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吉野川【よしのがわ】

大辞林 第三版

よしのがわ【吉野川】
◇
奈良県、紀伊山地の経ヶ峰付近を水源とする川。和歌山県に入り紀川となり紀淡海峡に注ぐ。長さ81キロメートル。歌枕 -岩波高く行く水のはやくぞ人を思ひそめてし/古今 恋一
四国の中央部を東西に流れる大河。長さ194キロメートル。四国山地の瓶ヶ森に発し、上流部に大歩危おおぼけ・小歩危こぼけの峡谷をつくり、徳島平野を形成して紀伊水道に注ぐ。農業・電力・工業用水に利用される。四国三郎。
徳島県北部、吉野川南岸に位置する市。山川地区は和紙製造で知られる。ミョウガ・ユズ・梅などを栽培。船窪のオンツツジ群落、美郷のホタルおよびその生息地は、国の天然記念物。
枕詞
同音の「よしや」にかかる。 -よしや人こそつらからめはやく言ひてしことは忘れじ/古今 恋五

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デジタル大辞泉

よしの‐がわ〔‐がは〕【吉野川】
紀ノ川上流。奈良県中東部の大台ヶ原に源を発し、北西に流れて吉野町で西に転じ、和歌山へ入って紀ノ川となり紀伊水道へ注ぐ。長さ81キロ。アユ名産
四国中央部を東流する川。石鎚(いしづち)山地の瓶(かめ)ヶ森山に源を発し、四国山地を横切る中流部で大歩危(おおぼけ)小歩危峡谷をつくり、徳島で紀伊水道に注ぐ。長さ194キロ。四国三郎
徳島県中北部、の南岸にある市。平成16年(2004)鴨島(かもじま)町、川島町、山川町、美郷(みさと)村が合併して成立。人口4.4万(2010)。

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世界大百科事典 第2版

よしのがわ【吉野川】
奈良県南東部,大台ヶ原山付近に発して北流し,吉野郡,五条市を西流して和歌山県に流入する川。和歌山県に入ると紀ノ川と呼ばれる。紀ノ川の全長136kmのうち吉野川は約80kmで,流域面積は約780km2。吉野町以西は中央構造線に沿って流れ,川の北は内帯,南は外帯となる。流域には河岸段丘が発達し,とくに右岸には伊勢街道が走り,吉野町上市,下市町下市,五条市などは交通・交易の中心地として発展した。上流部ではV字谷が形成され,川上村大滝付近では甌穴(おうけつ)がみられる。

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よしのがわ【吉野川】
四国の中央部を東流して紀伊水道に注ぐ川。幹川流路延長194kmは四万十(しまんと)川に次いで四国2位,全流域面積3750km2は四国1位で,〈四国三郎〉の異名をもつ。高知県本川村,石鎚山系の瓶ヶ森(かめがもり)(1897m)付近に源を発してはじめは東流する。徳島県に入ると,大歩危(おおぼけ)・小歩危奇勝を含む横谷をつくりながら四国山地を縦断して北流し,池田町付近からは中央構造線に沿って再び東流して徳島平野(吉野川平野)を形成,徳島市北方で紀伊水道に注いでいる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

吉野川
よしのがわ
奈良県中部を貫流する川。全長 81km。大台ヶ原山付近に発し,穿入蛇行しながら北西流し,吉野町付近から中央構造線の谷を西流して和歌山県に入り紀ノ川となる。下市町,五條市付近では上下2段の河岸段丘を形成し,下段水田集落が発達している。上流はアユの生息地,その一帯吉野杉産地林業が行われる。吉野熊野総合開発の一環として上流部に津風呂ダムなどが建設され,発電所が多い。

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吉野川
よしのがわ
四国の中央部を東流する川。通称四国三郎。全長 194km。四国山地の中央部を占める石鎚山脈南斜面に発して東流,高知県徳島県の県境付近で流路を北に変え,四国山地を横切る横谷となり,大歩危・小歩危の峡谷を形成する。銅山川祖谷川支流を合わせて再び東流,四国山地の北縁をなす中央構造線に沿って縦谷を流れ,徳島市紀伊水道に注ぐ。四国第1の長流で,流域は四国4県に及ぶ。上流部では深い峡谷を形成し,多くのダムが建設されて四国の電源地帯になっている。古くから四国の南北を結ぶ交通路として重要な役割を果たしてきた。三好市の池田付近から下流徳島平野で,細長い谷底平野では畑作が中心。河口部の三角州は江戸時代に開発された新田が多く,豊富な水量と地下水に恵まれ,その一部は徳島工業地区を形成している。

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精選版 日本国語大辞典

よしの‐がわ ‥がは【吉野川】
[一] 四国の中央部を東流する川。石鎚山地の瓶ケ森(一八九六メートル)に発し、上流部に大歩危(おおぼけ)・小歩危(こぼけ)の峡谷をつくり、徳島平野を形成して、徳島市で紀伊水道に注ぐ。電力・農業・工業用水に利用される。全長一九四キロメートル。四国三郎。四国二郎。
[二] 紀ノ川上流部を奈良県でいう。大台ケ原山(一六九五メートル)を源とし、吉野町で高見川を合わせ、極端な曲流をなし、宮滝を経る。五條市付近で段丘地形の盆地をつくり、和歌山県にはいり紀ノ川となる。
※万葉(8C後)一・三八「やすみしし 我が大君 神ながら 神さびせすと 芳野川(よしのがは)(たぎ)つ河内に 高殿を 高知りまして」
[三] 徳島県東部の地名。吉野川下流の南岸にある。JR徳島線が通じる。平成一六年(二〇〇四)市制。

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