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同調行動【どうちょうこうどう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

同調行動
どうちょうこうどう
conforming behaviour
集団規範,慣習,他者の反応に一致するような行動様式であり,広く人間が行う適応の一形態である。社会が安定していればいるほど同調行動が一般的となる。同調行動を最初に実験により検証したのは M.シェリフであり,S.アッシュがさらに状況が明確な場合について実験を試みた。同調行動は課題のいかんに関係なく生じるといってよく,発生させる要因はいくつか考えられるが,個人の側面でみると,(1) 個人的に本来もっている同調性向,(2) 技術を必要とする仕事を行う場合にはそれに関する過去経験,(3) 所属している集団に対する関与の度合い,(4) 他者に依存している度合い,である。集団の側面からみると,(1) その集団へどの程度信頼をおいているか,(2) 集団に対していだいている魅力と,集団のなかでおかれた地位,(3) 私的状況にいるか公的立場にいるか (たとえば,公の意見としては同調行動として表明するが,私的にはそれとは反対の意見をもち正確な判断を行なっている) などである。 F.H.オルポートは集団の標準に合致する行動をとる人々の数と逸脱した行動をとる人々の数を実験的にとらえ,逸脱の度合いに応じて後者の数がJ型カーブを描くことを明らかにした。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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