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吐血【とけつ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

吐血
とけつ
hematemesis
食道やから出血した血液き出すこと。吐物黒褐色でコーヒー様をしており,気泡を含まない点で,気管からの喀血と区別される。胃潰瘍食道静脈瘤胃癌に起因することが多い。

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デジタル大辞泉

と‐けつ【吐血】
[名](スル)食道十二指腸などから出した血液を嘔吐(おうと)すること。吐いた血の色は褐色がかっている。→喀血(かっけつ)

出典:小学館
監修:松村明
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栄養・生化学辞典

吐血
 食道,胃,十二指腸など,上部消化管より出血し,血液を吐くこと.

出典:朝倉書店
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世界大百科事典 第2版

とけつ【吐血 hematemesis】
下血とともに消化管出血の二大症状の一つ。食道,胃および十二指腸からの出血によって,ときに新鮮血,多くはコーヒー残渣様の褐色に沈殿した血液を吐出すること。胃潰瘍,十二指腸潰瘍,出血性胃炎あるいは食道静脈瘤破綻(はたん)がおもな原因である。【草刈 幸次】

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

とけつ【吐血】
スル
上部の消化管から出血した血液を吐くこと。胃潰瘍・胃癌・十二指腸潰瘍・食道静脈瘤破裂などによることが多い。吐いた血液は普通、暗赤色を呈する。 突然-して救急車で運ばれて行った喀血かつけつ

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

吐血
とけつ
食道、胃、十二指腸の上部から出血した血液を嘔吐(おうと)によって吐き出すことをいう。普通、この血液は黒褐色で、吐物はコーヒー残渣(ざんさ)様になっている。吐血は消化性潰瘍(かいよう)(胃・十二指腸潰瘍)からの出血がもっとも多く、びらんまたは胃炎からの出血がこれに次ぐ。肝硬変の末期に発生する食道静脈瘤(りゅう)からの出血は大量のことが多く、予後は悪い。胃癌(がん)からの出血も少なくない。
 吐血の対応としては、出血部位の確認と出血量を推測することである。出血量が多いと輸血が必要である。出血部位の確認には内視鏡検査が行われるが、これを緊急内視鏡という。最初の処置としては、患者を安静にさせておくことである。一般に出血は自然に止血するものであるから、落ち着いてから医師に相談することがたいせつである。また、出血量が多く止血されない場合は、救急的処置が必要となるが、たいせつなことは、吐血した患者にできるだけ不安を与えないことである。[高橋 淳]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

と‐けつ【吐血】
〘名〙 胃や食道など上部消化器からの出血を吐くこと。多くは、コーヒー状の変色した血をはく。→喀血(かっけつ)。〔医心方(984)〕
※談義本・化物判取牒(1755)四「吐血(トケツ)して死す」 〔顔氏家訓‐風操〕

出典:精選版 日本国語大辞典
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六訂版 家庭医学大全科

吐血
とけつ
Hematemesis
(外傷)

 原因としては食道静脈瘤(じょうみゃくりゅう)胃潰瘍(かいよう)十二指腸潰瘍などの病気が一般的です。外傷によって直接的に食道、胃、十二指腸が損傷することで吐血することは、それほど多くありません。むしろ、頭部の外傷や全身的に重症な外傷を負った強いストレスにより、急に胃にびらん・潰瘍が発生して出血が起こり(急性胃粘膜病変)、そのために吐血が起こることが多いと考えられます。

 そのため、重症外傷の患者さんには、腹部に外傷がない場合でも早期に予防的に抗潰瘍薬を投与します。もし病院に到着する前に吐血した場合の応急処置としては、吐血による窒息が起こらないように、吸引などの気道確保が中心になります。また、顔面の外傷患者は、鼻出血や口腔内の出血を飲み込み、それを吐き出すことで大量の吐血をすることがあるので注意が必要です。

 治療は原因にもよりますが、投薬や内視鏡治療を行う場合があります。

出典:法研「六訂版 家庭医学大全科」
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内科学 第10版

吐血(症候学)
【⇨3-2-4)】[吉岡健太郎]

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