泉

すいかん‐ぶんせき〔スイクワン‐〕【吹管分析】
鉱物などの金属成分を簡便に検出する分析法。木炭上の穴に試料の粉末を詰め、これに吹管炎を吹きつけ、その変色・溶融状態などから成分を判定する。

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

すいかんぶんせき【吹管分析 blowpipe analysis】
鉱物中の金属成分を検出する簡易分析法。定性分析の予備試験に用いる。鉤形に曲がった吹管の先端をアルコールランプなどの炎に入れ,他端を口で吹いて炎を木炭上に導く。木炭上のくぼみに鉱物粉末と炭酸ナトリウムをおき,炎の酸化炎,還元炎を使いわけて木炭上に鉱物成分の金属球とその表面酸化物(鉱衣)をつくる。得られた金属の延展性,硬さ,色,鉱衣の形状などから定性分析を行う。【松浦 二郎】

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

すいかんぶんせき【吹管分析】
鉱物の化学成分の簡易分析法。試料粉末と無水炭酸ナトリウムとの混合物を木炭表面に埋め込み、吹管を用いて炎を吹きつけたときに起こる変化、たとえば気体の発生、炎の色、出来た金属球や酸化物の皮膜の形や色などにより試料の化学成分を分析する。現在ではほとんど用いられない。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

吹管分析
すいかんぶんせき
blowpipe analysis
吹管を用いて行う乾式定性分析。吹管は金属性の管で、一端に口を当てて吹き、他端から吹き出た空気を炎に吹き付けると、炎は横に倒れて細長い形となって木炭上の穴に詰めた試料に当たる。これによって強熱された試料の色調の変化、気体の発生、融解などの現象を観察する。また木炭上に昇華する金属酸化物の色や形状によって試料中の金属を判別する。管の先端を炎の中に入れて吹けば酸化炎を、外に置いて吹けば還元炎というように炎を自由に使い分けることができる。鉱物の金属成分を検出する簡易な方法として使われることが多かったが、現在ではほとんど行われていない古典的分析法の一つである。[高田健夫]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

すいかん‐ぶんせき スイクヮン‥【吹管分析】
〘名〙 鉱物や合金などの化学成分を検出する方法の一つ。固体の試料粉末に、酸化炎、還元炎などの吹管炎を吹き付けて試料の変色、溶融状態、化学変化などを観察して成分を判定するもの。

出典:精選版 日本国語大辞典
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化学辞典 第2版

吹管分析
スイカンブンセキ
blowpipe analysis

吹管を用いて酸化炎あるいは還元炎を試料に吹きつけ,鉱物の種類,あるいは成分元素を簡便に分析する方法.長方形にした木炭の一端に小さな穴をあけ,このなかに鉱物の粉末と融剤(主として無水炭酸ナトリウム)を混合して入れる.この部分を還元炎で吹きつけると金属と鉱衣(酸化物の膜)ができる.酸化炎を用いると鉱衣が発達する.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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