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史記【しき】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

史記
しき
Shi-ji; Shih-chi
中国最初の正史。中国の歴史書の典型をなす紀伝体の史書。本紀 12巻,世家 30巻,表 10巻,書8巻および列伝 70巻から成る。著者の司馬遷太史令であったため,最初『太史公書』と呼ばれた。黄帝から前漢の武帝までを扱っている通史。この書はまた文学としてもすぐれており,特に列伝においては,さまざまの人間像を余すところなく描き出している。南朝宋の斐いん (はいいん) の『史記集解 (しきしっかい) 』,唐の司馬貞の『史記索隠 (さくいん) 』,張守節の『史記正義』などの注がある。

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デジタル大辞泉

しき【史記】
中国の二十四史の一。黄帝から前漢武帝までの二千数百年にわたる通史。前漢司馬遷撰。本紀12・表10・書8・世家(せいか)30・列伝70の全130巻。紀伝体の祖で、注釈書が多数ある。

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防府市歴史用語集

史記
 中国・前漢[ぜんかん]の時代に司馬遷[しばせん]が書いた中国の歴史書です。当初は『太史公書』と言われていましたが、三国時代[さんごくじだい]以後、『史記』と言うようになりました。

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デジタル大辞泉プラス

史記
横山光輝による漫画作品。中国の歴史書を漫画化。春秋戦国の世を駆け抜けた激しい人間たちの生きざまを描く。『ビッグゴールド』1992年~1997年に連載。小学館ビッグゴールドコミックス全15巻。

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

しき【史記 Shǐ jì】
司馬遷(しばせん)が書いた中国最初の通史。当時の中国を中心として,知られていたかぎりのすべての世界にわたる全歴史過程を総合的,体系的に叙述したもので,当時の中国人から見た最初の世界史といってよい。その構成は,まず有史以来のおもな王朝の編年史を〈本紀(ほんぎ)〉12巻とし,政治史を中心とする歴史過程の大綱を示す。次に,その歴史過程の認識をより正確にするために,系図および年表を10巻の〈表〉に示す。この年表によって諸侯の国々のおもな事件を王朝の編年史に結びつけ,また事件がめまぐるしく起こった時代については,月単位の月表を作った。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

しき【史記】
中国最初の紀伝体の通史。二十四史の一。一三〇巻。前漢の司馬遷著。紀元前91年頃完成。上古の黄帝から前漢の武帝までの歴史を記す。本紀一二巻、表一〇巻、書八巻、世家せいか三〇巻、列伝七〇巻から成る。後世、正史の模範とされた。注釈書に南朝の宋の裴駰はいいんの「史記集解しつかい」、唐の司馬貞の「史記索隠」、唐の張守節の「史記正義」などがある。太史公書。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

史記
しき
中国、前漢の歴史家司馬遷(しばせん)の著。上古の黄帝から前漢の武帝に至るおよそ二千数百年にわたる通史で、歴代王朝の編年史である本紀12巻、年表10巻、部門別の文化史である書8巻、列国史である世家(せいか)30巻と、個人の伝記集である列伝70巻とからなっている。父の司馬談の遺言を受け、紀元前104年前後から編纂(へんさん)に着手し、中途で李陵(りりょう)の事件に連座して宮刑に処せられたが、その屈辱を克服して執筆を続け、前91年ごろにはいちおうの草稿を完成したものと考えられる。それまで中国では、儒教の経典として重きをなした『尚書』『春秋』『詩』『易』『礼』のほか、春秋から戦国時代にかけての思想家の著作である諸子百家が存在し、いずれも専門の学者によって伝承され解釈されてきたが、全部を統一して古代から漢までの歴史を書いたものはなかった。司馬遷はそれぞれの対立する学派の立場を離れて古来の典籍を自在に利用し、加えて、宮廷に残っていた豊富な史料と広い見聞に基づき、本紀、表、書、世家、列伝という独特の諸形式によって総合的に記述することに成功した。司馬遷はこの意味において中国最初の歴史学者であり、中国歴史家の父と称される。とくに彼が創始した本紀、列伝などのように性質の異なった歴史記述の仕方を併存した総合史の形式は紀伝体(きでんたい)とよばれ、班固(はんこ)の『漢書』に受け継がれて、以後の諸王朝の官撰(かんせん)の正史の標準となった。宋(そう)の司馬光の『資治通鑑(しじつがん)』によって完成した編年体と並んで、紀伝体は、中国の歴史記述の基本的形式と考えられてきた。[貝塚茂樹]
『小竹文夫・小竹武夫訳『世界文学大系5A・B 史記』(1962・筑摩書房) ▽貝塚茂樹・川勝義雄訳『世界の名著11 司馬遷』(1968・中央公論社)』

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精選版 日本国語大辞典

し‐き【史記】
[1] 〘名〙
① 歴史を記録したもの。歴史書。
史記抄(1477)一七「孔子の作た春秋は魯一国の史記なり」 〔史記‐太史公自序〕
② (━する) 歴史として書きしるすこと。
米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉二「古今の進歩、之を史記して聞かしむることなく」
[2] 中国の正史。一三〇巻。前漢の司馬遷撰。同褚少孫補。二十四史の第一。黄帝から前漢の武帝に至る紀伝体の史書で、十二本紀(帝紀)・十表・八書・三十世家・七十列伝に分かち記述、漢書をはじめ後世の正史、日本の「日本書紀」などの模範となった。劉宋の裴駰(はいいん)の「史記集解」、唐の司馬貞の「史記索隠」、唐の張守節の「史記正義」、明の凌稚隆の「史記評林」などの注釈書が知られている。太史公書。

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